SES契約での客先常駐時はこう立ち回れ! ってのを書いてみた。

SESの話はもりあがるなぁ。 


と言う事で、下記とは一部被る内容ながらも、利点や問題点について細かく書いてみようと思ってみた。

↓以前のフィード。契約を知らずに高稼働している人が多い件。(どちらかと言うと、稼動と法律の話)

https://www.wantedly.com/companies/trash-briefing/post_articles/80280



さて、寺野がこの業界に入ったのはいつだったか・・・。 2006年か2007年くらいだった気がします。
SESと言う言葉も、その辺からだったんじゃないかなあ・・・。

言いづらい事はなんでも横文字にしたがるなこの業界。

と、思った記憶ありますわ。
※類似(プロパー・ビジネスパートナー・アサイン・アライアンス・リソース・B2B・OJT・・・・)



要は、SESとは準委任契約を指している言葉の様です。
しかしながら、違った意味を含んで発言されてるケースも散見されます。

1.派遣契約。  まったくの別物と考えるべきでしょう。派遣先の準社員的なイメージです。
        準委任では、所属会社の一員として契約を遂行します。

2.人のまた貸し この手の話をしょーもなくしてる一因。ただし、卸業的な役割を果たしている面も。


これらをごっちゃにした議論になってしまう事が多い気がして、個人的にはSESと言う言葉自体、全くイケてないと感じる。準委任は準委任(委託でもいいけど)、派遣は派遣。また貸しはまた貸しといって欲しい。




1.まずだいじなこと。

〇契約者は『会社』対『会社』(もしくは対事業主)であって、 『会社』対『労働者』ではない。
現場仕事の大工や設備屋さんと同じく、作業者は自社を代表して契約を遂行しに現場に行ってる。しなくてはいけない事は、自社(+自社経由のBP)メンバー全体の契約金額分のパフォーマンスを契約どおりに発注者に提供する事になる。

〇基本、納品の義務は無い。(契約書に納品物等の記載があれば別)
多くの大工さんらはおそらく請負契約(準委任のケースもある)納期と納品物が決まっており、それに対して責任を負っている。コレに対して準委任は一般的に納品の義務を負わない。
発注者は顧客より請負契約で請けているコトが多い為、発注者側は納期・納品を強く意識する事が多い。
発注者と作業者間ではこういった立場の違いがあると言う事は認識しておく必要がある。


2.労務管理・作業指示は自社サイドが行う。

勝手に契約外の仕事を請けてはいけない
これが、請負・準委任問わずで、客先常駐での立ち回りにおいて、最も重要な事。
請負であれば契約で作るものは決まっている。準委任であれば、単価分の作業量をやれば終わりである。
それ以上の作業を受けてしまうと、追加の売上が発生しない限りは作業分、自社に損失が発生してしまう。清算条件の良し悪しやサービスとして行うかどうかの判断が必要になるが、通常はまず自社に確認すべき事案だろう。 ファールボールを取りに行くかどうかの判断に近い。楽にアウトひとつ取れるのか、逆に取れるけど取らないのか、はたまた怪我の危険があっても取りに行くのか。

〇上記の話に関わることでもあるが、残業や休出を発注者に指示されるのは法律的にNGである。
それをやっていいのは派遣契約(就業条件明示書に記載がある場合)のみ。それ以外の契約形態の場合は、自社に断り無く勝手に休出しないように。 勝手に作業受けまくって勝手に高稼働。挙句に体調崩しましたとか、所属会社から見て差し引きド赤にしかならない行動である。ふつう、そんな事は誰も望んではいない。

自社リーダーすっ飛ばした作業指示は受けるな
自社のリーダーの頭越しに発注者からの作業指示を受けるのはとてもマズイ。リーダーをすっ飛ばされる事により、自社リーダーもメンバーの作業見積もりができなくなり、メンバーがどんな作業を抱えているのかがわからなくなってしまうし、助けることもできなくなってしまう。納期に追われて直接作業者に指示したくなる発注側のSEも多いが、そいつは法律もしくは契約がわかっていない。法的な根拠があるのだから、それを盾に断る必要がある。 請負であれ、準委任であれ、客に言われたからと全て『やります』と返答している人はマジで考えたほうがいい。 フォローに入る周りのメンバーまで巻き込まれてしまう。


3.ヤバイとき

〇撤退調整
そもそも請負・自社サービスではない。 いざとなれば撤退と言う手が取れるのが最大の利点だろう。極論、そのビジネスがどうなったとしても、それによるダメージを直接受ける事はないのだ。過失もなく感謝もされないのに契約の範囲を大きく超えてサービスしてやる必要はほとんどの場合、ない。
しかし発注者側がさほど悪くないケースの場合は、さすがにダメージが少ない様にフォローをしてやるのが常識的な対応ではないかと思う。 プロジェクトの予定や人員計画が見えていれば、相談してプロジェクトにダメージがないように調整しておく事はできる。基本的には現場内でリーダーに相談したほうが早い。営業を使う手もあるが、営業側はプロジェクト内の状況を把握している訳ではなく、ウソをつかれると弱い。(判断材料がない。)どちらかと言うと営業は、この次の強制撤退で活躍する事が多いかも。


