第3回:タダで空き家・空き地をもらいまくり、みんなに解放する|僕らが見つけた「タイニーハウス」という新しい住まい方

 こんにちは。YADOKARI株式会社のさわだいっせいとウエスギセイタです。

第1回では「小さい」からこそ、クリエイティブになれる。住宅ローンに縛られない家について、第2回では「資産」よりも「時間」を大切にしているというお話をさせていただきました。第3回では、自由に生きるために必要な「発想の転換」について、僕らが考えていることです。

自由に生きるために必要な、発想の転換

 素人目線で家作りの活動をしていると、純粋に驚いてしまうことも多くありました。そのひとつが、日本には家も土地も余っているという事実です。

総務省が平成25年に発表した「住宅・土地統計調査」によると、2013年末、空き家は日本の住宅総数の13.5%を占めて過去最高を更新したそうです。そのわりに、住宅を手に入れる困難はかつてと変わらない。これはなぜなのか? 理由のひとつは、少ない人口が都市に集中していること。

 僕らも地方から東京に出て来たわけですし、確かに都会暮らしは便利です。でもここまで住環境が窮屈になるなら、皆がそこに居住する必要はないのではないか。いくつかの発想の転換をすれば、無理に都心部に住まなくてもそのメリットを享受しながら、より快適に暮らす方法があるのではないだろうかと、考えたのです。

 まず、「都市でなくても仕事はできる」という転換。

 終身雇用体制が崩れつつある今、会社に所属せずオフィス以外の場所で仕事をする人も増えています。メールやオンラインのビデオ会議を活用すれば、地方に住みながら都心の人々と仕事をすることも充分できますし、家が余っている地域に住めば、東京や大阪などでは考えられないような広々とした住環境が手に入ります。そもそも都心に仕事が集中している弊害も多いはず。地方に住んで、都市ともつながりながら、地元活性化する仕事を創り出すような人材こそ、これからの日本に求められているのではないでしょうか。

 次に、「人生の拠点はひとつでなくても構わない」という転換。

 都市部に住まう必要がある場合にも、そこで生活の全てを完結させる必要はありません。自分が好きな場所に第2第3の拠点を持って行き来することで、より豊かなライフスタイルを実現する可能性も、きっとあります。都心ではミニマムな住環境で仕事に専念し、休日には地方でゆったりとした生活を送る。そんなライフスタイルも素敵です。近ごろはLCC(格安の航空会社)も増え、移動コストも労力もぐんと下がっているのも、地方に住む追い風になります。

 こんなふうに、住まいに関する発想の転換をお薦めしたくて、僕らは小さな家を作るほかに『休日不動産』というプロジェクトも稼働中です。ここでは地方の余った家のオーナーと、借り手を結びつける仕組みを作っています。

 家が余っているということは、土地も余っているということ。2013年に、僕らが販売する小さな家を設置するために分譲できる土地を募集したところ、全国からあっという間に80もの土地が集まったのです。日本中の自然豊かな美しい土地が、タダで借りられるというのです。

 全国で見れば、こんなに家も土地も余っているのに、都心の一部をさして未だに「土地は貴重、家は高級」と思いこまされているのは、なにか不自然さを感じます。時代とズレた感覚は、誰かが正さなくてはズレたまま。だからこそ、今の時代にあった住まい方を提案し、大金をつぎ込まなくても豊かな暮らしができるような仕組みを作っていくのが、僕らのミッションだと、改めて思うのです。

物に振り回される人生と決別するための「3か条」

 毎日帰る場所であり、子供を守り育てる住処であり、人の一生のなかで(多くの場合)一番大きい買い物。家は、住む人の暮らしの在り方や人生を決めてしまいます。だから逆に、自分のポリシーをきちんと家に反映することができれば、人生に矛盾がなくなり、気持ちもうんと楽になるはず。僕らが作る250万円の家、『INSPIRATION』には、そんな思いを込めて、3つのポリシーを提案しています。ここでは「暮らしを自由にするための3か条」としてご紹介します。  

その1 スモール

買う、所有するーーモノにかけるエネルギーをスモールにして、そのぶん「時間」や「人間関係」など、形のない、人生を豊かにするものへ、エネルギーをかけよう。

もちろんモノのすべてを削除するのではなく、DIYなどで、自分で作りあげることに時間をかけるのは大賛成。お気に入りだけを持ち、長く慈しむことで、物に振り回される人生と決別する。

