デザインルーム
学内外からデザインの仕事を受注し、女子美生スタッフが実務を経験する学内デザイン事務所に所属しデザインを学んでいました。複数の学生がデザインを制作し、コンペ形式でプレゼンが行われことで採用案が決定します。しかしデザイン専攻の学生が多く所属している中で日本画を専攻している自分が採用に至るまでには技術力と完成度に差がありました。それはアイディアを出す数が少なくブラッシュアップする工程が少なかったこと、クライアントが求めているものを理解していなかったこと、独自性がなかったことが原因です。そこで下書きの段階を見直し、アイディアをできる限りひねり出す工程と、独自性を意識し細部を詰める段階に分けました。打ち合わせの際にクライアントの要望とイメージが一致するまで質問をしたことでプレゼンでは11種類の案を提案でき、クライアントである相模原市南区の区政10周年ロゴマークとして採用されました。