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マイナスのない「0」の状態を理想とする領域であえて「プラス」を生み出したい。それが、誰かが語るアソビューの“強み”になるから

ミスが重大なインシデントに繋がる制作チームが、大幅に「スピード」を上げた

 岡が担当する領域は、チケットの新規作成や修正の対応をする「制作」。近年の制作チームでは、ここでのミスがチケットの販売における重大なインシデントに繋がるため、時間をかけてでもミスなく丁寧に業務を行うことをメンバー全員が徹底していた。

 だが、そんな制作チームに舞い込んでくるのは大量の「緊急対応」だ。「興行系のチケットを取り扱いにおいて、急いで制作しなければイベントの会期が始まってしまう」「競合に勝つためにはスピード感を持って販売を開始できなければいけない」など様々な理由で、通常のスケジュールを待てない緊急対応案件が後を立たなかった。急ぐことで会社に貢献できるなら叶えたいと思う一方で、しっかりと納期を守っている案件も溜まっており、ミスは許されない状況。クオリティを担保しながら、スピードアップできる方法を模索していた。

 まず行ったのは、制作チームの業務の見える化。チーム内でリストビューの整理をし、今日対応すべき案件、優先度が一目でわかるようにした。次に、元々は各個人に紐づく分業制をとっていたが、全ての業務を全員が対応できるよう、業務の平準化を行った。マニュアルを作成し、メンバーにはできるだけ出社をしてもらい、隣でやり方をレクチャーした。見える化と平準化のおかげで、夕方になると誰のところにどのくらいのタスクが残っているか分かるようになった。チーム全員で仕事を分散できる体制が整っているため、みんなで分け合って対応を進められる。結果、チケット制作・修正において、長年のスケジュールを覆す大幅なスピードアップに成功した。



「生きるに、遊びを。」を実現しようとする全てのひとへ、“強み” となる最高のパスを

 制作チームは、会社にとって利益を直接的に生み出す部署ではない。だが、岡は「1営業日でも早く対応することがどれだけ大きな影響を生むか」を考えていた。自分たちが回したパスを、他の部署が受け取って利益を生み出してくれる。制作チームの対応の速さ、クオリティの高さは、営業が対面するパートナー(遊びを提供する事業者)から、ひいてはゲストからの、 “アソビューの評価” になる。インシデントが絶対に許されない中で、マイナスのない「0」を理想とするフェーズから、「スピード」というプラスの武器ともなることを目指したのだ。

 「ここでのミスは、ゲストのせっかくの思い出を台無しにする」この意識は、全メンバーが変わらずに心に刻んでいる。チェックシートの作成、インシデントが起きるメカニズムの解明とその対策、講習会の実施など、アソビューのバリュー(会社が大切にする価値観や行動指針)の一つ ”PROFESSIONAL” であり続けることは忘れない。その上で目指すのは、「0」で当たり前の領域で、アソビューの “強み” となれるような「プラス」を生み出せるチーム。「生きるに、遊びを。」というアソビューが掲げるミッションを実現させようとする全てのひとへ、最高のパスを。

(文責:CEO室 南部彩乃)

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