その2 モビリティ

旅するように生きよう。一度きりの人生。ひとつの場所だけにとらわれていてはもったいない。世界には可能性が無限にある。様々な場所で暮らし、多様な人とつながれば、それが目に見えない財産となって、自分を守ってくれるだろう。

その3 リサイクル・リユース

より良い世界を次世代にプレゼントできる生き方をしよう。使い捨ての消費活動を最小限にし、リサイクル・リユースすることで限りある資源を大切にする。持続可能な生活システムを作るために、試行錯誤しよう。

 この3か条は、暮らしにまつわるあらゆる選択に活用できる原則です。こういった自分なりの指針を作っておくと、きっと人生の決断を間違えずにすむと思います。もちろん大切にすべきことは人によって違いますから、ご自身のバージョンを作ってみてください。その原則が一致するかどうかで、友達や恋人の相性も分かるかもしれません(笑)。

 そしてもしもあなたが、僕らの3か条のなかの1つでも共感してくれるのなら、きっと「YADOKARI」の仲間。ぜひ「未来の暮らし」についての活動を、ご一緒したいものです!

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◎YADOKARI株式会社について 日本のミニマルライフ、小屋、タイニーハウスムーブメントを牽引する“YADOKARI“。住まいと暮らし、働き方の原点を問い直し、これからを考えるソーシャルデザインカンパニーです。 世界中の小さな家やミニマルライフを紹介する「未来住まい方会議」、全国の遊休不動産・空き家のリユース情報を扱う「休日不動産」、ちいさな暮らしを実践する「TINYHOUSE ORCHESTRA」、新たな働き方を提案する「未来働き方会議」等々の提案型ライススタイルメディアを軸として、"仕掛けで賑わいを作り、新しい暮らしや住まい方のムーブメントを”創出しています。 主な活動は、住まいや暮らし関わる企画プロデュース、タイニーハウス小屋の開発、空き家・空き地の活用、まちづくり支援などを手がける。 <メディア> ・未来住まい方会議(http://yadokari.net/) ・休日不動産(http://holidayrealestate.jp/) ・TINYHOUSE ORCHESTRA(http://yadokari.net/orchestra/) ・未来働き方会議(http://job.yadokari.net/) <施設> ・Tinys Yokohama Hinodecho(http://tinys.life/) ・BETTARA STAND 日本橋(http://bettara.jp/) 250万円の移動式タイニーハウス「INSPIRATION」や小屋型タイニーハウス「THE SKELETON HUT」など自社で企画販売するタイニーハウス小屋も展開。また、名建築の保全・再生の一環で黒川紀章設計「中銀カプセルタワー」や動産で暫定地活用、まちづくり活性化支援を行う「BETTARA STAND 日本橋」などの施設を運営。 <販売しているタイニーハウス> ・YADOKARIタイニーハウス「INSPIRATION」(http://inspiration.yadokari.net/) ・YADOKARIタイニーハウス「THE SKELETON HUT」(http://skeletonhut.yadokari.net/) 「豊かさの再編集」をテーマにした著書・出版物に『ニッポンの新しい小屋暮らし』(光文社)、『アイム・ミニマリスト』(三栄書房)、『未来住まい方会議』(三輪舎)、リトルプレス『月極本1・2・3』を発行。 <著書> ・「アイム・ミニマリスト」(三栄書房) http://www.amazon.co.jp/gp/product/477962732X/ ・「未来住まい方会議」(三輪舎) http://www.amazon.co.jp/dp/4990811623/ ・「ニッポンの新しい小屋暮らし」(光文社) https://www.amazon.co.jp/dp/4334979408 ・「月極本1・2・3」(YADOKARI) http://tsukigime.yadokari.net/ またYADOKARIには建築士、デザイナー、編集者等、多種多様なライフスタイル人材含む登録サポートメンバー3000名、編集者ライター50名から構成されるYADOKARIサポーターズが様々な活動をプロボノ的に支援する。 ・YADOKARIサポーターズ(https://www.facebook.com/groups/yadokari.support/) ◎株式会社はじまり商店街について 場所に捉われずに、個人/組織課題を共有する場をデザインするコミュニティビルディングカンパニー「はじまり商店街」。暮らし方・働き方・コミュニティを中心にライフスタイルに関わる企画プロデュース、遊休地の有効利用、まちづくり支援、イベント・ワークショップ、などを主に手がける
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その他、プロデューサー設計者も募集しております!YADOKARIと共に未来の豊かな暮らしについて考え、新しいライフスタイル・カルチャーを創っていきたい方々からのご応募をお待ちしております!

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