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未経験から分析部門へ!――第二新卒の若手データアナリスト・データサイエンティストから見たZOZOの魅力とは?

<PROFILE>

左:茅原 佑介(2021年9月 中途入社)

AI・アナリティクス本部 ビジネスアナリティクス部所属。
名古屋大学経済学部を2019年4月に卒業。新卒でWEB広告企業に入社し、広告運用を担当。現在はZOZOでTVCMやWEB広告といったマーケティング施策の効果検証を中心に担当。

中:青木 繁夫(2021年4月 中途入社)

AI・アナリティクス本部 事業推進部所属。
早稲田大学商学部を2018年3月に卒業。新卒で大手EC企業にてデザインのPMを担当。現在はZOZOでデータの可視化プロジェクトを担当。

右:上島 司(2021年2月 中途入社)

AI・アナリティクス本部 ビジネスアナリティクス部所属。
筑波大学理工学群を2020年3月に卒業。大学ではミクロ経済理論を専攻。現在はZOZOで因果推論の手法を用いたCRM施策の効果検証や機械学習を用いた受注予測等、多数のプロジェクトで活躍中。

―転職のきっかけとZOZO入社の決め手となった理由を教えてください
(茅原)前職ではWEB広告企業でマーケターとして広告運用を担当していたのですが、サイドプロジェクトとして担当していた分析業務が非常に面白く、今後の自分のキャリアを考えてもデータアナリストとして働きたいと思うようになりました。より高いスキルを身につけるために、分析をメインの業務として担当できる環境に身を置きたいと考えたことが転職を考えたきっかけです。

その後、高度な知識やスキルを持つ社員が多いこと等を条件に会社を探していくなかで、ZOZOのAI・アナリティクス本部の存在を知りました。カジュアル面談で話を聞いた際にビジネスインパクト重視の風土に強く共感しましたし、何より自分が好きな「ZOZOTOWN」に携われること、そしてファッション業界で働けることに魅力を感じ、入社を決意しました。

(青木)私も分析スキルを磨きたいと思って入社しました。新卒では大手のEC企業に入社しデザイン部門や新規事業部門を経験していたのですが、学生時代のインターンで担当した分析業務の楽しさが忘れられず、AI・アナリティクス本部のカジュアル面談に応募しました。

面談や面接で業務内容について詳しく聞き、AI・アナリティクス本部ではデータを用いた経営層への提案や、統計・機械学習を使った高度な分析などの、自身が思い描いていたスキルを磨く場所として最適な環境だと感じ、入社することを決めました。

(上島)私も青木さんに似ていますね。大学の授業で何度かデータ分析を行う機会があり、そこで大きなやりがいを感じたため、データ分析の仕事をしたいと考えるようになりました。コンサルティングファームへの入社も検討したのですが、事業会社の方がより深く事業課題に取り組むことができると考え、事業会社の分析部門を探していました。

その中でZOZOのAI・アナリティクス本部を見つけ、米イェール大学の上武先生との共同研究など、アカデミアと連携して働くこともできる点を魅力に感じ、入社を決めました。

―印象に残っているプロジェクトは?
(茅原)「LINEギフト」の効果検証プロジェクトです。
LINEギフトとは、LINE上の友だちにプレゼントを贈ることができるサービスなのですが、2021年11月よりZOZOTOWNでのお買い物に使える「ZOZOポイント」も、LINEギフトで贈ることができるようになりました。事業部のメンバーより、「この施策により受注額や購入者数にどのような効果があったのか分析してほしい」という相談を受け、このプロジェクトが始まりました。

こういった効果検証プロジェクトで難しいのは、単純にZOZOポイントを利用されたユーザーが購入した金額を集計すればよいという訳ではないところです。
ZOZOでは「純増」という言葉を用いますが、仮にこの施策がなかった場合においても購入いただけていたはずの金額を予測し、それとの差分、すなわちこの施策があったからこそ増えた純粋な効果を見ることで、はじめて正確な分析ができます。
このプロジェクトでは傾向スコアマッチングという手法を用いて「純増」効果を推定しています。
そのほか事業部のメンバーや上司と密にコミュニケーションを取り、ポイントの失効率など、このプロジェクト特有の要件を練り、効果検証を行いました。
最終的に、自分の作成したレポートが事業上の重要な意思決定に繋がり、非常にやりがいを感じたプロジェクトでした。

(青木)私はデータ基盤移行プロジェクトが印象に残っています。
このプロジェクトは、全社的に利用している分析基盤の刷新に伴い、AI・アナリティクス本部で日々運用しているデータマートを新しい分析基盤に移管したというものです。私は実際にクエリを書き換える移行・検証作業や、他メンバーの進捗管理などを担当しました。AI・アナリティクス本部では、在庫・受注売上・訪問と多岐に渡るデータを各メンバーが利用しやすいテーブルにして管理しています。こういったテーブルは一般にデータマートと呼ばれますが、膨大なデータマートを移行するのは非常に大変でした。

一方で、このプロジェクトを通してデータを扱うスキルはかなり向上したと実感しています。そもそもZOZOにはどんなデータがあって、それらをどう扱うべきなのか、ということについてかなり深く理解できたことが、その後の業務にも活きています。また、協業したデータ基盤チームのメンバーから非常にたくさんのことを学ぶことができたのも、自分の成長に繋がりました。

(上島)私は「きっかけ分析」と社内で呼ばれているプロジェクトが印象に残っています。

これはユーザーの購入金額が伸びる可能性のある体験を幅広く洗い出し、「それぞれの体験をするごとにユーザーのLTVはいくら伸びるのか」という疑問に答えようと奮闘したプロジェクトです。DR-DIDやマルチピリオドDIDといった因果推論の手法を用いて、様々な体験からユーザーのLTVに与える影響を網羅的に推定しました。このプロジェクトの分析結果を基に、新たな販売促進キャンペーンが企画されたのですが、自分の分析が役立っていることを実感して、とても嬉しく思ったことを覚えています。

