馬上 清治
1990年代にある天才科学者が開発がした人が乗れるドローン
2001年9月11日ニューヨーク同時多発テロが勃発しました。その影響で一時全米の空港が閉鎖されてしまい、帰国ができなくなった私はスタンフォード大学で行われたあるフォーラムに参加しました。そこでスカイカーの発明者・ポール・モラー博士と出会いました。モラー博士が発明したスカイカには8つのロータリーエンジンが搭載され、その浮力で空中をホバリングすることができるのですが、世界で唯一ロータリーエンジンの量産化に成功したのはマツダーです。そのため広島にはロータリーマンと呼ばれる優秀なエンジニアがたくさんいます。もしアメリカの先端技術と日本の製造技術が1つになればスカイカーの実用化が可能になると思います。半世紀に渡り開発を続けてきたスカイカーは現在は資金難のため開発が十分に進んでいません。さて、2011年3月11日の東日本大震災の直後、雪が舞う中、長時間に渡りヘリの救援を求め屋根の上にHEPLと書かれた文字がテレビに映し出された記憶はお持ちでしょう。もし、その時、スカイカーがあれば、その人たちに物資を届けたり、救助することもが可能だと思いました。また。ハシゴ車が届かない高層ビル火災や災害で孤立した村人の救助など、スカイカーが活躍できる場面はたくさんあります。モラー博士は間違いなく天才ですが、マネージメントの才能はあまりないようです。なんとか実用化に向け協力できればと考えています。