沖縄工業高等専門学校 / 創造システム工学専攻
ビジネスクリエイト大賞
2019年に総務省が主催する「高専ワイヤレスIoT技術実証コンテスト」に出場しました。 本コンテストは、地域課題を5G・IoTといったワイヤレス技術を用いて解決するコンテストです。なお、地域課題の解決案の提案と半年間の技術実証で評価されます。 高専5年生のときに、担当教員を通して、建設業者から海洋生物調査の精度向上について相談を受けました。そこで、水中ドローンとAI技術を用いた海洋生物調査法を考案しました。この方法は、水中ドローンが撮影した海中の画像からAI技術である画像認識技術を用いて魚の種類を判別することで、海域における魚の生息分布を明らかにするというものです。 本コンテストで提案手法の有効性を実証してみたいと想い、私を含めたゼミのメンバーの11人で参加しました。私はこのとき、魚の画像認識技術の開発の担当を請け負いました。沖縄に生息する魚を調査し、どのような魚を認識対象とするか判断しました。さらに、画像認識技術で必要となる学習用の魚の画像データを収集しました。結果として、60種類の魚を認識するAIを開発することができました。 さらに、全国の77件の応募から、ビジネスクリエイト大賞を受賞することができました。