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Glossomの強みである「クライアント伴走」を営業と開発の双方で体現してMVPを獲得

(写真左から)
枡田 昌史
2015年グリー入社。2020年にGlossomにJoinし、開発部門でアドフリくんのバックエンドの開発に携わっている。
池田 大地
2016年にGlossomに入社。プロダクト事業本部のメディアコンサルティングチームでシニアマネージャーを担当している。
金 成鎰
2012年グリー入社。2017年GlossomにJoin。現在は開発部門でアドフリくんのSDK開発に携わっている。
安部 公輔
2017年Glossom入社。プロダクト事業本部のメディアオペレーションチームのシニアマネージャーとして運用チームを統括している。

世の中には、営業部門と開発部門の折り合いが悪い会社もあります。しかし、Glossom株式会社の営業と開発のメンバーは一丸となってクライアント1stの姿勢を追求しています。そんな中、アプリ内広告収益最大化ツール「アドフリくん」を利用している大手クライアントを担当するチームが社内MVPを獲得しました。今回はその中から代表して営業、開発の4名にインタビューを実施。MVPが与えられた仕事ぶりについて詳しくお話を伺いました。

アプリ内広告収益最大化ツール「アドフリくん」を支える4人の仕事

--まず、営業側の池田さんと安部さんからお仕事内容を教えていただけますか。

池田:私は、弊社が開発したアプリ内広告収益最大化ツール「アドフリくん」をクライアント様にご活用いただき、クライアント様のアプリメディアが広告収益を最大化できるようにコンサルティングします。「アドフリくん」の事業責任者も務めながら、シニアマネージャーとして新規開拓も行っています。



安部:私は、広告を配信するアドネットワーク事業者と交渉を行い、いかに広告を高く売るかを考えて広告を運用しています。また、収益化支援プロジェクト「Project Blossom(通称:プロブロ)」にもメンバーとして参加しています。プロブロは、クライアント様のマネタイズをGlossomの精鋭メンバーが総合的にご支援する新しいサービスです。


--「アドフリくん」がどのようなサービスなのか簡単に教えていただけますか。

池田 クライアント様は、アプリメディアで広告運用して収益化したいわけです。「アドフリくん」をご利用いただくことで、クライアント様は広告の表示回数やクリック数、クリック率など指標を速やかに効果測定でき、開発・運用リソースを最小限に抑えながら効率よく収益を最大化できます。アプリの動画広告の運用についても高い評価を得ています。

--その「アドフリくん」の開発に携わっているが枡田さんと金さんです。それぞれの役割を教えていただけますか。

金:私は、「アドフリくん」のSDK(Software Development Kit)を開発しています。SDKのことを簡単に説明すると、アプリメディアと広告を繋ぐ様々な機能です。

(金さんはリモートで参加いただきました。)


枡田:私は、システム開発全般を担当しており、サーバー側、バックエンドの仕組み作りをしています。SDKから受け取った情報をサーバー側で集計して分析レポートを作ったり、クライアント様がより高収益な広告を流せるような仕組みを作ったり、どういうロジックにすれば広告効果を高められるのかといったアルゴリズムを考えたりします。


営業と開発が一丸となって真のクライアント1stを実現

<MVP受賞の主な理由>

クライアント様が重要視しているKPIの一つ「ネガティブレビュー数」を1年かけて95%も削減。また、営業と開発がチーム一丸となって成果を挙げたことがGlossomの先進的な取り組みであると評価された。


--MVPを獲得されたとき、どんなお気持ちでしたか。

池田:足掛け1年以上の長い取り組みが評価されたので、とても感慨深いものがありました。売上や新規件数などで成果が評価されやすい営業部門と違って開発部門は活躍がなかなか評価されづらいですから、今回、開発部門の桝田さんと金さんにもスポットが当てられたことは嬉しかったです。

金:ようやく評価されたか、と思いました(全員笑)。とても嬉しかったです。

--MVPに繋がった活躍を読者に伝えたいと思います。まず、「ネガティブレビュー数」とは何でしょうか。

池田:アプリメディアにとってネガティブレビューとは、「アプリが落ちた」や「アプリが使いづらい」など、アプリに対する悪い評価コメントのことです。アプリの評価が低ければアプリを利用してくれるユーザーが増えませんから、アプリメディアは評価を上げるために絶え間ない努力をしています。何とかしてネガティブレビューを減らしたいんです。

