モントリオールへ1年間語学留学した理由
私がカナダ・モントリオールへ1年間語学留学した理由は、単に英語やフランス語を身につけるためではありませんでした。 仕事や日常生活の中で、人とのコミュニケーションにはまだ改善できる部分があると感じていたからです。 私は、コミュニケーションに「完璧」は存在しないと思っています。大切なのは、自分の伝え方や相手の受け止め方を客観的に振り返り、より良い方法を考え続ける姿勢です。 日本語では、普段あまり意識せずに言葉を選び、会話をしています。しかし外国語では、一つひとつの言葉をどう組み立てれば伝わるのか、どんな表現なら誤解なく相手に届くのかを常に考えなければなりません。 だからこそ私は、一度自分自身のコミュニケーションと本気で向き合いたいと思いました。 「伝わるのが当たり前ではない環境」で、自分から積極的に話しかけ、言葉を工夫し、失敗を繰り返しながら相手に伝える。その経験を通して、伝える力だけでなく、相手の立場に立って受け止める力も鍛えられると考えたのです。 この留学で得たものは語学力だけではありません。 相手によって伝え方を変えること、言葉だけでなく表情や雰囲気も含めてコミュニケーションを組み立てること、そして「伝わらなかったら工夫する」という姿勢です。 現在、トレーナーとしてお客様一人ひとりに合わせて説明の仕方や声掛けを変えたり、業務改善でも「誰が見ても分かる仕組み」を意識しているのは、この留学で身につけた考え方が土台になっています。 私にとって留学は、語学を学ぶためではなく、「人がより力を発揮できる環境」をコミュニケーションという視点から学ぶための挑戦でした。