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テレビCMのその先を見せる!視聴者の本当の感情を繋げるカスタマーサクセスチーム(前編)

はじめまして。REVISIO株式会社のビジネス本部担当役員、東野と申します。この度は、弊社カスタマーサクセスチームのメンバー2名の紹介や取り組んでいる内容についてご紹介し、弊社の事業内容についてより深くご理解いただければと思い、インタビューを行いました。よろしくお願いします。

カスタマーサクセスチームで働く2人のプロフィールをご紹介

【カスタマーサクセスマネージャー 武田 伊正さん】

幼少期からのテレビへの憧れ、地元への愛。そして社会工学に興味を持ちそれが仕事に繋がった。データを通じてローカル放送局時代のような視聴者とのつながりを再現したい!

東野:
はじめに、武田さんとREVISIOに入社した背景・想いについてお聞かせいただけますか?

武田:
私は、これまでは地上波ローカル放送局と全国BS放送局で主に番組制作や編成戦略を行ってきました。特に最初に所属していた放送局が地元の放送局だったこともあり、テレビ放送を通して視聴者にとって有益な情報を届けたい、視聴者に喜んでもらいたいという思いを強く持っていました。その手段のひとつとして、よりよい番組を作るための視聴データ分析を行ってきましたが、その時に出会ったのがREVISIO(当時はTVISION INSIGHTS)のデータでした。画面を見ているかどうかを識別して視聴者の関心を把握するというシステムは画期的で、その一次データを使って様々な切り口の分析をすることができる、その延長として視聴者をより理解し、視聴者により喜んでもらうことができる、という部分に興味を惹かれREVISIOに入社しました。また、編成戦略部門でマーケティングにも携わっていたため、カスタマーサクセスという立場で数多くの企業のマーケターと接することで自身も成長できるという点も入社におけるポイントの一つでした。

東野:
ありがとうございます。だいぶいろんなソリューションを作ってくださいましたね。でもまだ入社してまだ2年経っていないのですよね。ちなみにその放送に携わりたいって思い始めたいつ頃からですか?

武田:
子どものころからスポーツ中継が好きで、実況アナウンサーがさまざまな言葉を使って盛り上げているのがとても面白かったです。視聴者を喜ばせるためには、実況アナウンサーがどのようにワードを選んでいるか、そのテクニックが興味深かったです。

中学卒業後は工業高等専門学校に進学し、エンジニアになりたいと思っていました。同時に地元で就職したいという思いもあったのですが、秋田は工業地帯ではないため、就職が難しい状況を知ることになりました。そこで、もう少し一般的な仕事、最終的には秋田に戻れるといいなと思って、大学に進学し、社会工学を学びました。社会工学では、数字で処理することで社会の事象を理解しようとするものです。現在でいうマーケティングに近いアプローチです。 そして最終的には大学卒業のタイミングと、地元で働きたいという思いと、幼少期の夢が全部リンクして、地元の放送局に就職することができました。

さらに、この放送局は高校野球が強いテレビ朝日系列、朝日放送系列だったため、高校野球の中継を担当することになりました。毎年夏は、朝から晩まで野球中継三昧の毎日でした。

東野:
素晴らしいですね!幼少期からの趣味や地元への愛、そして社会工学に興味を持ち、それが仕事に繋がったということですね。とても素晴らしいキャリアパスですね。

武田:
そうですね、ありがとうございます。それにやっぱりローカル局では、放送すると次の日に「あぁあれ見たよ!」って言ってもらえたり、昨日テレビ出てたよねみたいなリアクションがすごくあって、それが面白いです。東京にいると、BS放送局で働いていた時もそうですけど、視聴者の顔ってちょっと遠いんですけど、それを繋ぐのがデータみたいなところがあるので、そういった部分に着目することが役に立つんじゃないかなと思ってます。

東野:
!!!。ありがとうございます。「それを繋ぐのがデータ」・・それはまさしく私たちのデータのことですよね。今日こうして武田さんと一緒に働き、そして幼少期のお話が聞けたのも、私たちデータのおかげなんですね(感動)

【シニアカスタマーサクセス/Telescopeプロダクトオーナー 福島 江里奈さん】

ファッション、数字、コンサルタントを経て出会った、毎秒注視データに感動。憧れたのは、チームワークと切磋琢磨できる環境!

東野:
それでは、次は福島さん、自己紹介とREVISIOに入社した思いをお願いします。
福島さんには以前も入社エントリーを書いてくださっていましたのでこちらもご覧いただけたらと思います。

福島:
はい。最初の会社では、アパレルECサイトのウェブマーケティングとUIの改善に取り組んでいました。元々ファッションが好きだったことから入社したので、インテリアやファッションの雑誌を作りたかったのですが、EC事業部に配属されてしまいました。そして、ECモールを立ち上げるプロジェクトがあり、ウェブマーケティングやサイト作成などに携わって1年半ほど経ちました。その後、モールの事業が撤退となり社内異動がきっかけで転職をしました。

