石原 北斗
歩行中のスマートフォン操作を安全に行うアプリケーション
近年,スマートフォンが普及し,いつでもどこでも情報に接することができるようになった.それに伴い,歩行中のスマートフォン操作を原因とする事故が増加傾向にある. その対策として,ポスターなどを使用した啓発運動や,使用を制限するアプリケーションが開発された. しかし,歩行中にスマートフォンを操作する人のうち,26%の人が危険と知りつつも使用するというアンケート結果が出ている.そのため,従来の対策方法では効果的ではないといえる.本研究では,歩行中にスマートフォンを安全に操作することを実現する方が,多くの人に対して事故を防止する効果があり,ユビキタス社会にも近づくと考えた.本論文では,スマートフォンカメラを用いて操作中に前方確認可能なスマートフォンアプリケーションを構築し,そのアプリケーションを使用して障害物を回避可能であることを実験により検証した. ※研究用のため、リリースしていません。