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【Social】地域に元気を取り戻す「選択の力」-Power of Choice project が生まれたワケ

TBbaseより転載

2021年末、トラストバンクは私たち一人ひとりの「選択」を地域の「力」に変えたいという想いから、ふるさとチョイスで「Power of Choice project」を行いました。

プロジェクトのエントリーは12月末で終了しましたが、トラストバンクは2022年度もコロナ禍で挑戦する地域の人々を支えるという「チョイス」を続けていきます。

ふるさとチョイス事業本部・マーケティング戦略ユニットの千葉さん、佐藤さん、坂本さんに、プロジェクトの振り返りインタビューをしました。

ーーどのような流れでプロジェクトを立ち上げましたか

千葉:新型コロナウイルスで打撃を受けた事業者さんへの支援は、2020年3月の「コロナ被害事業者支援」ページの立ち上げに始まり、今まで一貫して行ってきました。

立ち上げた当初は小学校が一斉休校になった時期で、給食の牛乳や卒業式で使う花が大量に余るなどの問題に直面していました。そこで、余った商品をふるさと納税のお礼の品にすることで、事業者さんの売上の落ち込みやフードロスを防ぐ取り組みを行いました。


(新型コロナウイルス被害事業者向け支援プロジェクト / ふるさとチョイスHPより)

しかし新型コロナが長引く中、「売り上げが落ちたものをお礼の品にする」という支援に加えて、他にも何かできないかと考えるようになりました。

以前の経営状態に戻れる保証がどこにもない以上、事業者さんがウィズコロナ/ポストコロナ時代でも事業を継続していくために必要な変化や挑戦を応援すべきではないか。そう考えました。

地域の事業者さんが作るお礼の品があるからこそ、ふるさとチョイスは多くの寄付者さんに利用していただいています。つまり、事業者さんを支援するのはプラットフォーマーとしての責任です。

また、寄付者さんも事業者さんが作るお礼の品を楽しみにしています。年末という時期だからこそ、今回の取り組みはたくさんの寄付者さんを巻き込む大きなプロジェクトにしたい。

467自治体も賛同してくれたため、自治体側も巻き込み地域に元気を取り戻すためのチャレンジをしたい。それがプロジェクトを行った理由です。

ーー「Power of Choice」というプロジェクト名はどのようにして思いつきましたか

坂本:企画がある程度固まった段階でプロジェクト名を決めようと、ミーティングを繰り返しました。メンバーと頭を振り絞りアイデアを何個も出すなかで、「Power of Choice」という名前を提案したんです。


(Power of Choice projectのページ / ふるさとチョイスHPより)

僕は4月に入社したのですが、入社前も入社後もトラストバンクを創り上げた人々の力や、地域のために本気で頑張る人々の力は本当に大きいなと感じていました。この気持ちは僕が入社するきっかけにもなりました。

メンバーが正しくふるさと納税の意義を伝えようとする真剣な姿とその力から、まず「Power」という言葉が頭に浮かびました。その「Power」は寄付者のみなさんがプロジェクトに参加するという「選択=Choice」をすることでも生まれる。ふるさとチョイスを選択することの力を信じてほしい。そんな想いから、「Power of Choice」と名付けました。

ーーキャラクターアーティストのTAROUTさんとのキャラクター開発はいかがでしたか

千葉:TAROUTさんはしいたけ占いなどのキャラクターを作っている方で、かわいらしく親しみやすいイラストのタッチが印象的でした。そのため、ふるさとチョイスでも是非イラストを書いてもらいたいと思いました。

「ふるさとチョイスでキャラクターを作ってほしい」という漠然としたお願いをしましたが、TAROUTさんはふるさとチョイスを深く知ろうとしてくれました。どんなキャラクターがふるさとチョイスにふさわしいか、なぜ47都道府県のキャラクターに変身するのかなども考えてくれた結果、チョイタくんが生まれました。


(47都道府県分、47種類の「ふるさと」に化けた「チョイタ」)

チョイタくんは、日本のふるさとをイメージして作られた「たぬき」のキャラクターです。たぬきなので、全国各地の「ふるさと」に化けることができます。

ーーNFTアートを寄付者へのお礼に決めた理由はなんでしたか

千葉:NFTアートの特徴は、一人ひとりに唯一無二のものを提供できるという点です。イメージとしては、赤い羽根募金のようなものです。

赤い羽根を持っていることが、「寄付に賛同した証」になる。そのような形で、プロジェクトで一緒に事業者さんを支援した一人ひとりに参加の証明書を発行したかったんです。だからこそ、NFTアートという形で渡すことに意味があると思いました。

