東京都立大学 / システムデザイン学部インダストリアルアート学科
オセロ実況AIの研究・開発
4年次の卒業研究では、「盤面画像解析と大規模言語モデルを用いたリアルタイムオセロ実況システム」に取り組みました。 きっかけは、オセロで遊んでいるときに「AIが隣から友人のように口を挟んできたら、対局体験はもっと面白くなるのではないか」と考えたことでした。実物のオセロ盤に石を置くと、カメラで盤面を認識し、LLMがその手に応じた実況コメントを生成・再生するプロトタイプを制作しました。 制作したプロトタイプを用いたデザイン探索では、参加者6名全員から肯定的な評価が得られました。コメントがあることで、プレイヤーが感情的になったり、次の手を深く考えるきっかけになったり、プレイヤー同士の会話が生まれたりするなど、感情・思考・コミュニケーションへ間接的にポジティブな影響を与えられることが確認されました。 今後は、盤面認識やコメント生成の精度を高めるとともに、より多くの参加者を対象とした定性・定量評価を通して、AIが遊びやコミュニケーションに与える影響をさらに検証していきたいと考えています。
