デザイナーの将来は「広げる」ことができる
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役割の変化は、キャリアの選択肢を広げてくれる
デザイナーとして働く中で、「この先どうなっていくんだろう」と考える人も多いと思います。特にサラリーマンデザイナーの場合、年齢や経験とともに求められる役割が変わっていくことに、不安を感じることもあるかもしれません。
ただ、この“役割の変化”はネガティブなものではなく、むしろキャリアの幅を広げるチャンスでもあります。
最初は、手を動かしてアウトプットを出すことが中心になります。デザインの基礎やスキルを磨き、実務の中で経験を積んでいく大事な時期です。そしてその先で、少しずつ「何を作るか」「どう作るか」を考える立場へとシフトしていきます。
ここで求められるのが、ディレクションや意思決定といった視点です。最初は難しく感じるかもしれませんが、自分の考えがプロジェクト全体に影響を与える面白さや、チームで成果を出す手応えを感じられるようになります。
一方で、「手を動かすことが減ってしまうのでは」と心配する人もいると思います。でも実際は、どちらか一方を完全に手放す必要はありません。
ディレクションをしながらも、自分で手を動かす場面は必ずありますし、その経験が判断の精度を高めてくれます。逆に、プレイヤーとして関わるときも、上流の意図を理解していることで、より本質的なアウトプットができるようになります。
つまり、「作れる人」でありながら「考えられる人」になることができる。
この両方を持っているデザイナーは、組織の中でも市場の中でも、確実に価値が高まっていきます。
役割が変わることは、できることが増えていくということです。自分の可能性が広がっているサインとも言えます。
だからこそ、変化を恐れるのではなく、少しずつでもいいので視点を広げていくこと。目の前のスキルを磨きながら、その先の役割にも興味を持ってみること。
そうすることで、デザイナーとしてのキャリアは、より自由で柔軟なものになっていきます。