また、これは私が入社して最初に担当したプロジェクトだったのですが、先輩や上司が手厚くサポートしてくれたおかげで円滑に進めることができました。入社当初はかろうじてSQLやPythonが書ける程度だったのですが、このプロジェクトを通して一人で分析業務を行えるようになり、自分でも大きく成長できたと感じられるプロジェクトでした。

―前職での経験や大学で学んだことがZOZOの業務に活きたことはありますか?
(茅原)前職で培ったマーケティングに関する知識が役立っています。
最近はマーケティング部門から相談を受けて分析をすることが多くありますが、以前は自分がマーケティングを担当する側でした。そのため、マーケティング部門の担当者がどんなことを考えていて、どんな情報を知りたいのか、話を聞く前からざっくりと理解できているところがあり、必要なコミュニケーションを1段階飛ばせているような印象があります。

(青木)私は前職でデザインのPMをしていた経験から、納期管理や他事業部と協力して物事を進めるスキルが活用できていると感じています。特に前述したデータ基盤移行プロジェクトでは非常に多くのメンバーとの調整を行う必要があったのですが、そういったスキルがあったからこそスムーズに進められたと感じる場面が多くありました。

(上島)大学で学んだ統計学や計量経済学の知識が、様々な分析手法の根幹を理解するのに役立っています。現在主流の機械学習や因果推論の手法はかなり複雑化している印象がありますが、根本を探ると基本的な統計学の手法をベースとしているものも多く、そういった手法を学ぶ際は「大学で統計学を学んでいてよかった」と感じますね。

―働く場としてのZOZOの魅力は?
(青木)ZOZOの最大の魅力は、やはり「人」だと思います。
ZOZOには本当に優しくて協力的な社員が多く、いつも非常に助かっています。自分はデータ基盤の整理といった業務の性質上、どうしても重めのタスクを依頼することが多くなってしまうのですが、その際も嫌な顔一つせず対応してくれる仲間ばかりで本当に温かい職場だと感じています。

そして、部署内に切磋琢磨できる同僚がいることもとても大きいです。それぞれの得意分野を活かしつつ、お互いの苦手分野はレクチャーやサポートをしながらプロジェクトを進めているため、一人で壁に当たってしまったときも他メンバーの力を借りられるのはとてもありがたいと感じています。

(上島)私もやはり人の良さは大きな魅力だと思います。どの事業部でも、プライベートでも会いたくなるくらい優しい人ばかりで、非常に楽しく働きやすい職場だと思います。

また、ZOZOTOWNはそのユーザーの多さから非常に大きなデータを保有しているのですが、それらが扱いやすい形に整理されていることも大きな魅力だと思います。これだけ大きなデータを保有していると、どこに何があるのか分からないといった事象が起こってしまいそうなものですが、データマートとして整理された形で保有されているため、本当に重要な事業課題にフォーカスした分析を行うことができています。

(茅原)AI・アナリティクス本部には様々なバックグラウンドを持つ社員がいます。元から分析者としてのキャリアを歩んできたメンバーだけでなく、コンサル出身やエンジニア出身、私と同じようにマーケター出身のメンバーもいます。そういった仲間とそれぞれの得意分野を活かして関わることができるのは大きな魅力の1つだと思います。

また、本部全体で教育への熱量が非常に高いことも魅力の1つだと思います。例の1つとして「曼荼羅大学」という勉強会があるのですが、これは本部長やディレクターも含めたマネージャー陣が講師となり、コーディングや分析手法といった分析スキルだけでなく、資料作成やプレゼンといったビジネス面のスキルも含めてレクチャーしてくれる定例会で、毎月非常に勉強になっています。

―入社前と入社後でギャップを感じたことはありますか?
(茅原)全社的にデータを重視する社風が根付いている点には驚きました。私はZOZOほどの規模の企業となると、なかなかデータだけでは物事が動かないような印象があったのですが、実際は他事業部の方も含めて「実際にデータを見て根拠のある決断をしよう」という考え方の社員がとても多いと感じています。自分の分析結果が直接アクションにつながるため、責任も感じますがやりがいも大きいですね。

(青木)私は大企業なのにこんなにカジュアルなんだ!という点が大きなギャップでした。普段はSlackでコミュニケーションを取ることが多いのですが、みんなカジュアルに会話しているため、余計なコミュニケーションコストがかからない部分が心地いいですね。

(上島)自分のレポートが経営陣まで届くことには非常に驚きました。入社前の面談等で聞いてはいましたが、実際に自分が分析した結果を経営陣が見て、様々な事業上の決断に活用されている点は嬉しいギャップでした。

―最後に、インタビューを読んでいる方へメッセージをお願いします!
(茅原)ZOZOのAI・アナリティクス本部はやりがいと成長の機会にあふれていて、たくさんのチャンスがある環境だと思います!新しいことや難しい事業課題にチャレンジしたい方にはぴったりの部署だと思うので、ぜひ一度お話しできると嬉しいです!

(青木)ZOZOの人は本当に優しくいい人が多いです。
また、部署内に様々なバックグラウンドを持ったメンバーが多いので、データ分析に関しても学べることがとても多いです。この環境で一緒に成長していきたいと思っていただける方はぜひ応募ください!

(上島)全社的にデータを基に意思決定していく文化があるので、良い分析ができれば着実に次のアクションに繋がる、分析者としてはとてもやりがいのある環境です!

私たちと一緒にZOZOをより良い方向へと動かしていきましょう!


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