〇強制撤退(契約の終了
納期やメンバーのスキルの問題などで発注者側が完全にテンパっている場合は、撤退調整云々が全く受け入れられないことも起こる。 もう完全に発注者側が悪くて、自社側に一ミリのメリットも無いような状態であれば、いよいよ営業サイドの出番となる。交渉不能の状態において活躍するのが、法律である。
※ちなみに法律の話を出すと、100%その取引先との関係はこじれる。シロウト向けではないので、使用時はかならず自社の営業サイドと相談、連携していただきたい。

1.契約を更新しない
契約を更新しない。 契約とは双方の合意を必要とするモノである為、受託者側が『契約を更新しない。』といえば、その契約を更新する術はもう存在しない。準委任の個別契約のほとんどは1~3ヶ月の期間ごとで契約されている。(最近は超長いのもあるらしいが)

2.契約解除
さらに強引な手段。契約の途中解除。基本的に契約と言うものは一方の通告で途中解除できる。
この場合、解除された相手方に損失が発生すると損害賠償請求の対象になると思われるので注意。
また、契約の前提となるスキルがなかったり、受託者側の問題で成果物がゼロの場合などは、そもそも契約不履行の状態なので、売上の請求も出来ないだろうと思われる。
ただし、契約の合意の前提となる情報に虚偽があった場合などは、この限りではないだろう。

3.重大な注意点
上記の撤退調整において営業側が一番困るのが、技術者が現場で『延長する』と言っちゃったパターンである。契約は口頭における合意でも成立するため、会社を代表して参画している委託作業者がOKしちゃったら、その時点で契約更新に合意していると判断されても致し方がない。
その手の気まずい調整は営業に丸投げ。自分はなるべく嫌われたくないと言う意識からだと思うが、その場合の終了できない原因はOkしちゃった本人であって他の誰かではない。
撤退調整対象の技術者本人に撤退意思の有無を確認しにくる発注担当者は多いが、絶対にうかつな事は言わないように。『自分としては残ってもいいんですけど~。会社の判断には逆らえないんで~。いや~。』とかいっときゃOK。




所詮SESと言う話もわかるけれども。

『ちゃんと準委任契約にそって開発をしよう』と言う発注者も存在するし、受託者も存在する。

稼動は作業者側で調整しなくてはいけないし、生産性が低ければ契約を切られる。PCは持ち込みなので、性能高いの持って行けばいい。服装だのは常識の枠内であれば良い。

たとえばこういうニーズ。
※アジャイルをマジでやる場合、請負契約はまったく合わない。
※派遣労働者は派遣先の労働者扱いの為、自社のポリシーや戦略に沿って行動と言う事ができない。

他社がどうだろうが、自分のとこだけはちゃんとやっか。で、いいと思うけどね。
よく知る気もナシにやたらとマウント取りたいだけのひとらはそっとしておけばいい。


〇SESだから休みの調整できない。
〇SESだから有給取れない。

等の意見は『準委任かどうかがぜんぜん関係ねぇだろ』としか・・・(作業場所が何処だろうが管理サイドとの調整は必要だし、むしろ発注者が労務管理できない準委任のほうが休みは取りやすい。)

〇SESだから私服NG

とかは、やってみてから言えと思う。ほとんどの場合、長髪だろうがヒゲ伸ばしてようが、カジュアルな服装だろうがノーネクタイだろうがうちの連中が客から何か言われたことがない。かぶき者のような風体で参画したら別かもしれんが、おそらくそれは契約形態以前の問題だろう。ちなみに私もうっかりド私服でSIerに行った事があって、なかなか浮いてて恥ずかしかった。もうやらない。

〇SESだからスキル伸びない

こういう人は高スキルのフリーランスとは会った事がないのかもしれない。納品リスクを考えずに仕事を選び、受注できるので、チャレンジングな技術や作業内容であっても低リスクで経験できてしまう。
受託メインの会社であっても、定期的に外の案件で新技術を経験して来る事をオススメする。
技術者個々のセンスによっても変わる話だが、プロジェクトはなるべく小さく、なるべく新規で、必ずプログラムを含むのであれば、契約に関わらずスキルは伸びる。本質的に契約とスキルって関係あるわけがなく、会社の方針やビジネスのほうが重要。まあ準委任のほうがリスクを考えずに済む分だけ、経験しやすいとは言えるが。



こういう人は注意!

他人と調整ごとをする気がまったくないって人だけは、常駐系はやめとけ。ろくなことにならんとおもうぞ。自社でPGで一生食えるところにいくべき。それも歳取ったらPMとかPMOにされたりしないところ。じゃないとマジで体調崩すぞ。どういうとこかイメージ湧かんけど

ちな、コミュ障でも出来るようになりたいという意思がある人は、2~3年もやれば、本職の営業には勝てないながらも身につく。 立ち回りミスっても撤退で人間関係キャンセルできるのがなにしろ大きい。ホウレンソウできてれば、そうそう険悪な事にはならんもんだけどね。

調整能力がある、得たいと言う人は、常駐系はオイシイ。なにしろ決済権や予算握ってるのがすぐそこに居る。マネジメントが好きならPMOの適正もあるかもよ。


ガチの営業出身SEなんかが、ガリガリ現場広げてたり、たまにするね。

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