【CEO Message #16】マネジメントの極意
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筆者:松本 直樹(代表取締役社長)
皆さん、お疲れ様です。
タイトルにある「マネジメント」、このコーナーでもよく出てくる言葉ですし、各自の現場やビジネス書、キャリアやスキルといった書籍などでも頻繁に目にする言葉だと思います。
日本語で言うと「管理」になるかと思いますが、具体的に何をするのかというと割と曖昧だったりします。
「○○管理」というと「予算管理」「品質管理」「進捗管理」「課題管理」・・・などたくさんの言葉があり、それぞれでやることは違いますし、考えるべき内容も異なったりします。
全てを把握するにはそれなりの経験がやはり必要です。
しかしながらこのマネジメント全体で統一的に言えることもあります。
それを覚えておけば、どんな現場のどんな管理にも応用できるので皆さんもぜひ活用して欲しいと思います。
中でも私が重要だと思うのは「ハッキリすること」と「当たり前のことを、当たり前に、ちゃんとやること」です。
前者の「ハッキリすること」とはすなわち「明確にすること」、もっと言えば「事象を正確に認識できる状態にすること」です。
知らないこと、分からないこと、曖昧なことを排除し、全てを同じ指標と価値観で測れるようにできれば物事に対する判断は一貫性が生まれ、仮に誤りがあったとしても「それを正せば良い」という状態を作り出すことができます。
後者はもうそのままですが、前者により把握された状態に対して、「当たり前のことを」=突飛な発想や魔法は必要なく、普通のことを。間違ったものは修正する、やるべきことをやる等当然の判断。
「当たり前に」=早すぎず、遅すぎず、適切な規模や手段、考え方で。
「ちゃんとやる」=確実に行う。doする。
というお話です。
どうでしょうか。決して難しい話ではないように見えませんか?
もちろん実際はここにシガラミや環境、体調や人間関係など様々な不確定要素が入ってきますがそれらに対しても同じことです。
逆にずっと解決しない問題があったり、致命的な失敗をしてしまったようなときは、必ず↑の何かが不足していると思います。
年度も変わって、4月から皆さんも周りにもいろいろな変化があると思います。
そんなときは本稿の話を思い出し、前進するためには自分と周囲に何が必要か考えてみてくださいね。