山﨑達璽事務所 / 映画監督/映像ディレクター
宮城野<ディレクターズカット版>
○写楽の浮世絵に隠された、美しくも儚い、そして残酷な愛の物語 原作は、戦後を代表する劇作家・矢代静一(1927- 1998)の同題の二人芝居。年増女郎・宮城野と写楽の弟子・矢太郎の心の虚実が交錯するこの対話劇を元に、「写楽の謎」というミステリーの要素を強調。ここに、まったく新たな『宮城野』を作り上げた。写楽の下で修行とは名ばかりの、その実、ニセ絵を描く日々を送る矢太郎の葛藤と、ひたむきに矢太郎を愛する宮城野。その背後に浮かぶ写楽の存在……。 宮城野を演じるのは宝塚歌劇団退団後、舞台女優として第一線で活躍する毬谷友子。矢太郎には、『築城せよ!』(09)など映画・ドラマへの出演も続く、上方歌舞伎の若き担い手・片岡愛之助。共演は、今やスクリーンに欠かすことのできない実力派・國村隼。独特の存在感では他の追随を許さなかった樹木希林。『蝉しぐれ』(05)以来、映画女優として成長し続ける佐津川愛美。 ○カンヌを酔わせ、フィレンツェを魅了した気鋭・山崎達璽 注目の最新作 1999年、初監督作品『夢二人形』が当時、日本人最年少でカンヌ映画祭にノミネートされ、衝撃のデビューを果たした山崎達璽。それから10年、満を持しての初長編作品『宮城野』がついに完成。一貫して追求し続ける「伝統文化の延長線上にある映画作り」をより熟成させ、歌舞伎や浮世絵などの古典の様式美と現代感覚が融合する独自の世界を生み出した。 2009年、フィレンツェ日本映画祭でのワールド・プレミアで市民を魅了し、圧倒的な支持を得た。