公認会計士山内真理事務所で活躍するメンバーへのインタビュー企画。

第2弾となる今回は、2020年入所の阿部さんに、これまでの経歴や山内会計での業務、好きな文化芸術について聞いてみました！

阿部 淳子　┃　プロフィール

桑沢デザイン研究所卒業後、メーカーなど企業のプロダクトデザイナー・商品企画プランナーなどを経て、デザイン専門学校の講師も務める。その後、縁あって会計の世界に飛び込み、複数の税理士法人や会計事務所勤務を重ね、当事務所に入所。経営者への支援を通して社会貢献ができる事に喜びを感じるこの仕事で、自分自身も愛してやまない文化・芸術を振興する業界の皆さま、クリエイターの皆さまの活動を支える事に尽力したいと望んでいる。

— 本日はよろしくお願いいたします！さっそくですが、もともとはデザイナーをされていたと伺ったのですが、どのようなお仕事をされていたのでしょうか？

工業デザインや商品企画プランナーの仕事をしていました。

美術がもともと好きだったこともあってデザインの道に進んだのですが、図面を引いたり、デザインをしたりと、細かい作業が好きなんですよね！

— 会計に最初に触れたきっかけはなんだったのでしょうか？

家族がデザイン業で独立した際に、仕事をやったり経理を手伝ったりしている中で、お世話になっていた会計士・税理士の方に財務諸表の読み方などを、とっても丁寧に教えていただいたんですね。

そこが、会計に一番最初に触れたきっかけですね。

— なるほど、そこからなぜ会計業界に足を踏み入れたのでしょうか？

実際に会計業界に入ったきっかけは、家から歩いて5分のところにあった会計事務所のパートに応募してみたところ、採用されたことです。

その時は、個人の確定申告書を自分で提出した経験はあったものの、簿記の資格は持っていなかったんですね。

ただ、実際に会計事務所に入ってみると、みなさん簿記2級を持っていて「これは勉強しなきゃ！」と思って、簿記の勉強を始めました。

この仕事は常に勉強をしていかなければならないので、その後に簿記2級の延長として税理士試験の簿記論・財務諸表論なども受けてみましたが・・・難しくて打ちひしがれました(笑)

— 確かに税理士試験レベルとなると難しいですが、会計・税務に携わるうえで勉強をし続けることは私も重要だと思います。

以前、社内デザイナーをしていたときに、経営的なことが話せないために「原価計算や経営的なところが分からない」と一方的に思われたり、こっちが通したい意見を通せなかったり、一種の好き嫌いのような感じで決められてしまう部分が少しあったんですね。

だから、クリエイターもマネジメントの部分から同じ土俵に立って話ができる方がいいと思っているんです。

せっかくいいモノを発信しているのに、赤字になって立ち行かなくなるなどの状態をなくすために、財務諸表を理解することができて「自分の会社の状態はどうなんだろう」というのをちゃんと判断ができた方がいいですし、クリエイターとして活躍しながらも会計も理解しているということは、両立ができると思うんですよね。

だから、そうなってもらえるように、サポートができるといいなあと思っています。

— いろいろな経験をされてきた中で、山内会計に入ろうと思ったきっかけはなんだったのでしょうか？

何度か引っ越しを繰り返していたこともあって、いろんな土地の会計事務所で経理の仕事をしていました。

その中で、山内会計の存在を知ったのですが、文化芸術分野に特化した会計事務所は今まで耳にしたことがなかったので、元クリエイターとしてはとても興味を惹かれました！

— 山内会計はアート・カルチャーの領域を専門としていますからね。実際に入ってみて、よかったことはありますか？

山内会計は若い人が活躍していることもあって、新しい業務革新を次々に取り入れていく柔軟な風土なので、税理士事務所としてはとてもフレキシブルだと思いますし、自分自身の勉強にもなっています。

また、みなさんが一人一人の提案に真摯に耳を傾けてくれるところもいいですね！

— 以前に勤務されていた会計事務所と比べて、仕事の進め方に違いを感じることはありますか？

以前は毎日事務所へ出勤して、紙の資料を見ながら入力をして、クライアントとのやり取りは有資格者にすべて任せていました。

そこでは代表電話に出ることはあっても、自分からクライアントに連絡をすることはなかったのですが、山内会計ではスタッフも直接クライアントに連絡をしますので、その点は違いますね。

