東京大学 / 工学系研究科都市工学専攻博士課程修了
世代をこえて防災について楽しく話し合う場づくり
「災害時に個人がいる場所、置かれている状況はひとりひとり異なる」という前提のもと、「自分に必要な防災訓練を考え実践すること」、「ご近所さんでお互い助け合えるようになること」を課題に、解決の一歩として「防災トランプ」を開発しました。それを活用して、世代をこえてトランプを楽しみながら防災をテーマに個人の体験談や考えをシェアする場づくりを様々な地域で行ってきました。 これまで1万3千人以上がこうした場づくりに参加するとともに、参加者はトランプを楽しみながら防災について能動的に考える機会を継続的につくり出しています。また、場づくりを担える人材として、これまでに300人のプレイリーダーを育成することで、様々な地域への展開と定着を可能にし、世代をこえた交流の場の創造、地域住民の自助共助の促進に寄与しています。