400万人が利用するビジネスSNS
・2000年3月…私立福岡大学法学部法律学科卒業
・ドローンと遠隔医療と処方箋役配送の連携
ARやスマートグラスは、倉庫作業を支援する技術として可能性があるのではないかと考えています。 倉庫作業では、ピッキング、検品、仕分け、梱包、安全確認など、確認すべきことが多くあります。 品番、数量、棚番、作業手順、注意すべき場所。 こうした情報を、紙や端末だけで確認するのではなく、視界の中で確認できるようになれば、作業の分かりやすさは変わるかもしれません。 一方で、実際の倉庫には現場ならではの条件があります。 照明、通信環境、手袋、防寒着、作業姿勢、人やフォークリフトの動線。 技術として使えることと、現場で無理なく使えることは別です。 だからこそ、ARやスマートグラスも、実際の倉庫に近い環境で試してみることが大事なのだと思います。 倉庫は、荷物を保管する場所であると同時に、新しい作業支援技術を検証する場所にもなれるのかもしれません。 物流会社としても、技術を導入するだけでなく、現場目線で使い方を一緒に考える立場になれるはずです。
倉庫は、荷物を保管する場所であると同時に、新しい物流技術を試す場所にもなれるのではないかと考えています。 物流ロボット、AMR、AIカメラ、庫内DXなど、物流現場を支える技術は少しずつ増えています。 ただ、実際の倉庫には、デモ環境とは違う条件があります。 床の状態。 柱やラックの位置。 人やフォークリフトの動線。 荷物の置き方。 通信環境。 安全面。 今ある作業との相性。 こうした条件の中で本当に使えるのかは、実際の現場に近い場所で試してみないと分からない部分があります。 空いている倉庫スペースは、単なる空きではなく、新しい物流技術を検証する余白にもなり得るのかもしれません。 倉庫を「保管する場所」だけでなく、「物流のこれからを試す場所」としても考えていきたいです。
返品品や売れ残った在庫、販促後に残った商品、季節が過ぎた商品、B品などが発生した時、まず必要になるのは保管場所です。 一時的に置ける場所がないと、現場や事務所、店舗、倉庫の一角に物が滞留してしまいます。 ただ、置き場所を確保するだけでは、根本的な解決にはならないことも多いのではないかと思います。 返品品や滞留在庫は、ただ保管されているだけでは、次の流通には戻りません。 状態を確認する。 数量を確認する。 破損や汚れを確認する。 再販売できるものと、再加工が必要なものを分ける。 ラベルを貼り直す。 梱包を整える。 出荷先別に仕分ける。 必要に応じて、再資源化や別ルートへの出荷につなげる。 こうした工程があって、初めて「もう一度動かせる在庫」になるのだと思います。 物流の役割は、商品を預かって出荷することだけではありません。 動かなくなった在庫を、もう一度動かせる状態に戻すこと。 現場に滞留しているものを整理し、次の行き先を持たせること。 通常出荷とは違う流れを、無理なく運用できる形にすること。 ここにも、物流会社が関われる余地があると感じています。 もちろん、すべての商品を同じように扱えるわけではありません。 食品、雑貨、資材、販促物、返品品、B品、再資源化前のものでは、確認すべき条件も、保管方法も、出荷先も変わります。 だからこそ、単に「保管する」だけではなく、対象物の状態、数量、期間、次の行き先、必要な作業を整理することが大切になります。 返品や滞留在庫は、置き場所の問題に見えて、実際には運用設計の問題でもあるのかもしれません。 倉庫を、ただ物を置く場所としてではなく、在庫をもう一度流通へ戻すための中継点として考える。 そういう視点で、リバース物流や循環物流の役割をもう少し深掘りしていきたいです。
リサイクルというと、どうしても処理技術や再生技術に目が向きやすいと思います。 もちろん、使用済みの製品や資材をどう再資源化するかは、とても重要なテーマです。 ただ、その前後には必ず物流があります。 回収されたものをどこに集めるのか。 どう仕分けるのか。 一時的にどこで保管するのか。 どのタイミングで再資源化工程へ渡すのか。 再生されたものを、どう次の流通へ戻すのか。 こうした前後工程の設計がないと、循環型の仕組みは継続しにくいのではないかと感じています。 倉庫は、単に荷物を置く場所ではなく、こうした切り替え地点としても使える可能性があります。 たとえば、回収品や返品品、滞留在庫を一時的に集約し、状態を確認する。 再利用できるもの、再加工が必要なもの、再資源化工程へ渡すものを仕分ける。 必要に応じて、検品、再梱包、ラベル貼り、出荷先別の整理を行う。 そのうえで、リサイクル前のものを次の工程へ渡し、リサイクル済み品や再生原料をもう一度流通へ戻していく。 このように考えると、倉庫は「保管場所」だけではなく、循環物流のスイッチングデポにもなり得るのではないかと思います。 もちろん、対象物によっては法令や取扱条件の確認が前提になります。 すべての回収品を倉庫で扱えるわけではありません。 それでも、物流会社としては、処理そのものではなく、その前後をどうつなぐかに関われる余地があるはずです。 回収、仕分け、一時保管、検品、再梱包、再出荷。 こうした工程をどう設計するかによって、ものを捨てる前に、もう一度流通へ戻せる可能性が広がるのかもしれません。
池田 晃治さん
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