気候変動をテーマとしたボードゲームの研究および制作 − 遊びにおける「環境意識を呼び起こす方法」
気候変動をテーマとしたボードゲームの研究および制作 − 遊びにおける「環境意識を呼び起こす方法」 私が大学で専攻したのは地球科学で、地球に関するすべての科学や自然現象や環境問題などを学んだ。この数年間のニュースにおいて極端な気候による災害はますます増えてきた。温暖化による影響は直接的な自然災害に限らず、それに伴う増税の対策、自然災害に関する保険の増加、干ばつによる戦争、食料不足による価格上昇などの問題が浮上している。それを知り自分の未来や次の世代について不安を抱き始めた。そこで、私はこの課題に対し、私の研究しているデザインでどのように寄与できるかを考えた。私は、いつも自分の専門を生かし社会に貢献したいと思っていたので、ソーシャルデザインを通して温暖化における環境意識を人々に認識させたいという思いが強くなった。 なぜボードゲームの形で環境問題を表現するかと言うと、ボードゲームは、勝敗に関してはプレーヤーの完全な自己責任となる。プレーヤーがアクションを起こすごとに最後の勝敗に関わることになり、先を考えてから行動しなければならない。もし、極端な気候のテーマをゲームに入れれば、ゲームを通しプレーヤーも環境問題に対する責任感を養うだろう。 気候変動におけるあらゆるレベルの問題を分析し、子供たちに一番知ってもらいたい部分を選びだし、それを簡単に面白くボードゲームのメカニズムやルールに取り入れ、遊びを通し気候変動における問題点や対策などの知識が学べるボードゲームを作り出す。 気候変動の課題は、ゲームを通し述べ伝える。自分の生活と直接関係がないと考えている人や、気候変動の問題が自分たちの生活に与える影響が大きくないと考えている人に、研究者によって根拠を示し、将来に気候変動が与える壊滅的な影響について切迫感をもって理解してもらいたいと考えている。 気候変動の課題は人類が一つになって努力しなければ解決できない問題であり、このようなゲームを作り出すことによって、人々が地球に対する環境意識を培うことができれば、皆が協同して地球を守ることに繋がるのではないかと考えている。