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ストラテジックコミュニケーションの場をもとめて

日商岩井(現双日)系PR制作会社でオンライン版PR誌編集長を経て、300人規模の事業会社で広報室を立ち上げた経験を活かし、パブリックリレーションズ(広報・PRの原語)専門家として活動しています。

規模なら1人の個人事業主から2万人の大企業まで、分野ならシェアリングエコノミー、商社、建設、建築、農業、飲食、まちづくり関連で「入りやすい」分野です。ただコミュニケーションは人と人が出会えば発生することであり、その手法を本場アメリカの大学のパブリックリレーションズ学科で基礎から学んでいるので、専門知識のヘルプがあれば分野を問わず対応ができます。

戦略PRができない!いちど10年ちょっと前に引退した

事業会社で広報室を立ち上げて、ストラテジックコミュニケーションをフルスロットルで回していたのですが、経営者のPRへの理解のすりあわせで消耗し、一度引退しました。

この国の社長で、パブリックリレーションズを理解してくれる人には、  出会えない。

PRとは社長から言われたことを記事化する先兵。そんな程度の認識しかされないケースがありすぎました。本場の考え方と日本のローカルすぎる内容のギャップに苦労し、結論として戦略的なことは難しいな、と判断し、その当時所属していた事業会社で広報関連の業務をひと段落させ、ご縁のあった飲食系のフリーランスに転向しました。

まちづくりの隠れた大きな問題と出会う

フリーランス活動はカフェ経営につながっていきます。わたしは都内の高齢化比率の高い地区で開業をしたのですが、、とにかくその町の課題が持ち込まれてきて、カフェ経営どころではなくなりました。

地域では、情報流通の減少から「知らない」ことが増え、いいお店を持っても、いい事業をしても、売れない、集まらない、ということが人口減少・流出の第一歩を生み出している原因である、というのを当事者として何度も体験することになりました。

これは。。。自分のスキル復活か。。。?

最初は経営支援というカタチでなんとかできないかな、ということを試行錯誤してみましたが、地域にパブリックリレーションズを専門的知見のもと導入し、活性化の第一歩となるしくみづくりをしたほうが、自分の性に合っているな、と最近気づき、まずは自分の知見の整理と、「パブリックリレーションズってなに?」という解説をしていこうとサイトを立ち上げました。

pr401.com

だからといって、べつにまちづくりに特化したプロジェクトしかやらない、ということでもなく、パブリックリレーションズを経営戦略に沿ってできる環境であれば、どこにでもチャレンジしたいと思っています。

このページはその考え方を理論的に整理しているものですが、最初のターゲッティングで中堅広報マン向けにしたので、ややこしく書いてます。方針を加えて忙しいCEO向け、新人広報パーソン向けに新たにページを足していく予定です。

ここでの記事

この自己紹介記事は、noteの記事を転用したものです。PRに対するいろいろな考え方はこちらにまとめています。個人の所見についてはnote、基礎知識などのメソッド解説にはpr401という使い分けをしています。

 note : https://note.mu/notes/nf8969f8d60c4/

pr401.com http://pr401.com/

【やれること】

本来はパブリックリレーションズは日々のコミュニケーションすべてが対象となるんですが、こんなまとまりだとだいたい何をやるのかがイメージできるでしょう。

★報道発表・対応・プレスリリース執筆
 …自分企画だと採用率は100%を維持しています(世の中の採用平均は0.2%とか言われていますが、PR課題の抽出ができていればそっちの比率のほうが謎だと思っています)。ただし、これは作業メソッドをライターさんに2,3教えれば誰でも書けることなので、私がかかわるとしたらワークショップの主催やプレス対応チーム編成、ディレクションといったところでしょうか。

★メディアミックスの編成と提案・ディレクション
 …たとえば「次のマルシェはFacebookとチラシとインスタグラムで行おう」、というように、情報発信の内容により、誰にいつどのように何を伝えていくのかを、複数のメディア利用で構成し、プロジェクト化します。

★メディアチャンネルの使い方の指導
 …情報発信の方法はたくさんあります。それぞれの特徴を知らないとメディアミックスを構成することができません。パブリックリレーションズの専門家は、それぞれのチャンネルを自ら試し、使い勝手を研究しているものです。私はFacebook、LinkedIn、ホームページ、ブログ、ラジオ、テレビCM、インスタグラム、ツイッター、紙メディア(ブロシャー、チラシ、会社案内など冊子、PR誌)で知見があり、それぞれの使い方をお伝えすることができます。

