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Ryosuke Shibato
2009年〜2013年:首都大学東京大学院で「宇宙一冷たいガス」の振る舞いについて、原子核物理学分野の伝統的な手法で理論的に解析していました。研究に携わる過程で、異分野研究者の研究動機・研究内容に興味を持ち、大学院生限定の異分野交流会を4年間(2010年〜2013年)に渡り定期的に開催。そこで出会った若手研究者たちの持つ研究のVISIONに圧倒されて、さまざまな研究者の魅力を最大限に発信していけるような仕事をしようと決意しました。 2013年〜2014年:まずは次世代の研究を担う中高生に研究者の格好良さをアピールできないかと考え、「Open ideas, Open education」をキーワードに中学・高等学校に研究者を派遣して特別講義を行うサービス「academic salon」を立ち上げたものの、学校の制度的な問題が壁になり断念。オフラインではなくオンラインで何かできないかと思い、当初流行していた「TED」のように研究紹介動画を撮影・集約しようとしたところ、研究者側のニーズがほとんどなく再び断念します。その後、ヒヤリングを通じて研究者のニーズのひとつに「研究費不足」があることを知り、クラウドファンディングを通じた研究者アピールの場を作ることになりました。 2014年〜2018年:アイデアだけでは誰からの賛同も得られないと思い、半年間かけてWebプログラミングの勉強とサービスの設計・実装、プロジェクトの準備等を進め、2014年4月に日本初の学術系クラウドファンディングサイト「academist(アカデミスト)」を公開しました。あれから4年半、最初はほとんどいなかった仲間も次第に増え、2018年3月には投資家からのご支援もいただき、2018年4月からは盤石な体制でサービスの拡大を目指しています。
大塚美穂
お茶の水女子大学大学院 博士後期課程修了。博士(理学)。大学では量子化学を専門として研究に従事。大学での研究生活やフランス留学をとおして、日本の研究者が置かれている研究環境に課題を感じ、2016年4月に文部科学省に入省。健康・医療・ライフサイエンス分野の予算編成など、当該分野の基礎研究の振興に携わる。その中で、好奇心を拠り所とする学問の世界において、研究活動が国の予算に左右される現在の仕組みには限界があることを実感。社会全体で学問を支え、味わう仕組みをつくるべく、2018年4月にアカデミストの取締役COOに就任。
周藤 瞳美
フリーランスの編集者/ライター。学術系メディア「academist Journal」編集長。お茶の水女子大学大学院博士前期課程修了。修士(理学)。新卒で技術評論社に入社し、IT関連の書籍編集に携わる。その後、マイナビニュースの編集記者として取材・執筆・編集業務に従事し、2017年に独立。現在は、科学・技術、IT、ビジネス分野を中心に取材・執筆活動を行っている。
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