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【スタッフインタビュー】三足の草鞋を履きながら、副業で教育プログラムのファシリーテーターとして活躍!

こんにちは、very50で採用を担当している中嶋です。

very50の教育プログラムを導入している高校では、”毎週〇曜日のx時間目はvery50の授業”という形で高校から1年間週1回の授業を受託し、加えて1年間の集大成として、修学旅行で超実践的なプロジェクト型研修旅行を実施していきます。

very50では、この教育プログラムの運営メンバーとして、very50のフルタイムスタッフだけではなく、普段はvery50以外のところで活動しながら、その経験を活かしてvery50でも副業メンバーとして活動してくれる人材を、積極的に巻き込んで教育プログラムを運営しています。

今回のスタッフインタビューでは、very50とは別のNPO法人の理事や大学院生としても活動しながら、今年の4月より週2でvery50の教育プログラムのファシリーテーターとして活躍している河村勇希さんにvery50参画の背景や、業務についてお話を聞いていきます。


ライフワークである「ファシリーテーション」の、実践の場としてのvery50

-- まずは、簡単な自己紹介をお願いいたします!

河村 : はい。高校卒業後は、福岡の大学に通いながら焼鳥屋のバイトにのめり込んでいた普通の大学生だったのですが、20歳の時にもともと興味のあった「パフォーミングアーツ×教育」を学問として本格的に学びたいと思い、カリフォルニアにあるThe Young Americans Performing Arts Collegeに入学しました。そこでは、パフォーミングアーツを通した人間力養成の理論を学びつつ、歌・ダンス・インプロを通したショーを世界中の子どもたちと創りあげるワークショップを、15か国以上の国を渡り歩きながら実施していました。帰国後も、表現力や創造力などの非認知スキルを育成する「表現教育」をテーマに、大学教員や青山学院大学ワークショップデザイナー育成プログラムの受講などを経験し、現在はvery50で週2日活動しつつ、大学院生として東京都市大学院でコミュニティの研究をしながら、「100人100日ミュージカル」というプログラムを通して多様な価値観を認め合える社会の実現を目指すNPO法人コモンビートの理事兼研究室室長、また依頼ベースで会社の人材研修のファシリテーターなどを行っています。

-- very50以外の活動だけで既にとても忙しそうですね...w。そんな中、なぜvery50に参画しようと思ったのですか?

河村 : 元々は、ここまでの人生の生業となっているファシリテーターとしての幅を広げたいと思い、Wantedlyで「ファシリテーション」とキーワードに検索していて、very50の募集を見つけたのがきっかけでした。最初に面接で話を聞いた際には、これまでvery50以外の場における実践と研究を通して得たファシリテーションに関する知識を、very50のプログラム運営にてこれまで以上に幅広く実践的に活用し、またvery50の活動を通して得た新たな経験を研究に活かすという形で、本業とvery50での業務を行き来しながら理論と実践のサイクルを回すことができるので、そういう意味でも今の自分にぴったりのポジションなのではないかと思いました。他の活動とシナジーが生まれる場として、very50を活用できる点でとてもワクワクしたのを覚えています。

またその後の面談の中では、「very50はNPOだけれども事業として稼ぐことにこだわって活動している」「教育事業をやっているけれども、very50で現状の教育に興味がある人は一人もいない」など、他のNPO/スタートアップ、教育系の組織とも一線を画した、独特の哲学を持っていることがとてもおもしろそうだなと思って参画することしました。


教える - 教わるの関係ではなく、ファシリテーターの人生をぶつけるユニークな教育プログラム

-- very50において、河村さんはどのような業務を担っているのでしょうか。

河村 : very50は全国のさまざまな高校で授業を実施しており、スタッフが手分けして学校ごとに担当を割り振りしているのですが、私は関西の高校を一つ担当し、その学校の生徒に合わせたカリキュラムの設計、授業のファシリテーションや、学校の先生との連携等プログラム運営に必要なことを幅広くを担当しています。

