Asumi Yamamoto
「多様性についての論文」
私が学生時代に最も打ち込んだことは、「7ヶ月を費やした論文作成」です。私は、二年次に移民をテーマとしたレポート選考を通過し、全額無償でハワイ大学の夏季研修に参加しました。この研修での学びから、移民の確立には多文化共生が必要であると考えていました。しかし、実際に移民の確立している国を見ると多文化共生とは対照にある、単一文化主義の国でした。ここで、学びと事実との間にギャップが生まれてしまいました。このギャップを解決するため、ハワイ滞在中はもちろん帰国後も調べることにしました。書籍やインターネットだけではなく、移民についての論文も複数調べました。そして、約2万文字の論文を作成し、全学部を対象とした懸賞論文で全て上級生が入賞している中で”第三席”に入賞することができました。この経験から、適切な問いを立てるためには、比較の対象を見つけ「なぜ」という差異への意識を生み出すことが大切であると学びました。