今日は、僕が日々大切にしている「伝え方」についてご紹介します。
”松永光弘(まつなが みつひろ)”さんの『伝え方――伝えたいことを、伝えてはいけない。』は、効果的なコミュニケーションの原則を探求する一冊です。
この本では「伝え方」の基本を「整理整頓」し、相手に「納得以上」に伝えることの重要性を強調しています。
松永さんは「伝えたいことを、伝えてはいけない」という逆説的なアプローチを提案し、〈よさ〉と〈わけ〉で魅力を語ることの重要性を説いています。
また要素メモと思考の型を用いて〈メッセージ〉を見つける方法や、同分解展モデルを紹介し、伝え方の最適化を図っています。
編集者、ライター、会社員など様々な立場の人々にとっても参考になる内容となっており、文章力向上やコミュニケーションスキルの改善に役立つ実践的な本だと思います。
前回のは、「伝え方」の重要性とそれが経営にどう影響するかについてご紹介しました。
今回は、その「伝え方」を実際の経営活動にどう活用していくか、具体的な方法について考えてご紹介します。
経営者のコミュニケーション力が組織を変える
経営者の役割の中で最も重要なのは、組織全体の方向性を示し、メンバーが一丸となって目標に向かって進むためのコミュニケーションだと確信しています。
素晴らしいビジョンや戦略を持っていても、それが社員に正しく伝わらなければ、その意図は実現しにくくなると思います。
双方向の対話を重視する
伝わるコミュニケーションとは、一方的に指示を出すことではないとも感じています。
むしろ双方向の対話を通じて、相手の理解度や心情に寄り添いながらメッセージを届けることが求められます。
具体的には、相手の話を遮らず傾聴し、共感を示す言葉を使い、感情の反映(ミラーリング)を行うことで、一体感を生み出すということが求められる言います。
解決策よりも相手との寄り添いを優先する姿勢が信頼構築に繋がります。
単なる情報伝達ではなく、相手との関係性を深め、共創するための重要なプロセスを大事にしていきたいですね。
効果的な伝え方の6つのコツ
- 結論を最初に伝える:
ビジネスシーンでは、聞き手に負荷をかけないよう、結論(伝えたいメッセージ)を最初に言ってから話しを進めるのがオススメです。
- 相手の立場を理解する:
相手のポジションや立ち位置、影響力等の社会的立場を事前に分析しておくことも大事です。
- 具体例を使う:
相手が自分事として捉えられるような具体例を用意することで、同じ目線のテーマも伝わりやすくなります。
- メリットを明確にする:
「この商品を使うと、毎日の作業時間が30分短縮できます」のように、具体的なメリットを示すことで、相手の興味を引き出しやすくなります。
- ポジティブな解釈を心がける:
同じ状況でも、ポジティブに解釈することで、まったく新しい可能性もみえてくるかもしれません。
- 顧客視点で考える:
自社の努力や技術ではなく、顧客にとっての具体的なメリットを伝えることが重要になります。
リーダーの言葉が組織文化を作る
リーダーの言葉や行動は、組織文化の形成に大きく影響します。
そして経営者は慎重かつ自信を持って発信し、明確なビジョンを示すことが求められます。
リーダーが自ら模範となり、言葉と行動を一致させることで、組織文化が自然に浸透しやすくなります。
さらに、組織文化の形成には、社員が共感できるスローガンや行動指針を明確にし、それを日常的に意識させる流れが必要不可欠です。
このような文化はメンバーの自主性を引き出し、意思決定のスピードが速くなったり、より高いレベルの業務に挑戦するといった組織に繋がります。
僕ののビジョンは「人生成功学校を創る」ことです。
この明確な指針によって、すべてを決めています。
リーダーとして、これらを示し続けることで、現場と一体となった強い組織文化を築くことにつながっていくと感じています。
おわりに
「伝え方」は会社や組織外のお客様だけでなく、会社内・組織内に向けても必要になるスキルです。
伝え方1つによって、組織の文化や目標も大きく変わってくるので、なおさら伝え方は意識する必要がありますね。
この本をきっかけに、伝わるコミュニケーションをより意識していかれる方が増えたら幸いです。
それでは今回はこの辺で。
住谷知厚(すみたにともひろ)
◆伝え方――伝えたいことを、伝えてはいけない。