2社目は総合広告会社のグループ会社です。私が担当したのは大手求人サイトの収支管理です。全然異なる職種となったのですが、当時もっと数字に強くなりたいという思いがありましたので、もってこいの仕事でした。例えば、広告製作費用や労務費など原価分析のためにAccesを使って月何十万件のデータを分析したり、エクセルでクエリーやグラフを作ったりということをひたすらやっていました。その頃の経験は、今の仕事にも非常にいかせています。

3社目は、いまとおなじマーケティングコンサルタントをしていました。少数精鋭の会社だったため、大変鍛えられました。私はマーケティングコンサルタントとして、デプスインタビュー調査を行い、会議室に招待してアプリやウェブサイトを見てもらい、どこでつまずいているかを調べたり、また、ショッピングモールの回遊調査を行い、実際の店舗や位置情報データを使用して、銀座有楽町周辺の人々の動向を調べたりしました。調査には消費者目線のアンケート調査が多かったため、そこに興味を持って取り組みました。また、ここでシステム開発も行っていたため、その経験が現在のTelescopeに生かされているのかもしれません。

東野:
聞いてみると、1・2社目の経験がとても活かせる仕事だったように感じました。そして、当社でも活躍してくれていますね。

福島:
REVISIOに入社した理由は、毎秒の注視データに感動したからです。当時、あるCMの毎秒データを見て感動したことを思い出します。嘘のないデータが魅力的であり、社員数が少なかったため、チームで何かを成し遂げるという体験をしたかったと考え、入社しました。また、一人で作業することが多かったため、チームで協力して仕事をすることに憧れがあり、いまはそれも実現できています。

東野:
ありがとうございます。次に、二人から会社の紹介と共に、事業領域や提供するサービスの紹介をお願いできますか?

武田:
入社当時は、「テレビ放送におけるデータ会社」という印象で入社しましたが、入社から2年の間に事業領域は大きく広がり、放送だけでなくコネクテッドTVなどテレビデバイスにおけるデジタル配信の視聴データや、データだけでなくそのデータを用いて実際に広告枠のバイイングやCMクリエイティブ制作など行うなど、広告会社としての事業も行っています。ダイナミックに成長しているなと実感します。

福島:
当社の事業は、まずクライアントの意思決定を支援するために、オリジナリティの高いデータを使用することです。そして、単にデータを販売するのではなく、クライアントがどのように扱えるかを共に考え、課題を解決することまでサポートするところにこだわっています。 私の場合、ワークショップを通じて社内のディスカッションを活性化させてクリエイティブの企画を深めていくサポートをさせていただいていますが、普通、SaaSのサービスでここまでやれる会社はないと思います。だからこそお客様から信頼を頂いていると感じています。

そういった取り組みも、やりたいことを全力でやらせてくれる当社のカルチャーならではと思います。そして、お客様の課題を解決するために必要なことに応じて、事業を柔軟に変えていくことができるというのが、私たちの強みの一つだと思います。

REVISIOはどんな会社ですか?

東野:
REVISIOってどんな会社でしょうか??二人の視点で良いところと、まだ伸びしろあるなと思う部分をそれぞれ是非教えてください。

武田:
そうですね、今までの社会人生活と比較して、スタートアップだからというのもあると思うんですけど、スピードとパワーとダイナミックさを感じます。事業拡大のスピードもそうですし、何かに取り組む時のスクラム組んでいる感じもあります。パワー感もそうですけど、そういったところは凄く感じるなと思います。

入社した時にコロナ禍で、半年くらい一回も出社しないみたいな状態が続いていたんですけど、そんな中でもデジタルツールを使って結構密にスピーディにコミュニケーションを取っているっていうのはすごく、今までいた会社と比べると衝撃的でした笑。放送業界ってアナログ感が強く、スピード感が余り無いケースが多いので、余計感じたのかもしれません。そういった点が特徴だなと思っています。

福島:
そうですね。結構ダイナミックに近いんですけど、個人の裁量が大きくて。やった方がいいことはどんどん進められるのは良いなって思っています。

東野:
こっからちょっと是非課題に感じることも…笑

福島:
笑。入社した当初は人数が少なく、こうしたらいいと提案したら翌週には形になるようなプロジェクトが多かったのですが、今は課題が増え優先順位をつけなくてはならないというタイミングだと思います。遠慮しすぎていると見られてしまうかもしれません。自分の優先度を決めるために既存のものを壊す必要があるのか迷ってしまいますが、そこよりも絶対的に優先度が高いものがあるときは、自信を持って推し進めることが必要です。
自分自身ももっとプロジェクトマネジメントのスキルを磨いていきたいと思います。

東野:
そうですね。個人に裁量を任せた結果、ちょっとした問題が積み重なってきています。製品やサービスが増えるにつれて、個人の意思決定だけでは全体的な優先順位を決めることが困難になってきたため、体制を変えて誰かに意思決定を集約する必要があります。時には壊さなければ新しいことを始められないこともあると思うので、そのような決定を行う準備を行っています。

福島:
まさにそんなことが出来ればなぁと思っております。

視聴者の本当の気持ちを伝える!REVISIOのクリエイティブデータ

https://revisio.co.jp/blog/psqWHOuC

クリエイティブをデータドリブンで考える難しさ。 広告主、クリエイター、データ提供者が求めるものが異なる中で最も大切なことを妥協せずに形にする。

東野:
それでは、二人は最近クリエイティブ領域の案件を多く担当していますので、REVISIOのクリエイティブデータについて話してもらうことで、弊社のデータの特徴をご紹介できればと思います。

