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社運をかけたリプレイスのメンバーをインタビュー!GoやLaravel導入とインフラの決断

こんにちは。ウエディングパーク人事の鈴木です。

先日、メインサービスであるWeddingParkのシステム基盤を全面的にリプレイスした当社。今回は1年程前のプロジェクト始動時からのメンバー2人にインタビューを実施しました。

語る人:

Nさん…外資のネットワーク企業を経て2012年ウエディングパーク入社。インフラエンジニアとして従事し今回のリプレイスも担当。現在はリードエンジニアとして技術開発グループ所属、またAI labマネージャーとしてAIの導入を推進。
Eさん…スタートアップ企業やフリーランスでのエンジニアの経験を経て、2015年知人の紹介をきっかけにウエディングパーク入社。入社後は技術開発グループにジョインし、ウエディングパーク国内のリプレイスを牽引。現在はリードエンジニアとして開発業務や組織課題の改善など幅広く担当。

ファシリテーター:西さん…システム統括責任者

インタビュアー:鈴木…人事

リプレイスでのミッション

鈴木:本日は、Nさんにはインフラまわり、Eさんにはアプリケーションまわりをメインに話を伺っていきたいと思いますのでよろしくお願いします。―まずは、今回のリプレイスでのお二人の最初のミッションを教えてください。

Nさん:今回サーバのリプレイスにあたっては、古くなってきた技術の刷新とセキュリティリスクを排除すること、かつコスト面やパフォーマンス向上も目指していました。その上で、 AWSなどクラウドに完全移行するか否かも大きな観点のひとつでした。

鈴木:今、様々なサービスでクラウドへの移行が加速していますもんね。

Nさん:そうですね。結果としては、オンプレに決定しましたが「時代はクラウド」というイメージの中で、逆行しているように思える決断には勇気が要りました。高パフォーマンスが期待できる事もポイントでしたが、今後の方針を踏まえて自分たちの手元にサーバを置いておく必要があると判断しました。AWSはDRESPICなどの新規事業で取り入れていたのでメインサービスのWeddingParkではハードウェアに直接触れる機会を残しておきたかったんです。物理的なサーバと向き合うことを大切にしたく、いくつもの手段を比較検討しました。

西さん:僕も、主力サービスであるウエディングパークはオンプレ・新規事業はAWSで、新しい技術は取り入れつつもエンジニアとして忘れてはいけないインフラの知見や技術も絶やさない様にしていたいと思っていました。そもそもウエディングパークのビジネスの場合はAWSを使うよりもオンプレで構成した方が圧倒的にコストメリットがあるという前提もあったし、今後ハイパーコンバージドを使っていく可能性なども残しておきたいと思っていたので、直近のパフォーマンスだけではなく、今後新しい技術を取り入れる長い目で見た技術力UPが見込める選択になったと思います。

鈴木:なるほど。オンプレならではの今後の技術向上への期待感があったんですね…!アプリケーションサイドでEさんのミッションはいかがでしょうか?

Eさん:僕の最初のミッションとしては言語やフレームワークなどの技術選定です。当時の既存サイトはPHP5.3 + ZendFramework1。これを採用したのは5年ほど前で、今となってはレガシーな部分が多く、開発自体の速度も段々と下がってきていました。リプレイスにあたって出来るだけ最新の物を取り入れる方針で、次に自分たちが導入すべきと考えている物を提案出来ました。組み合わせとしては①PHP + Laravel ②Ruby + Rails ③Elixir + phoenixの3つを検討していました。Topページや会場詳細ページ、ウエディングパークマガジンなどそれぞれの言語でテストページを作り、速度など検証して最適な物を選定していきました。③に関しては当時、普及しそうな新しい物を取り入れてみたらどうなるか?とチャレンジの意味合いが強かったのですが、結論としては①のPHP + Laravelを採用しました。

鈴木:webサービスはRubyが増えている印象がありますが、①での決定打は何でしたか?

Eさん:この10年間WeddingParkではPHPをメイン言語としてきたので、今までの実績やメンバーの知見が資産になることですね。新しい言語を取り入れるリスクも考慮して安定運用できる物という視点もありました。


こだわりのポイント

鈴木:今回のリプレイスには沢山のこだわりがあると思うんですが、その中で大切にしていたポイントは何でしたか?

