「食べ物は薬である」──身体がよろこぶ、やさしい薬膳レシピ
「食べ物は薬である」──身体がよろこぶ、やさしい薬膳レシピ
By 田中鉄也(オンド.com)
《薬膳ミニ事典シリーズ連動記事》
薬膳というと、特別な食材や難しいルールがあると思われがちですが、実はそんなことはありません。
日々の食卓に 「旬を取り入れる」「よく噛む」「温める」「色をそろえる」 といった工夫を加えるだけで、薬膳の智慧は自然と育っていきます。
今回は、今日からすぐ作れる 身近な薬膳レシピ3つ をご紹介します。
どれも《薬膳ミニ事典》内の特集と連動しているので、気になる食材があれば事典ページでさらに詳しく学べます。
◆ レシピ① 朝の巡りを整える
「玉ねぎの温活スープ」
旬の新玉ねぎは、体内の巡りを助け、「肝」の働きをサポートする春の薬。
朝の白湯代わりに、やさしい温スープで1日のスタートを整えましょう。
材料(2人分)
- 新玉ねぎ…1/2個(普通の玉ねぎでもOK)
- 生姜…ひとかけ
- 顆粒だし or コンソメ…小さじ1
- 水…400ml
- 塩…ひとつまみ
- オリーブオイル…少々
作り方
- 玉ねぎを薄切り、生姜を千切りにする。
- 鍋にオリーブオイルを熱し、玉ねぎが透き通るまで炒める。
- 水とだしを加えて5分煮る。
- 塩で味を整えて完成。
薬膳ポイント:
- 玉ねぎ→「気」の巡りを良くしストレスケアに
- 生姜→体を温めて胃腸を目覚めさせる
▼関連:『薬膳ミニ事典|春に取りたい食材』
◆ レシピ② 余分な熱を冷まし、潤いを届ける
「トマトと豆腐の冷やしあえ」
暑い日や身体が火照っているときにおすすめ。
トマトの清熱作用と、豆腐の潤い補給効果を組み合わせた、夏の定番薬膳おかず。
材料(2〜3人分)
- トマト…1個
- 絹豆腐…150g
- 大葉…3枚
- ごま油…小さじ1
- 醤油…小さじ1
- 酢…小さじ1
- すりごま…適量
作り方
- トマトを角切り、豆腐を軽く水切りしてほぐす。
- 大葉を細切りにする。
- ごま油・醤油・酢を混ぜてタレを作り、全体をやさしく和える。
- 仕上げにすりごまを振る。
薬膳ポイント:
- トマト→暑さを冷まし、体内の熱を調整
- 豆腐→潤いを補い、「肺」と「脾」をサポート
- 大葉→気の巡りを助け、食欲不振にも
▼関連:『薬膳ミニ事典|夏の清熱食材』
◆ レシピ③ 腎を補って、身体の芯から元気に
「黒ごまとさつまいものホットサラダ」
黒い食材は「腎」を養う力が強いとされます。
甘味がやさしいさつまいもと合わせ、秋冬におすすめの元気チャージレシピです。
材料(2人分)
- さつまいも…小1本
- 黒ごま…大さじ1
- はちみつ…小さじ1(なくても可)
- 塩…ひとつまみ
- バター or オリーブオイル…小さじ1
作り方
- さつまいもを1cm幅に切り、柔らかくなるまで茹でる。
- フライパンにバター(またはオイル)を熱し、さつまいもを軽く焼く。
- 塩とはちみつを加え、黒ごまを全体に絡める。
薬膳ポイント:
- 黒ごま→「腎」を補い、髪・骨・ホルモンバランスを支える
- さつまいも→脾を補い、便通を整え、疲労回復にも
▼関連:『薬膳ミニ事典|黒い食材と腎の関係』
◆ おわりに:食べることは、やさしく自分を整える行為
薬膳の魅力は、決して“特別な料理”ではなく、
日々の食卓をほんの少しだけ意識することで、身体が変わっていくこと にあります。
今日のレシピが、あなたの暮らしにそっと寄り添い、
「食べ物は薬である」という理念を、より身近に感じるきっかけになれば嬉しいです。
さらに詳しく知りたい方は、ぜひ《薬膳ミニ事典》シリーズもあわせてご覧ください。
気になる食材を検索すれば、その性質・働き・合う季節・おすすめレシピまで、ひと目でわかるように構成しています。