関口 あずさ
sharaku 写楽 インスパイア TDW 関口あずさの大岸蔵人妻やどり木と関口あずさの奴一平
東京デザインウィーク内で開催された 『写楽インスパイア展』 に、コンセプトシート審査を経て参加しました。写楽の描く歌舞伎役者の顔と、自分の顔が似ていることをヒントに、作品アイデアを思い付きました。まず、歌舞伎絵の中から男女一名ずつを選び、私の特徴である鷲鼻・なで肩・悪い歯並び等を加えたイラストを考えました。それらをプラスチック製のプレート上に少しずつ描き、会場で組み立てることによって、持ち運びに理想的な形式にしました。また、江戸時代に使われていた平仮名を使って、写楽が全ての作品に入れていた落款(署名)を自分の名前に変えることも行いました。全体のプレートには日本画の制作で使っていた雲母という粉末を使用し、写楽が多く使用していた技法『黒雲母摺り』を表現しています。