株式会社エンリッション / カフェスタッフ
KPI達成率全店1位
私は学生運営のキャリア支援団体知るカフェでKPIチームのリーダーを務め自店舗の全国20店舗中1位の店舗表彰達成に貢献しました。 私はこの経験で組織とは何のためにあるのかという事を再認識しました。 私がリーダーになった理由の一つに「リーダーという責任から逃げてきた自分への挑戦」とがありました。つまり、それまでの経験ではリーダーをやったことがありませんでした。もっと言えばどちらかというと個人としては優秀なので言いたい放題言うが、責任は負わないような都合の良いタイプの人間でした。 もちろんそんな状態であったので私は右も左もわからないままふわふわとチームを率いてしまい、最初に行った施策は大失敗に終わりました。この時、私はこれまでにないほどに自分の無力さを痛感しました。そして、これまで何一つ嫌な顔をせずついて来てくれたメンバーにあまりにも申し訳なくなり、リーダーを降りようかとも思いました。 しかし、悩んだ挙句私が出した答えは、メンバーへの最大の償いはリーダーを辞めることではなく、リーダーとしてこのチームを最高の状態へ導くことでした。 そして、私は知っている知っていないに限らずこれまで店舗表彰を獲得したリーダーに彼らのチームマネジメントのノウハウや苦労・後悔などを聞いたり、書籍で学習したりしました。 その中で私は残念ながらチームマネジメントに正解はない事を知りました。だが、「チームは個人が各々では達成できないことを達成するためにある」というチームの存在意義を学びました。そしてその上でリーダーとして私のするべき事はチームが最大限に力を発揮できる環境を整える事だと考えました。話が長くなってしまうのでここではこの考えに基づいて行った例を一つだけ挙げます。 それはミーティングの有効活用です。 ミーティングは時間は限られており、メンバーの貴重な時間を奪っていることも考えると、ミーティングでなければならない事をしなければならないと考えました。そこで、ミーティングでは問題点の整理、アイディアの発散と収束のみを行うようにしました。個人でできないことの一つにアイディアの発散があると考えたからです。なぜなら、個人個人に多かれ少なかれ物事を見るときのバイアスが存在し、アイディアに偏りが生まれるからです。反対に、省いた無駄としてはチームへの簡単な共有事項や現状などです。一方通行で伝える事は別にわざわざミーティングで話す必要はないと考え、一方通行で伝える情報は極力テキストで伝えるようにしました。 以上のようにチームの存在意義を念頭に置き、組織の力を効率よく最大限発揮する事を考え抜いた結果として、運も味方につき、最終的にKPI達成率全店1位を達成することができました。もちろん私1人では成し遂げる事ができませんでした。 本経験から改めてチームの存在意義を実感することができました。