ーープロジェクトを作る中で苦労したことや、それを乗り越えて感じたやりがいを教えてください

佐藤:エントリー期間は2021年12月31日で終わりましたが、プロジェクト自体はレポーティングも含めて1年以上の活動期間を見据えたものです。ふるさとチョイスとしての長期的な取り組みにしようと最初に話した時、正直「やりきることができるか」という不安はありました。

ただその中で、覚悟を求められるプロジェクトだからこそチームメンバーが「これはやるしかない」と心を一つにできたのが良かったです。そのためタイトなスケジュールでも無事開始を迎えられました。


(左上から反時計回りに坂本さん、千葉さん、佐藤さん、広報渉外部の宗形さん、筆者)

苦しかった点は、社内全体を巻き込む必要がありながら、初めての取り組みも多々あったところです。昨年は部署内で完結できることが多かったのですが、今回は早いうちからGCFブランドチームなど他部署との連携や外部の協力が必要でした。広告などPRを通してプロジェクトを知ってもらいたいという想いもありました。

そのため、コミュニケーションの取り方やプロジェクトの進め方で悩むことがありました。ですが皆さんに積極的に参加してもらったことで、幸いプロジェクトを円滑に進められました。

坂本:一番大変だったのは、プロジェクトが非常に入り組んでいたことでした。
▽ふるさと納税による寄付
▽Power of Choice projectの支援金からの寄付
▽NFTアートが二次流通した場合の寄付
という3つの寄付が重なり合っているからです。

周囲に説明するのは大変でしたが、すべてに意義があると信じて突き進みました。そこには難しさと同時に面白さがありましたね。また、社内外のものすごい数の人々を巻き込まなければならないので、タスクが絶対に遅れないよう「どうにかしてやる」しかないんです。

自分でもタスクを実行しつつ、とにかく周囲を巻き込もうと尽力しました。人としても成長できた機会でしたね。

千葉:ちなみに今タスクの数を数えたところ、立ち上げまでに896タスクありました(笑)ゼロから模索しなければならないことや関係者の人数の多さもあり、タスク量は多かったですね。それでも意味のあることなので、懸命にやり切りました。

ーー最後に、プロジェクトを通して実現したいことをお聞かせください

坂本:向こう1年かけて事業者さんを支援するプロジェクトと言いましたが、輪を大きくして10年先も「Power of Choice project vol.10」ができるよう、今回の第1弾を成功させたいです。新型コロナのような有事の際にふるさとチョイスとして何ができるかを考え、プロジェクトをより大きくしていきたいです。

佐藤:ふるさと納税が最も活発となる12月にプロジェクトを行ったのは、意義深いことだと思います。あえてこの時期に発表したのは、ある意味トラストバンクの決意表明ではないでしょうか。より多くの人に関心を持ってもらえるよう、引き続きメンバーと頑張りたいです。

千葉:年末はポイント還元率が非常に高まる時期なので、どうしてもそこに目が行ってしまうのは仕方のないことかもしれません。ですが僕たちとしては、このプロジェクトを「地域のためになるふるさと納税」を意識してもらうきっかけにしたいです。

年末は終着点ではなくむしろその先の方が大事です。皆さんと一緒に募った支援金を活用し、地域の新たな取り組みが生まれていく過程をわくわくした気持ちで発信できればと思います。楽しみにしていてください!

<関連ページ>
・ふるさとチョイスサイト「Power of Choice project
・プレスリリース「ふるさとチョイスのオリジナルキャラクター「チョイタ」、47都道府県47種類すべてのバージョンを一斉公開」(2021.12.09)
・プレスリリース「ふるさとチョイス、ふるさと納税を通じた地域事業者への支援活動を広めるため、 NFTアートを「支援の証し」として配布」(2021.11.24)
・プレスリリース「ふるさとチョイス、「地域事業者・生産者支援に関する宣言」および「Power of Choice project」において、約400自治体が賛同」(2021.11.24)
・プレスリリース「ふるさとチョイス、新型コロナで影響受けた地域の事業者や生産者支援を強化ウィズ・ポストコロナに向けた挑戦を応援する「Power of Choice project」を開始」(2021.11.24)
・TB base「年末時期に「ふるさと納税=地域への応援」を広げるーーPower of Choice projectを開始」(2021.12.27)

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