1
/
5

【サウジアラビア出張】経済産業省に招かれて「世界一入国が厳しい国」に行ってみた。

経産省からのサウジアラビア招致

経済産業省が日本の企業を引き連れてサウジアラビアに乗り込むという、「サウジ・ジャパン ヴィジョン2030」になぜだか弊社が招致され、CSOの山崎と共にサウジアラビアにきました。山崎はCES開催のラスベガスからボストン、ドバイ経由で30時間かけて本日早朝に到着という強行群。かくいう私は東京からアブダビ経由で昨日の昼下がりに到着していました。

今回弊社Empath Inc.にお声がかかった経緯としては、やはり昨年よりスタートした、同じGCC諸国でもあるUAEの内務省とのHappiness Projectに日本企業唯一の参画を果たしたことが大きかったようです。ただ、全60社中、多くがエネルギー、商社、メガバンク、インフラの大手企業ばかりで、スタートアップ企業は弊社のみというかなり場違いな中、現地ローカルに混じりながらイベントに参加いたしました。

【写真1:サウジ・ジャパン ヴィジョン2030開会式】


 【写真2:UAE連邦内務省とのMOU調印】

イベントでは弊社のプレゼンを行う機会をいただきました。UAEでもそうなのですが、中東のイスラム教圏では公共の場で発表をする際には、事前に発表者と発表資料の登録が必要となります。これは発表内容を事前に当局が確認しムスリムに対し無害であることを確認するためです。この事前登録が上手くいかずにアブダビのコンベンションで弊社も一度プレゼンできなかったことがあります……。中東でプレゼンする際には要注意です。

【写真3:現地ローカル達に対してプレゼンを行うCSOの山崎】

また、イベント参加の企業の中で20社のみ選定されて在サウジアラビア大使館内にて開催される晩餐会にもお招きいただきました。経済産業省大臣、在サウジアラビア大使をはじめ、大企業の役員の方らと席を並べてしばし歓談。おいしい和食をいただきました(写真は取れる雰囲気ではありませんでした)。

サウジアラビアの印象

サウジアラビアの初回の印象としては、イスラム教の教えは厳守しているため、お酒の持ち込みは即投獄。公共の場所、路上での写真撮影禁止。女性は外国人であってもアバヤの着用必須。男性は女性と食卓を囲んだら投獄。国内の女性は夫と一緒でなければ外食できないなど、非ムスリムの我々には中々に厳しく感じました。ですが、総じてサウジアラビアの方々は朗らかでみなさん人懐っこく優しい方ばかり。UAEよりも素朴な感じを受けました。あと、UAEと違って自国民の労働者が多く、カンドゥーラを着てビジネスバッグを持つ人などはUAEでは見られない光景でした。

【写真4:サウジアラビアの伝統的な食事】


【写真5:鷹と戯れる弊社CSO】


【写真6:サウード朝時代の遺跡】


スタートアップとしてあり得ないことを選択する

我々はまだまだ極小のスタートアップですが、チャンスがあればどこへでも飛んでいき現地での情報と人に触れ、他国の文化と共感することで初めてビジネスがスタートすることをUAEや北米で学んできました。今回のサウジアラビア出張がどのような実を結ぶかわかりませんが(もちろん多くの政府系の方や企業とお話できましたが)、引き続きこれでもかと動き回りながら大きなビジネスチャンスを拾っていきたいと考えています。人数は少ないですが、日本の多くのスタートアップが選択をしないことを進んでやっていくし、それを良しとする、そんな仲間が集まっていると自負しています。少数精鋭、裁量の上限なしでやっております。そんな環境で働いてみたい方、ぜひご一緒に世界と勝負しませんか?

株式会社Poeticsでは一緒に働く仲間を募集しています
3 いいね!
3 いいね!
同じタグの記事
今週のランキング