株式会社iimon / Engineering Div
【新規サービス開発】物上速いもんシリーズ(賃貸・売買)
不動産業界向け新規サービス「物上速いもんシリーズ」の開発に携わりました。賃貸および売買の2サービスにおいて、フロントエンドとバックエンドの両方を担当し、設計から実装、テスト、リリース、保守運用まで一貫して対応しました。 過去のプロジェクトでの反省を踏まえ、設計の整理や開発プロセスの見直しを行いながら、関係者と認識を合わせて進める形で開発を進行しました。 【携わったサービス】 ・賃貸物上速いもん:https://iimon.co.jp/rent-raising(2025年1月〜4月) ・売買物上速いもん:https://iimon.co.jp/buy-raising(2025年5月〜9月) 【担当フェーズ】 要件整理、基本設計、詳細設計、フロントエンド実装、バックエンド実装、テスト 【業務詳細】 ・JavaScript/TypeScriptによるフロントエンド開発 ・Python/Djangoによるバックエンド開発 ・ユースケース図、フローチャート、ER図の作成 ・テストコードの作成およびテスト実施 ・PDMとの週次レビューによる仕様確認 ・リリース対応および保守運用、機能追加 【取り組み①:設計の可視化による認識齟齬の防止】 ◇課題 前案件である売買物確の開発では、PdMが意図する「こうして欲しい」という業務ロジックの考慮が十分にできておらず、開発完了後に「想定していた挙動と異なる」という差し戻しが発生していました。PdMとエンジニアの間で仕様理解にずれが生じ、考慮漏れによる品質低下や、ロジックが担当者の頭の中に残ったままになることで属人化も進み、保守運用や引き継ぎの難しさにつながっていました。 ◇対応 上記の反省を踏まえ、物上速いもんシリーズでは「設計の可視化」を開発の前提として進めました。draw.ioを用いて主要ロジックを細かい粒度まで洗い出し、認識合わせの期間として約5日間をかけてフローチャートを作成しました。あわせて、ユースケース図で利用者視点の業務フローと価値提供の流れを整理し、ER図でデータ構造を明確化しました。これらの図をもとにPdMとの週次レビューを継続し、文章だけではずれやすい認識を、図を使って一つずつ確認しながら進めました。 ◇結果 設計段階でロジックや仕様の意図を共有しやすくなり、開発完了後の差し戻しや仕様認識漏れを抑えた状態で進行できました。また、ロジックの背景やデータのつながりが資料として残るようになったことで、保守運用フェーズでの引き継ぎも進めやすくなり、属人化を防ぐ形につながりました。 【取り組み②:テストファースト開発による品質担保】 ◇課題 従来は仕様の確認が不十分なまま実装に入ることで、後から考慮漏れが見つかり、修正対応が発生することがありました。特に業務ロジックが複雑な機能では、実装時点では問題が見えにくく、リリース直前やリリース後に不具合として表面化する懸念がありました。新規サービスでは、限られた期間で開発を進めながらも、手戻りを抑えた状態で品質を保つ進め方が必要でした。 ◇対応 物上速いもんシリーズでは、仕様を実装前に整理し、テストを先に用意するテストファースト開発を徹底しました。期待される挙動をテストコードとして明文化し、その内容に沿って実装を進めることで、仕様をコードレベルで確認できる状態を作りました。単にテストを追加するのではなく、設計時に整理したユースケース図やフローチャートの内容と照らし合わせながら進めることで、業務要件と実装内容のずれが生じにくい形を意識しました。テストカバレッジも80%以上を目安として維持しました。 ◇結果 実装前に期待値を整理した状態で開発を進められるようになり、後工程での修正や確認の負担を抑えやすくなりました。また、仕様がテストとして残ることで、保守や機能追加の際にも確認しやすい状態となりました。結果として、2プロジェクト連続で予定通りにリリースし、リリース後も致命的なバグが発生しない形で運用につなげることができました。 【環境】 ◇OS Mac ◇言語 JavaScript TypeScript Python ◇フレームワーク Django ◇DB MySQL ◇インフラ AWS ◇その他 Git GitHub Vite ESLint Prettier Jest 【チーム規模】 1名 【役割】 メンバー