あえて全く意味のない呪文を社内の共有ツールに投げ続けてみた
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こんにちは!城間勝行です。
昨日の夕暮れ時、私は社内で使っているチャットツールの個人用スペースに、自分でも意味の分からない独自の文字列を延々と投稿し続けるという実験を行いました。エンジニアとしての私は、いかに論理的で明快な情報をチームに共有し、いかに誤解のないドキュメントを構築するかを最優先に考えています。情報は正確であればあるほど良く、一文字の無駄も許されない。それが仕事における誠実さだと信じてきました。しかし、あえて意味のネットワークから完全に切り離された「ノイズ」を自分の手で生成し続けたとき、私の脳内ではこれまでにない劇的な構造改革が始まりました。
意味を持たない記号の羅列を眺めていると、不思議なことに、普段どれほど言葉という定義に縛られて思考していたかが浮き彫りになります。私たちは日々、成功や成長、あるいは効率といった言葉に意味を詰め込み、その重みで思考の翼を畳んでしまっています。でも、意味を放棄した文字列の中には、何色にも染まっていない純粋な可能性が広がっていました。呪文のようなその文字の並びが、私の既成概念を激しく揺さぶり、誰もが正しいと信じる正解の裏側にある、まだ名付けられていない課題や解決策の輪郭を鮮やかに照らし出したのです。
スタートアップという未知の海を渡る私たちにとって、最も恐ろしいのは既存のロジックに閉じ込められることです。スマートに振る舞い、予定調和な回答を出すだけなら、それは機械に任せればいい。人間にしかできないこと、それはこうした一見すると無意味で非効率なカオスの中から、新しい世界の秩序を読み解くことではないでしょうか。呪文を投げ続ける指先から、私の独創性は解き放たれました。意味がないからこそ、どんな意味でも込めることができる。その圧倒的な自由さが、複雑に絡み合っていた開発上のボトルネックを、驚くほど軽やかに解きほぐすヒントを与えてくれたのです。
一時間ほど経って画面を埋め尽くした不思議な記号たちを眺めながら、私はかつてないほど清々しい達成感を覚えました。正解を追い求める手を一度休め、あえて自分の中に「バグ」を生み出してみる。その不自然な刺激が、停滞していた脳の回路を再起動させ、明日への爆発的なエネルギーへと変換されるのを感じました。私はこれからも、最新の技術で世界を便利にしながらも、心の中には常にこの意味のない呪文のような余白を持ち続けていたい。
皆さんも、もし仕事のスピードが速すぎて自分を見失いそうになったら、あえて自分の思考を「意味の通じない場所」へ放り出してみてください。そこには誰の評価も、既存のルールもありません。ただ、あなた自身の純粋な知性が、暗闇の中で新しい光を放ち始めるはずです。不器用で、一見すると無駄に見えるそのプロセスこそが、世界を驚かせるプロダクトを生むための最短距離になると確信しています。私はそんな、言葉を超えたワクワクを形にする仲間たちと共に、まだ誰も見たことのない驚きに満ちた未来を、この手で力強く引き寄せていきたいと思っています。