老舗旅館?いいえ、介護施設です!馬室たんぽぽ翔裕園
馬室たんぽぽは田んぼの中に建っていて、
農家出身の利用者さんも多くいますので、
施設の作りがかなり和風な感じです。
どこも日本旅館のような雰囲気が漂っています。
通常の施設はユニットだけの施設か、相部屋だけの施設か、
どちらの形にするのかになりますが、
馬室たんぽぽは昔は別のところにありまして、
十年前、今の住所に引っ越してきた時に、
当時の従来型を利用していた利用者さんもあんまり変わらない料金でこちらに住んでもらいたいため、
今メインとなっているユニット型と一緒に、
従来型の相部屋も建てられました。
現在では、馬室たんぽぽはちょっと特殊で、
二つの事業所が入った複合施設になっています。
上はユニット型の間取り図で、個室が十部屋あります。
二つのユニットの間に扉があって、こういう赤いところは扉です。
夜勤の時間帯に入ると、
扉を開けて職員一人で20人の利用者さんを見ることができます。
しょうぶ翔裕園にはそういう扉がなくて、
二つのユニットの間に職員のオフィスが挟まれています。
上は従来型の間取り図で、1フロアには相部屋が十部屋あります。
元々の従来型の多床室は栗橋ナーシングのように、
大きな一つの部屋に四つのベッドがあって、
カーテンで仕切っているような空間ですが、
馬室たんぽぽの作りは上の写真のようです。
ベッドの間に間仕切りがあって、扉はカーテンにして、洗面台の設置もすこし違っています。
特に従来型のほうには、トイレの向きが二つのパターンあります。
パターン1はスライドのように、トイレは扉のすぐ前にありますから、
車椅子の方は扉から入ってきて、トイレの脇に停まり、手すりにつかまってから、トイレに移動します。
このトイレを使うと、利用者さんが回った角度は90度となります。
そして、左麻痺の方は左側のトイレを使って、右手で壁の手すりにつかまります。
逆の場合は、右麻痺の方は右側のトイレを使って、左手で壁の手すりにつかまります。
実際の写真はこちらとなります。
一人介助と二人介助のトイレがあります。
その違いは、二人介助のトイレは二人の職員さんはトイレの脇でも動きやすいように、
ティッシュケースが外されていることです。
次のパターン2は、トイレは扉のすぐ前にありますから、
車椅子の方は同じくトイレの脇に停まって、手すりにつかまってから、トイレに移動します。
私の観察だと、このトイレを使うと、利用者さんが回った角度は135度となります。
現場の職員さんと話すと、
確かに利用者さんが回った角度はすこし大きかったんで、
少し使いにくいかもしれませんが、
利用者さんそれぞれの習慣が異なっていますので、
このトイレを使い慣れている方もいらっしゃいます。
実際の写真はこちらとなります。
とりあえず、パターン1のトイレでも、パターン2のトイレでも、
なるべく色んな向きのトイレがあれば、
利用者さんもきっと使いやすいトイレが見つかるんではないかと思っています。
馬室たんぽぽのデイへ研修に行った時、
職員さんと一緒に三名の利用者さんを「鴻巣びっくりひな祭り」へ連れていきました。
会場のエスカレーターで降りながらピラミッドひな壇のてっぺんから下まで
どんどん目に映ってくるのが一つの楽しみで、
ひな壇を一周回って見て頂くことも職員さんから利用者さんへの思いやりです。
鴻巣出身の利用者さんは日本一高いひな壇を見て、
自宅のひな人形の話もしてくれました。
ひな人形は昔はお守りのように燃やして神様に返すものだったそうですよー
今回の報告は以上となります。
では、また今度ー!