-- 副業ながら、かなり重要な役割を担っているのですね...! 実際に働いてみて率直に思ったことを教えてください。

河村 : 一番強く感じるのは、very50のプログラムは他の教育プログラムとは全然違ったユニークなものであることの面白さです。

一般的に使われる「教育」という言葉は、"教える側 = 先生"と"教わる側 = 生徒"という関係の中で、先生が持っている知識やスキルを生徒に伝えるという活動を指すことが多いと思います。しかし、very50が高校生向けのプログラムの中で伝えようとしていることは、細かい知識やスキルではなく「自分が経験したことのない新しいことにたくさん挑戦することで、自分自身のことをもっと知りながら人生を切り開いて、イキイキと生きていこうよ!」という、人生に対するスタンスです。これは、教室で毎日その重要性を語り続ける、など、ただの教える-教わるの関係の中では、なかなか伝わりきりません。「俺たちもいろんなことに挑戦しながら生きていてめっちゃ楽しいよ。だからみんなも一緒に挑戦してみようよ!」と、まずは教壇に立つスタッフ自身がイキイキとした人生を過ごし、その人生を生徒にぶつけながら、生徒の挑戦に併走するくらいじゃないと、生徒が実際に「挑戦してみよう!」と思って行動を起こしてくれるところまではなかなか到達できないのです。

この、教える - 教わるの関係ではなく、高校生に伝えたいことをスタッフ自身も日々実践し、その背中を見せることで伝えるという独特のスタイルは、もともと教育畑ではなく、ビジネスや国際協力など、別のフィールドで活躍しているメンバーが多いからこそできる、very50のユニークさだと感じています。


very50での活動だから生まれる、他の活動とのシナジー

-- まさに河村さんの生き方をそのまま教室で伝えているという感じですね!さて、very50に参画する時に期待していた、大学の研究やその他の活動に対する影響・相乗効果は実際に働いてみてどうでしょうか?

河村 : 一番大きな変化としては、ワークショップデザイナーとしての幅が増したことが、本業にも大きな影響をもたらしているなと思います。もともとダンスや演劇を基軸にした教育プログラムをこれまでデザインしてきていたので、普段だったら「じゃあ歌うか、踊るか、インプロするか、対話するか」みたいな武器しか持ってなかったのですが、veryの活動を通して「こんなツールをぶつけるといいんじゃないか」というようなワークショップ企画の引き出しの幅が広がったと感じています。

あと、高校生・大学生など未来を担う人材と実際に対面で活動することで、「自分はやはり次世代の人々が今後を生きていく中での何らかのきっかけを生み出したいんだ」と改めて自分のやりたいことを再認識するきっかけになりました。

また、very50ではチームで健全にぶつかりながらプログラムを作っていくのですが、メンバーそれぞれがいい意味ですごく変わっていて、ぶつかる過程の中で、スキル面以外も含めた価値観や考え方の面でとても刺激を受けることができます。

-- シナジーが他の活動も忙しい中で、very50と他の活動の両立方法・時間管理などで工夫していることはありますか。

河村 : 曜日ごとに区切ることを意識しています。月曜日はvery50と決めたらvery50の活動に集中する、火曜日は大学院の研究、などです。またvery50ではリモートで仕事をすることなどもできるのですが、週に1度は必ずオフィスに来て、メンバーと触れながら仕事をするのは、他の活動との切り替えをしっかりやるという意味でも、とっても良い思考の整理になります。またvry50側が、働く時間などは土日も含めてかなりフレキシブルに調整してくれるので、本業との並行がとてもしやすいです。

-- 各曜日ごとの切り替えが重要なのですね。最後にvery50への参画を検討している方にアドバイスをお願いします。

河村 : これまでファシリテーションを理論的に学んだことがある方や、どこかでファシリテーターとして活躍したことがある人にとっては、他にはない格好の実践の場になるのではないかと思います。また一方で、very50のプログラムはキャリア教育的な側面がとても強く、本当に自分自身のキャリアについても考えさせられる場面が多いです。必ずしも「ファシリテーションを研究している」「教育に興味がある」とかではなく、全く違ったフィールドで活躍されている方でも、very50での活動が、本業で活きる場面はたくさんあるのではないかと思います。

オフィスはマンションの一室のようなところで、スタートアップのようなスピード感を持ちつつも、アットホームな雰囲気のある団体なので、少しでも気になった人は、まずは話を聞きにきてくれると嬉しいです!

-- 本当に、まずは気軽に話を聞きにきて欲しいですね。今日はありがとうございました!

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