あとは、山内会計はITツールを多用しているので、使い方を覚えるまでは少し大変でしたが、いまではすっかり慣れました。

— 他の会計事務所から山内会計に来ると、働き方や仕事の進め方の違いに少しびっくりしますよね(笑)　勤務日は、どのようなスケジュールで過ごされるのでしょうか？

7:00　始業

• メールのチェック
• 1日の業務把握と洗出し
• 所内連絡など

9:00　離席

• 朝食や家事

10:00　午前開始

• 記帳作業
• Zoomでの打ち合わせ

13:00　休憩

14:00　午後開始

• 試算表作成
• Zoomでの打ち合わせ

18:00　終業

この日はリモートで業務を行った日ですね。

リモートワークが主体で、さらにフレックス制度も導入されているので、本当に働きやすいです！

週2〜3日程度は事務所へ出勤する必要はありますが、多少は事務所から遠いところに住んでいても影響がないのかなと思います。

また、フレックス制度のおかげで、病院や役所などの平日にしか行けないところに行きやすいのがとてもいいですね！

特に子育て中の方々にとっては、とても働きやすい職場だと思います。

— 仕事をするうえで気を遣っていることはありますか？

締切のある仕事で、顧問先のスケジュールを把握することがとても重要だと思っているので、その点は気を遣っていますね。

ただ、デザインの仕事をしていたこともあって、締め切りに向かってコツコツと作業を進めて完成させることには慣れているので、得意でもあるんですけどね！

— 話は変わりますが、今年の春に美術大学を卒業されたと伺いました！なにを専攻されていたのでしょうか？

大学では油絵を専攻していました。

そもそもは、海外に行ってみたくて「青年海外協力隊に募集してみようかな？」と思ったものの、応募するためには学士以上の資格が必要だったんですよね。

デザイン学校の講師をしたことはあるんですけど、学士資格は持っていなかったので、大学卒業資格も取れるし、大学を修了してそういうのに応募するのもいいかなあと思って、新しい勉強を始めようと思い立ちました。

デザインの仕事をするためにデッサンの練習はしていて、美術を学ぶためのベースはあったので、大学へは3年次編入をして、2年間通って卒業をしました。

ただ、3年次編入ではありますが、大学へは2年生の後半の秋頃から行き始めていたので、山内会計に入所したときは、すでに大学に通っていました。

卒業制作の「クライスラービルの印象」は春陽展に入選されたそうです！

— 私も写真で拝見しましたが、とても素敵な作品でした！大学に通われていたときは、講義と仕事の両立は大変だったのではないでしょうか・・・？

大学に通い始めた時期だったこともあって、山内会計に入るタイミングでは、出勤日数を週3日にしてもらっていたんですね。

ただ、その短時間で担当している業務をこなすのは少しキツいところもあったので、繁忙期は一時的に出勤日数を増やすこともありました・・・。

また、スクーリングで休暇をいただく事もありましたが、それでも一緒にチームを組んでいるリーダーにフォローいただいたので、とても感謝しています。

マンハッタンの情景を描いたこちらの作品は、三軌展に入選されたそうです！

— 大学では油絵を専攻されていたとのことですが、絵画以外に好きな文化芸術はなにかありますか？

以前、音大の近くに住んでいたことがあって、ホールで開かれる演奏会に行ったり、近くで音大生が練習している音が聴こえてきたり、音楽が身近にあったので、クラシックは好きですね！

ほかには西洋美術も好きですが、比較的どんな分野でも鑑賞に出かけます。

先日も事務所の方に誘われて終業後に演劇を観に行きましたし、今日も夜はコンサートへ行くんです(笑)

感動できる瞬間を大切にしたいですし、今まで知らなかった世界との新しい出会いも楽しみたいですね。

— 素敵な終業後の過ごし方ですね！休日はまた違った過ごし方をされているのでしょうか？

基本は座りっぱなしで作業をしたり、さらにリモートワークがメインになっていたりするため、意識して身体を動かすことをしようと思っていますが、なかなか・・・(笑)

そんなわけで、最近ゴルフを始めてみました！超初心者です。

— いいですね！ 今後仕事をしていくうえでの目標や夢をお伺いできますか？

お客様の喜んだ顔を直接見ることができるこの仕事を、出来るだけ永く続けていければと考えています。

デザイナーをしていたときは、自分の商品を使っている人の顔が見られなかったですけど、いまはお客さんのために動いて、喜んだ顔が見られるところがいいので・・・この仕事が好きです！

— 最後に、山内会計に入りたい方にメッセージを！

みなさん明るくて、たのしい仲間です！(笑)

純粋な若々しいハートをもった人が多くて、フレキシブルな事務所ですし、興味があったらお話をするだけでもいいので、ぜひいらしてみてくださいね！

— いつも笑顔があふれる阿部さんらしいメッセージですね！素敵なお話をしていただき、ありがとうございました！！