トランスコスモス・デジタルインタラクティブ事業本部(DI事業本部)では日々AIの活用が進んでおり、現在1,000名以上のメンバーが日常業務に生成AIを活用しています。
今回は、わずか3か月で組織的に生成AIを活用するに至ったプロセスを、以前実施した外部向けセミナーの内容から抜粋してご紹介します!

【9/18 セミナー告知】1,000名以上が実務で活用!生成AIで効果を最大化するWEB・SNS運用の実践法|トランスコスモス株式会社 DI事業本部
生成AI本格導入!「AIファースト」を宣言
2025年3月まで、トランスコスモス社内にはChatGPTベースの対話型AIツールが存在していたものの、現場からは「もっと業務効率化につなげたい」「具体的にどのように活用すればよいか知りたい」といった声があがっていました。
こうした状況を踏まえ、2025年3月に「AIファースト」を正式に宣言。同年5月末には、AI環境の整備を目的に本部所属の全メンバーに対してDifyアカウントを発行しました。

組織に浸透させるための取組み
DI事業本部で具体的におこなった施策は、大きく分けると以下の3つです。
①AI知識を持つ人材を育成する
②インフラ環境を整備する
③組織全体に感動を伝える
特に重要なのは③の「組織全体に感動を伝える」です。「自分にもできるかも」と各自が思ってもらい、自発的に業務に活用することが大事だと定義しました。「AIファースト」の宣言を含んだ事業計画の説明会を各拠点を回って実施した際には、その場で実際にマイクロアプリの制作をおこない、実演してみせました。
例えば人事制度に関する質問に回答してくれる「人事制度bot」。「出張で札幌にいく場合、経費として申請できる旅費の上限は?」と入力すると、社内の人事規定資料の中から情報を検索し答えるアプリです。
この他にも、Replit(※)で制作したWebページ修正指示書作成アプリのデモでは、「AIを使った業務改善・効率化って以外と簡単なのかも?」と感じてもらう伝え方を意識しました。
※Replit(リプリット)とは、ノーコードでアプリ開発ができるクラウドベースの統合開発環境(IDE)。 プログラミング知識がなくても、AIアシスタント「Replit Agent」を使ってアプリを開発することができます。

「マイクロアプリ構想」の立ち上げ
次に業務効率化のために掲げたのが「マイクロアプリ構想」です。これは、業務全体を一括で自動化するのではなく、個々の小さなタスク(=点)に対してAIを活用し、業務負荷を軽減することを目的としています。
従来の自動化では、業務工程を「線」でつなぐ形で設計されることが多く、ひとつの工程に不具合が生じると全体が機能しなくなるリスクがありました。また、AI活用にあたっては高いリテラシーが求められるケースも多く、導入のハードルが高いという課題もあります。
そこで本構想では、まずは目の前の業務にAIを活用してみる「点」のアプローチを推進。加えて、間接部門も含めた全社員がAIを活用する「市民開発」の考え方を導入することで、組織全体でのAI活用を促進しています。

Web制作やSNS運用におけるAI活用事例
続いて職種別のAIツール活用事例をご紹介。デジタルマーケティングの業務ではいろいろな職種・工程があるため、調査フェーズではJasper、コンテンツ企画ではDifyやReplit、デザインではAdobe FireflyやFigmaMakeと、各工程によって最適なAIを使い分ける必要があります。
UIUXフェーズにてFigma Make、開発フェーズにてAWS Kiroを活用するなどして、全体の工程を約50~75%カットすることができた事例もあります。

最後に
DI事業本部では日々マイクロアプリを現場で活用し、品質保持と効率化の同時実現を目指しています。生成AIの活用はすでに多くの業務領域で進展しており、企業間の競争力においても明確な差が生まれつつあります。今後さらにその差は広がっていくことが予想される中で、少しでも多くの企業の課題解決に貢献できるようサポートしていきます。
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