--どうしてGlossomがクライアント様のアプリのネガティブレビューを減らすことができたのでしょうか。

安部:ネガティブレビューの中でも「広告を表示したらアプリが落ちた」や「広告が表示されても再生されない」など、広告に関連するネガティブレビューは、「アドフリくん」が原因になっている可能性が高いからです。そこは私たちが対処しなければなりません。

--通常の不具合対応とは違ったのでしょうか。

池田:今回のケースでは、クライアント様が大手企業で、収益化だけではなくアプリの品質にも強くこだわられていました。Glossomとしては、いち早く原因を調べて改善させてネガティブレビューを削減できるように努力しなければ、大切なクライアント様から信頼を失いかねない。その危機感が根底にありました。

--ネガティブレビューを削減させる難しさを開発部門の立場から教えていただけますか。

金:通常の不具合であれば、どのような条件で不具合が発生するのかといった情報を受け取り、その情報を開発メンバーで分析をして原因を探ります。ところがネガティブレビューの場合は、テキスト情報だということもあり、クライアント様から詳しい情報を提供してもらわなければ手の施しようがありません。そういう点で難易度は高かったです。

--どのようにしてネガティブレビュー数を1年かけて95%も削減させたのですか。

池田:レビューを一つ一つモニタリングすることから始めました。ネガティブレビューの件数を調べてカテゴリーに分け、その調査結果を全員で共有し、一つ一つ改善していく地道なアプローチです。結果、月156件だったネガティブレビューが月8件にまで削減されました。

安部:広告運用の立場では、あまりやらない事なのですが、広告の収益化よりも不具合を起こさないことを優先させた広告運用を取り入れました。本来なら収益の高い広告を表示させたいところ、動作が安定して表示される広告を優先したわけです。

枡田:開発としても、サーバーの不具合が原因になる事態を避けたいと考え、前年よりもシステムの安定稼働を強く意識して運用するようにしました。

--今回のケースが成功した最大の要因は何だったとお考えですか。

池田:不具合を可視化するツールを金さんが開発してくれました。そのツールをクライアントに提供することで、不具合情報をGlosoomとクライアント様で共有することができ、そのことがクライアント様との信頼関係を強化してくれたと思っています。


金:そのツールは、広告に関連して起こる不具合の仮説を立て、その仮説ごとに考えられる原因を提示するという仕組みです。

安部:そうやってクライアントと共有した情報を基に、それまでは月1回だったクライアントとの定例会を週1回に増やしました。その定例会には、それまでGlossomからは営業しか参加していませんでしたが、お互いにエンジニアを参加させることでより濃密で生産性の高い議論を重ねることができたと思っています。

金:通常であれば、エンジニアは営業の後ろに隠れている存在です。今回は、定例会に参加できたことで私たちエンジニアがクライアント様の声を直接聞くことができ、そのため迅速に対応することができたと考えています。

明るく元気な仲間たちを求む

--今回のMVPを今後にどう生かしたいと考えていますか。

池田:クライアント様のニーズをしっかり把握して、エンジニアの人たちと一緒に「アドフリくん」をいいサービスに育てていきたいと考えています。

金:クライアント様の声をしっかり聴いてクライアント伴走の姿勢を大切にしていきたいと考えています。

枡田:開発が開発エンジニアとしてだけでなく開発ディレクター的な目線も求められることを実感しました。営業と密に連携することで、クライアント様がどのような機能を欲しがっているのか、それを設計に落として開発できるセンスが必要だということです。これからもお客さんに寄り添ったシステム作りを心掛け、クライアント様から「アドフリくんを使って良かった」と言っていただけるように努力します。


--Glossomへ入社を検討している人達にメッセージをお願いします。

安部:私は、広告運用の後継者をしっかり育成したいと考えています。未経験でも、元気のある人にはぜひ入社していただき、一緒に成長できることを楽しみにしています。

枡田:「アドフリくん」を担当しているエンジニアの数は決して多いわけではありません。ですので、フロントエンド開発、バックエンド開発、インフラも運営するといった状態で、全員がフルスタックエンジニアとして活躍しています。また新しいアーキテクトの導入など提案すれば受け入れてくれる環境です。いろいろな経験を積みたいエンジニアにとっては楽しい職場だと思います。技術が好きという方は、ぜひ、一緒に頑張りましょう。

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