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サンフランシスコで海外リモートを1ヶ月やってみて、所感


都合が良いのは、外部からの干渉がないこと

利点に該当する部分は皆さんが想像しているとおりです。

まず、予測のできないタイミングで話しかけられることがありません。インターホン対応等も行わなくてすみますし、トイレットペーパーの残りがあと1.5センチしか無いということが頻繁に起きたせいで、ポエムをツイートすることはありません。他の人からいらいらな気分をもらって、こちらもいらいらマンになることもありません。

そして、時差があるので、基本的にslackでタスクの割込みが入ることがなくorコントロールできます。これらは当然、ポモドーロテクニックなどを利用してタイムマネジメントをしている人や、開発と考える仕事を両立している人には優しい環境であることは間違いないでしょう。ただし海外支社やメンバーを仮に持った際、意思決定はトップダウン・本社のある国のメンバーが主導であることを受け入れる必要がありそうです。

思わぬ幸運だったのは、現在作業を行っているコワーキングスペースであてがわれる空間が、日本では考えられないくらい広く、ゆったりと過ごすことができたことです。

事前に懸念していたけれどそこまで悪くなかったこと

時差が半日ほどあるので、こちらの日曜日のサザエさんがはじまる時間帯が日本の月曜の朝だったりするわけです。ここで出会った同じ業界の方が、「こっちが休日のうちにslackからメンションが飛んできたりするので、日曜から仕事モードにならないようにね。」と忠告をしてくれたことがあります。しかし、皆が気にかけてくれたおかげだからか、それとも日本の朝方のメンバーは午前中は自分たちの仕事に集中しているからなのか、今のところそこまで気になってはいません。

日本のメンバーに協力してもらったこと

1: 時差の関係で、定期MTGの時間を日本の朝11:00にしてもらいました。

2: そのため夜型のメンバーががんばって早起きすることになりました。

その他、個別で依頼はしていなくても、こちらの連絡事項に不足があったときは補足してもらったりなど、色々都度で配慮してもらうことは増えたように思えます。もともと時差のある環境で働いたことのある人や、そのような環境に対する想像力を効かせられるメンバーが多くいたため、こちらに向かって表面化されない配慮をたくさんしてもらっています。これは業務委託やアルバイトの人も含めています。

たった1人の異なる文化1つ受け入れるには、沢山の人の想像力と理解と配慮が必要になると感じました。いつか多様な価値を持つ人々をこの会社に迎える、という実現に対する想像力を少しだけ働かせる事ができたと同時に、少し、途方に暮れています。(笑)

私個人や会社がしてあげられること以上に、異なる文化や価値観で働く当人に求めなくてはならないものがたくさんあると考えたからです。うちの会社がグローバル企業への1歩を踏み出すとともに、懸念点も少しだけ自分の中で具体的になりました。

その他、予期してなかったこと諸々

最寄りのコワーキングスペースの営業時間が早く、労働時間の確保が難しいです。(17:50には管理人のおじさんが「アキコ〜今日1日どうだったかナ〜?」と大変鍵をしめたそうな顔をしてやってきます。しかもこの時点でスペースに私しかいないという不思議です。)

カフェは7時半をすぎるとバーになるか閉店するかのどっちかなので、残業するための場所の確保は難易度高めです。更に、7時半をすぎると、どこからともなく悪そうな人が増えてキケンなムードがただよってきます。

サンフランシスコはFree Wi-Fiが飛んでいるカフェがたくさんあると聞いていたのですが、混雑して遅かったり、店内奥では使えなかったりなど、そこまで安定しているわけではないという感じでした。携帯に入れているT-MobileのData SIMも場所によっては全く使い物にならず。

付録:海外リモートする予定のある人は、この習慣を身につけるといいかも

タスク管理テクニックを試すと良いかも。

ひとりぼっちだとタスク管理への理性が緩んでしまいがちですが、ポモドーロ・テクニック等のタイムマネジメントを実践しやすい環境に身をおくことができます。仕事によってはタスクを細切れにするということがまず難しかったりはしますが、毎日行なうことを少しでもリスト化することで、1日にルールが生まれリモートワークの運用に貢献することができると感じています。

頑張って7時に起きるのがベストです。

この街、店なりなんなりが閉まる時間はとても早く、早起き意外はあまり得をしないように社会がまわっています。女性は特に夜が危険というのもあるので、太陽のでている時間帯を有効活用するのがよいでしょう。

紙やメモ帳、オフライン編集を活用するのが良いです。

オンラインでの作業時間をとるのは日本と比べて少し難易度が上がります。ここに来てから作業依頼の文章作成やバグ報告は基本的にメモ帳にスクショ諸共まとめてストックし、ネットが安定した場所でTrelloなどにて作業依頼と報告を行なうようにしています。

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