Nさん:こだわりは沢山ありますね…!共通した想いとして持っていたのは、性能と可用性の向上を実現する事です。その中で「時代に会った物を選定できているか」と「エンジニア視点でテンションが上がる物かどうか」など含めて過去の物とは常に比較検討してきました。

鈴木:「テンションが上がる」というと、実際どんな物がありますか?

Nさん: 例えば、Go言語の採用やPHPを5→7にすること、OSのバージョンUPでの管理方法や概念も技術的に新しい挑戦が出来たりと、新しい技術を追求できるという期待感でワクワクしましたね。

Eさん:僕のこだわりポイントは、不要な物を断捨離して取捨選択する事です。今回のリプレイスでレガシーコードや使っていないコードを一掃できたし、仕様が不明な機能の整理も出来ました。今回、リプレイスのタイミングだったからこそ「影響範囲が不明」「誰か使っているかも」「全体に影響が出る可能性」と残していた物をメディア側のディレクターメンバーとも相談して「悩んだら捨てる」という断捨離が出来ました。一方で、導入できていなかったテストコードやJenkinsを導入する事も出来ました。

鈴木:Eさんにも聞いてみたいのですが、その取捨選択の中でEさんにとってワクワクするポイントって何でしたか?

Eさん:僕もAPIをGoにリニューアル出来た事やLaravel、PHP7を採用できた事ですね。

西さん:実際「Goを使うよ」とみんなに言った時の反応ってどうだった?(個人的にはスキルアップのために一つくらいはコンパイル言語を入れておきたいと思っていたんだけど。)

Eさん:まずは技術が好きな子のモチベーションが上がっていましたね。触ったことのないメンバーは初め少し戸惑いもあったけど、導入して実際早くなったし実装の速度も上がったし、良い事しかない!という温度になっていきました。Laravelも使いたい人が多くて、僕自身開発で使ってきた活用したいフレームワークだったのでだったので、やりたい物がやりたい方法で出来ました。

鈴木:EさんはLaravelの導入に向けて「目指せ!Laravelマスター」と称した勉強会も盛り上がっていましたよね!みんなに火をつける仕掛けは何かありましたか?

Eさん:1番は勉強会にも”競争”を取り入れたことです。チーム戦での切磋琢磨で導入がスムーズになったと思います。JavaScriptの勉強会をやっていたので、Laravelもみんなに馴染んでもらいたいと始めたんですが、みんな自然とLaravelを自分で勉強したり社外の勉強会にも参加するようになっていきました。チーム戦のレースかつ2人1組という人数は“連帯責任”の意識を持ってもらえたことで盛り上がったポイントだったと思います。

西さん:反応良かったよね。これがなかったら進みが悪かったかも。

Nさん:外から見ても盛り上がっていましたね。Laravelはウエディングパークとしては新しいフレームワークだったのでレベル感は新卒でもリーダーでも年数関係なく競えて、一緒にレベルアップしていたのが見えていました。

今回のリプレイスを経て

鈴木:最後に、今回のリプレスを通して感じた「ウエディングパークらしさ」を教えてください。

Nさん:想いを持って、課題になっている事に対して自分がやりたい事や突き詰めたい事を会社の方針とマッチさせれば実現できる場所だなということですね。提案をする難しさや責任をとても感じましたし、社長など経営陣に直接提案するという事で、技術面だけではなくビジネス部分でも学びが多かったです。

Eさん:新しいことにも挑戦出来る環境だということです。Laravelでウエディングパークほど大きなサービスの全体が構成されている事はほとんどなくて、本当に珍しい事だと思います。今回取り入れる決断を出来た事はとても面白かったです。正直、今回リプレイスが決まった当初、リプレイス自体リスクだと思っていました。でも結果としては、LaravelやGoをはじめとしてみんなが最新・トレンドの技術に触れる事で知見も溜まるプロジェクトだったと思います。

鈴木:西さんは何かありますか?

西さん:今回のリプレイスでもそうですしAIの導入、サテライトオフィスや制度などの環境をとってみても技術力UPに投資することを経営陣としても惜しまずに決断をしてもらえる環境で取り組める場所だと思っています。新しいチャレンジをしていける環境は整えられているかなと。


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