★PR課題の抽出
パブリックリレーションズ専門家の真骨頂の部分。たとえば現在使っているホームページの流入数を上げたい、たとえばECサイトの活動を活発にしたいという目先のことや、「◎◎の認知度を上げたい」「ナレッジ構築の課題解決をしなければ」というような経営がらみのコミュニケーション課題発見を行います。当然ながら、どこにどんな分析手法をあてればいいか、そのディレクションはどうすればいいかとかもわかっているので、メディアミックス同様、リサーチミックスをディレクションできます。

★コミュニケーション戦略づくりの提案
イベントが定期化すると、年間で「だいたいこのくらいの時期に発信するといいよね」というようなサイクルが生まれます。最初はニーズに応じて年間計画を作成し、情報発信を軌道に乗せていきますが、組織や会社ごとに経営理念と経営戦略があるはずで、私はその理念と戦略を、情報発信サイクルに落とし込み、ブランドにしていく「ストラテジックコミュニケーション」づくりをおすすめしています。これをやると情報発信が「追い立てられて実施する」ことから「狙って実施する」ことにシフトし、無駄な作業や不要な発信を相当数減らすことができます。
*制作には組織の方々の幅広い協力が不可欠です。この前提は必須となります。

★情報を流通させる交通整理
いい情報があっても何を誰にすぐに伝えるべきかを知らない人がたくさんいらっしゃいます。私は組織の中に入ってヒアリングを重ね、どんな知識を蓄積共有し、どうやって流通させるかを検討し提案します。発信にばかり気を向ける人が圧倒的多数ですが、実はこのしくみができていないと発信が一過性に陥ってしまい、継続的な活動ができなくなってしまう例をたくさん見てきましたので、重要な施策として提案したいですね。

★インハウスコンサルタント
大きな事業に伴う情報発信で、PRカンパニーや経営コンサルタント、広告代理店などの活用を検討されるケースがあるかと思います。私はこれらの会社・団体から提案される提案書の審査をあなたたちの団体や会社側の人間の視点で検証し、審査するお手伝いを行います(インハウスコンサルタント、といいます)。

【関わり方】

前提として、戦略的コミュニケーションを志向している人・団体・組織とお仕事をしたいと思っています。ですので「報道対応を担当してもらいたい」というような、いびつに切り取られた職能限定の参加依頼(国内のオーソドックスな「広報職」募集くくり方)は、基本的にお断りしております。

さらに、
・パブリックリレーションズの定義に賛同していただける
・経営戦略と情報発信は基本的にセットである

この考え方にご同意いただけることが必須です。でないと私の仕事の進め方を理解することがまったくできませんし、モメます(笑)。

参加の仕方について

★「ちょっとひとこといただきたい!」レベル
パブリックリレーションズの進行で何か打開ポイントをさぐるものの、どうしたらいいかわからないときに専門家からひとこといただきたい、というようなケース。弁護士に相談に行くようなケースに非常に似ているかと思います(これを一番やりたいけど、もう少しまとめたい)。

1回こっきりの、ちょっと相談 → 前段説明含め2時間
毎月定期的にちょっと相談 → 毎回定期的・不定期的に90分/回×5回/月

対象:
【個人の広報関連部署あるいは業界に勤める人】
  →ブラザー制度みたいな、個人コーチングな感じ

【情報発信に悩む組織・団体】
  →顧問契約や、アドバイザリー参加。
   ディレクションが伴えば業務委託

★プロジェクト単位でジョインする・レベル
何らかのミッションが策定され、その人員としてジョインするケース

→経営ビジョンと全体のコミュニケーション戦略を確認しながら、ミッション内容の負荷により、業務委託契約を結ばせていただきます。

 ・週1以上週3以下、6か月契約
 ・月◎◎時間という時間数をカウントする

というような状態を想定していますが、今後のご相談事例により加筆修正していきたいと思います。

契約形態は、業務委託契約、パートタイムも、正社員、顧問契約と、用途・ご事情により柔軟に対応いたします。

波長が合いそうだな、と思ったらまずは下記ツイッターIDにDMをいただいたあと、メールにて、やりとりをしましょう。

Twitter: @pr4013 → DMでご相談ください


★パートタイム、契約社員、正社員などでジョインする・レベル

大変ありがたいお話ですが、まずはお互いの仕事の考え方ややり方、特に社長との相性がよくなければできない仕事ですので、そのあたりを試用期間として設定していただいた上で条件を詰めていく、ということが必要だと思っています。また、広報職はトップとの相性がすべてです。このあたりのこともコラム化しています。

とはいっても結局は相性: https://note.mu/takafumitanaka/n/nee2344aa63d0?creator_urlname=takafumitanaka