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「僕も函館行きます!!」函館蔦屋書店の成長を支えたある男性社員とは?

※この記事内容は2019年時点のものです

こんにちは!19新卒内定者のKです。

CCC社員のご紹介コーナー。第5は、入社12年目、函館蔦屋書店株式会社にて取締役として活躍されている、Mさんです!


<Mさんプロフィール>

入社後すぐにTSUTAYA三宮店でレンタル業務を担当し、株式会社TSUTAYA北海道支店(現・株式会社北海道TSUTAYA)に異動。スーパーバイザーとして毎年10店舗ほどの担当を持ち、FC店舗の経営指導にあたる。2012年10月からは函館蔦屋書店プロジェクトに参画し、書店内にCCC初となる直営レストラン「FUSU」を開業させ、FUSU店長として勤務する。その後、函館蔦屋書店のイベント企画担当となり、函館市民が主催するイベントの管理・運営を担い、毎月100回以上のイベントが店舗で行われるまで成長させた。2017年4月より函館蔦屋書店株式会社の取締役に就任。企画営業部の責任者として、イベント、企業プロモーション、広報などの対外的な仕事を中心に担う。



―現在の仕事内容を教えてください。

企画営業部の責任者として、店舗で開催しているイベントや法人プロモーションの責任者をしています。「コミュニティづくり」をコンセプトとする函館蔦屋書店では、2,000坪もの広大な店舗面積を生かして毎月100個を超える多様なイベントを開催しており、ネット時代になってもお店に足を運んで頂ける価値を作ろうと積極的に取り組んでいます。イベントの主催者は街の人たちになるので、1人1人とお会いして開催イメージを確認し、開催当日まで一緒になって作り上げることが私の仕事です。イベントを通じてお客様に「新しいライフスタイル」を提案することを目標としています。

―毎月100個以上ものイベントが開催されているのですか?!驚きです!

そうですよね(笑)。函館蔦屋書店は、開業から5年間にわたり地道な活動を続けて、函館では唯一無二の、地元の人が集まるスポットに成長しました。最近ではその集客をメリットと感じて頂ける企業様や行政のプロモーションを受けることも増えています。

―Mさんは具体的にどのようなイベントを企画されているのでしょうか?

イベント内容は多岐に渡るのですが、以前は海外車メーカーの展示スペースに、様々なジャンルの本をセレクトしたり、アパレルショップやアーティストのポップアップ出店を誘致してカーライフを多角的に楽しむイベントをプロデュースしました。この時は、車の性能やブランド力だけをPRするのではなく、車に乗って出かけたくなる演出を沢山作ることで、普段はショールームに足を運ばない人にも興味を持ってもらうことを意識しました。

現在は、函館市や秋田県からの仕事を受託して、歴史や観光の魅力を伝えるプロモーションの準備をしています。ただパンフレットを並べて地域の紹介をするだけではない、五感を刺激する印象的なイベントを考えています。

―五感を刺激するイベントを書店でやる。なかなかない取り組みですよね。

我々が行うイベントは、いずれも「生活提案」をしているCCC、蔦屋書店だからこそ出来る企画でなければなりません。情報収集やチームでのミーティングなどを繰り返して1つひとつ丁寧に準備を進めていきます。



―Mさんは入社後、さまざまな仕事を経験されていますが、最も印象的だった仕事は何でしょう?

なんと言っても、函館蔦屋書店の開業ですね。プロジェクト発足時、私の主な業務は100坪のレストランを1年で作ることでした。また、函館蔦屋書店は、代官山蔦屋書店に次ぐ「蔦屋書店」を全国展開させていくための1号店となる場所です。足がかりとなる場所で、CCCでの初めての飲食事業。私自身も今まで全く携わったことのない未知の領域でしたが、当時のリーダーが、私がこのプロジェクトに覚悟をもって立候補したことを信頼してくださり、大きな仕事を任せて頂きました。コンセプト設定、メニュー開発、家具選定、人材採用、業者選定まで、開業に関わる全てのことを自分で判断して進めていきました。この間使ったお金は1億円にもなります。

―Mさんは「僕も函館いきます!」と直談判されてこのプロジェクトに参画されていると伺いました。並々ならぬ覚悟が伺えます!そして自分の判断で1億円を動かすとは!相当なプレッシャーがかかりそうなお仕事です。

お店をプロデュースするだけでなく、開業後は、FUSUの店長として毎日店頭に立ちました。お客様に美味しい料理とサービスを提供するため、そして使わせてもらったお金を回収するために必死に頑張りました。沢山のお客様にお越しいただき、席が埋まった時や、スタッフが楽しそうに働いているのを見るのがとても嬉しい場面です。そして自分が作った大好きな空間が職場であることに日々喜びを感じています。



―函館蔦屋書店は、Mさんの情熱がつまった空間なのですね。

開業前も含めて、函館蔦屋書店に携わるようになってから7年が経ちます。私自身、お店を作る函館に住居を移し、街の人たちと共にお店を作ってきました。一大プロジェクトであったため当然思い入れも強いですが、客観的に見ても良いお店ができたと思っています。函館蔦屋書店開業から5年が経った昨年11月、その取り組みが「街の人々とコミュニティを共創していく活動記録」として1冊の本となって発売されました。『“新しい「好き」”が生まれる場所へ僕たちが舵を切った日々のこと。: 「函館 蔦屋書店」ができるまで』という本なのですが、“Amazon時代にリアル店舗が生き残るためには”や、“お店を作る前に友達100人づくり”など、この本には私たちが地方をイノベートするために、「モノ」ではなく「コト」を売るためにお店を作ってきた経緯がすべて書いてあります。

―急に宣伝が入ってきました!(笑)

すみません(笑)ただ、自分の仕事がこのようなカタチになることも、企画会社であるCCCならではだと思います。現在は責任ある立場となり難しい仕事も増えていますが、もっと自分が楽しめるお店に進化させるべく、今でも現場で頑張っています。



―現在、Mさんはどのような想いを持って働かれているのでしょうか。

函館蔦屋書店を全国で一番有名で儲かるお店にすることが、今の私の目標です。そのために、お客様(クライアント)の実現したいニーズを捉えた上で、少しアイデアを足したり、新しい発想を返すことで、イベントやプロモーションに厚みを出すことを心がけています。また、オフィスに篭りきりにならずに、現場でお客様を見たり、イベント風景を細部までイメージしたりして発想すること、新しい人に会って話すことを大切にしています。経営面ではもちろん利益も大事なので、自身の取り組みでどうやってお金を生み出すのかも常に考えています。

―Mさんの下、函館蔦屋書店は更なる進化をしていきそうですね!

Mさん、ありがとうございました!


<連載プチ企画>

CCCを一言で表すと?~Mさんの場合~

「自由と責任」

CCCには、個人やチームで大きな仕事を任せてもらえたり、チャレンジできる風土があります。日々の仕事の進め方も個人に委ねられることが多く、自由を感じることは多いです。その分、しっかりと責任感を持ってやりきらなければなりません。また、自由な発想も大事です。アイデアと進め方次第では何でも仕事にできるのがCCCの良い所だと思います。


~取材後記~

函館蔦屋書店への愛が溢れるMさん。まさに「自由と責任」をもって、お店を大切に育ててきたことが伺える取材でした。

皆さんもぜひ、お店に足を運んでみてはいかがでしょうか?

遠方でなかなか赴くのは難しいという方、『“新しい「好き」”が生まれる場所へ僕たちが舵を切った日々のこと。: 「函館 蔦屋書店」ができるまで』もぜひお読みください!

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