若杉 亮介
Flexible gargle basin
ガーグルベースンは、ベッドや車椅子上でうがいをするときに使う容器です。既成品は固く形が均一なためユーザーが痛がったり、水が漏れてしまう問題がありました。そこで、3Dプリンタを用いて患者さんの顔にフィットするガーグルベースンを製作しました。 3Dスキャンで患者さんの顔をスキャンして、柔らかく安全な素材を用いて印刷することで、患者さん一人ひとりの顔にフィットするものをつくりました。 看護の分野でのものづくりは患者さんの住環境の個別性など様々な制約があり、さらに3Dプリンタを導入している前例はほとんどありません。私はこの製作を通じて、看護分野で3Dプリンタを製作する手法の開拓を行いました。