武田:
REVISIOのデータは、調査に協力いただいている視聴者がテレビ画面に目を向けているかどうかを1秒ごとに識別できるので、CMやテレビ番組のどのシーンに興味を持っているかを把握することができます。話題になっているワードが発せられると多くの人が画面を見る、といった当たり前に思っているようなことが可視化されたり、思いもよらないような部分で注視度合いが上がっていて、よくよく調べてみたらその理由が納得できるようなものだったり。クリエイティブを作っていた立場からすると、自分の経験の裏付けになったり、新たな発見があったり。視聴者を理解して視聴者に届くクリエイティブを作るために有効なデータだと考えています。

福島: そうですね。しかも、私たちの最大の強みは、一般家庭のリビングルームにセンサーを置いてデータを収集していることです。視聴者が自宅のリビングルームにいる状態で、CMがどのように見られているかという無意識のデータが、最も重要だと思います。

番組の合間に流れるCMは、見たくない方も少なくないと思いますが、そんな厳しい条件下でもどんどん注視度が高まっていくCMがあるので、これこそが今を生きる日本人の「感性」に一番近いんだろうな~とおもいます。

あるお客様は新興国では、機能を激推ししたCMのほうが効果が大きかったけど、同じように日本でやっても、日本ではそんなの当たり前すぎて刺さらなかったとか。それで、見られているCMのデータをいくつか見てもらったら、日本は「やさしさ」や「ユーモア」の要素やリアリティが大事なんだねと気付いていただいたときは、とてもやりがいを感じました。

15秒間という短い時間で、そのCMに振り向いてもらい、嫌いになられないようなCMを作るのは、非常に難しいと思いますが、それをデータドリブンで検証できるというのが、非常に面白いなと思っています。私たちのデータは効果の検証をするためのデータだけでなく、視聴者の気持ちをつかめるデータとして使ってもらえるのが一番いい使い方だと思います

東野:
そうですね。自然な状態での、視聴者の視点がわかるのは、弊社ならではですね。
それでは、もうちょっと踏み込んで、実際に武田さんとか福島さんのいろんな案件に携わっていると思うんですけど、その中でも印象的だった案件について教えていただけますか?

武田:
これまでは、CMクリエイティブを制作したり改善するためのデータの提供が中心でしたが、最近は実際にCM制作会社と協力して直接制作に関わっています。例えば2022年の年末から放送されているCMでは、企画の段階から注視要素を意識した制作を行いました。我々が注視獲得のためのポイントを伝えさせていただいた後、プロデューサーやクリエイティブディレクターがそれを具体的でオリジナリティある形にして、CMを完成させました。CMのデータが放送後に集計され、狙った通りの注視状態を生み出していることを確認したとき、ホッとするとともに、とても気持ちよい気分になりました。これまではデータを提供する第三者的な立場でしたが、実際にCMの制作に直接かかわることで、新しい視点が身についたとも感じます。

東野:
この話だけ聞くととてもすんなり行ったように聞こえるんですけど、この過程の中でこの部分のところが凄い難しかったなみたいなのはありますか?

武田:
各立場によって求めるものが異なるため、広告主、データ提供者、そしてクリエイターのベクトルが必ずしも一致するわけではありません。私たちはそれぞれの立場から見て、最も大切なことを妥協せずに形にすることがポイントです。クリエイターは斬新な作品を作りたいと考えますが、広告主は伝えたいことや言わなければならないことがあります。妥協するのではなく、これらの要素を最大限に調和させなければなりません。このため、捨てる必要のあるものが出てくる場合があります。良い意味でそれらを捨て、調和させることが重要ですが、同時に難しい課題でもあります

東野:
具体的にその捨てたものって言語化できますか?注視を獲得するための要素はたくさんあります。しかし、全てを取り入れることはできません。また、広告主の要望に沿わない要素もあります。例えば、絶対に注視を獲得できる要素でも、広告主にとっては望ましくない場合があります。そのような場合には、それを取り除くことが必要です。

東野:
それは、双方がコミュニケーションを経てやっと捨てるものが選べるということですかね?どっちかだけだとやっぱり選べないですもんね。

武田:
そうですね。選べない時には、どこまでできるかどうかを見極める必要があります。そんなとき、お客様の窓口であるアカウントエグゼクティブ(セールスチーム)がコミュニケーションを取り続け、ここまでできる、入れるといったポイントを正確に見つけてくれ、良いチームワークができたと思います。最終的には、すべての人が同じ方向に向かっていく必要があります。

東野さん:
ありがとうございます。いままでデータ提供だけだった弊社が、創造的で軟らかい要素が多いクリエイティブも行い、広告主や広告会社・制作会社の視座も持てるようになったのは、私たちの大きな進化ですね。

後編はこちらです

後編では、弊社のクリエイティブデータで、実際にお客様のどのような課題を解決できているのかをご紹介いたします。
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