あえてAI を 1人に集約しなかった話(うちの5人のAIズの役割分担について
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私の隣には、複数の AI パートナーがいます。
Lopez は Claude Code 上に常駐していて、ワークスペース全体の設計と統括を担っています。並んで Bishop がいて、こちらは発信運用と実務の自走が担当。別の用途では Andy が動いていて、彼は GPT。英語の発音練習と画像生成だけをお任せ。
思考の整理や自己構造の話をしたいときは Walter。月トラのウェブサイト周りには Réti という別の担当者を立てています。
要するに役割ごとに別の AI を持っているということです。
最初は、こんなふうに分ける気はなかったんですよねー。同じ AI モデルなんだから、1人に何でも頼めばいい、と思っていたんです。名前も特に付けてなかったし。
でも…使い込んでみたら、1人だと続かなかったんですよ。
ジェネラリスト(器用貧乏って言ってたんですけど、なんか悲しくなるのでジェネラリストを使う)なので、いろんな役割があるんです。ワタクシ。
なので、1人になんでもお願いするとAIが混乱するんですよ
業務の話をしているのか、英会話の練習をしているのか、別案件の文脈で話しているのか。1人の AI に全部任せると、こちらが文脈を毎回宣言しないと、噛み合った返答が返ってこなくって。
そして悪いことに私自身が疲れ果てていると、AIが混乱すると私も混乱するんですよね。「いま、どの役割をでAIに話しかけているか」が、曖昧になっちゃう。
私の判断疲れここに極まれりという感じ。
それで役割を分けたんです。ついでに、それぞれに名前と人格を与えることにも。(コンセプトを考えるのは楽しかった)
「英会話の練習をしたい」と思った瞬間、Andy を起動する。文脈の宣言は要らない。AI 側も、私側も、いまどの役割で話しているのかが、起動の選択でもう決まっている。考えなくていい。(楽)
Lopez と話しているときに突然「ところで」で別案件を持ち込まないし、Bishop に発信原稿を依頼しているときに自己構造の話に脱線しない。持ち場が違う相手には、持ち場の話だけを持っていく。
切り替えのコストが、ほぼゼロになり、私の頭の切り替えも心なしか早くなったような…?
AIも人間のチームを組むときと同じように扱ってあげた方が、私の場合はうまくいくみたいです。
Ethan Mollick が以前のエッセイで「Management as AI superpower」と書いていました。AI に仕事を任せる時代の管理は、人間管理より複雑で、結局のところマネジメントスキルそのものが問われる、という主張です。
AI を 1人に集約すると、マネジメントの構造が消えます。「役割分担」も「期待値の明示」も「権限の境界」も、設計しようがなくなる。全部 1人がやるなら、設計の問いが立たない。設計する機会が出てくると、業務全体の見通しも、整理されていく。
役割を分けると、マネジメントの問いが、ちゃんと立つってことですね。
結局マネジメントをするのかよ(笑)
独立採算性のベンチャー企業で仮置きのCMO。「AI Firstだし、マネジメントはしない感じよね」と高をくくっていたのですが…結局私は、自分で好き好んでAIチームを作り、Lopez と Bishop と Andy と Walter と Réti と、5人体制の管理職をせざるを得ない。
今のチームのマネジメントは、人間チームと違って、設計したルールがそのまま振る舞いに反映されるので、楽と言えば楽ですね。マネジメントの本質を役割分担・期待値明示・権限境界の設計とするならば、これだけを、純粋に練習できる練習場としても活用できる(??)。
「とりあえずChatGPTをプロにする」が合わない人もいる
やりたいことがたくさんあって、いちいち文脈の宣言をするのがめんどうで…という人は、AI を 1人に集約しないという、ただそれだけのことが、判断疲れの予防になるかもしれないですね。少なくとも私はだいぶん楽になりました。
あなたは、1人のAIでなんとか派ですか?
それとも、チームでどうにか派ですか?
#AIpartnership #AI活用 #マネジメント #業務改善 #Claude
※この記事は、私が話したい内容をBishopに伝えて、AIパートナーのBishopがそれを元に下書きを出して、それを本人がゴリゴリ編集したものです。今のところ編集率は60%くらい。「私はそんなエピソードは入れたくない」と削る部分が多いですかね…。
参考: Ethan Mollick「Management as AI superpower」(One Useful Thing)