関西エアポート株式会社 / 運用本部
豪雨浸水発生時のBCP体制構築・強化
豪雨により空港ターミナルビルが浸水する可能性が高まった時、 止水版の設置という浸水防止措置について、警備員だけでなく各店舗従業員にも実施してもらう必要がある。 空港直下の突発的豪雨に見舞われたある日、一部店舗から雨水が浸入してきたと通報があった。当時、止水板は各店舗で設置する体制となっていたため店舗従業員に設置を依頼したところ「設置方法が分からない」ことから警備員が急遽設置することとなった。 3年前に止水版を導入して以来店舗従業員への設置方法説明を行っていなかったため、台風シーズン前までに各店舗への設置要領説明を実施。止水版の保管場所を改めて周知、設置体験をしてもらい慣熟を図った。 直後の台風接近時に止水版設置を依頼したところ、全8店舗が適切な取付方法で設置できていた。台風通過後の浸水被害もなく、浸水対策強化を図れた。 さらに毎年の台風シーズン前に操作慣熟を図る訓練計画を策定・実施、長期的なBCP対応力維持・強化に貢献することができた。