役者を始めた理由
人を喜ばせ、多くの人の未来を上向きにできるような存在に憧れて役者業を始めました。中学3年生の時にミュージカル「ライオンキング」を初めて観劇した際、あまりの感動に魂が震えて「生きているとこんなに素晴らしい体験ができるんだ」と子供ながらに感じました!ただ、当時は小学校から続けていた部活動が第一でしたし、自分とはあまりにもかけ離れている世界だと認識していたため挑戦することができませんでした。ですが、大学生になっても憧れは消えずむしろ強くなっていたため、最初はボランティアエキストラから挑戦することで単なる憧れなのか本当に挑戦したいのかを判断しました。無給で交通費すら出なくても撮影のために夜行バスで京都に飛んで行ったり(しかも撮影場所の連絡が来たのは前日の15時でした!)、何時間も炎天下の中で待たされても撮影に関われることが嬉しかったりといった自身の姿勢から、これは本気で挑戦すべきだと判断しました。そこで、大学2年生(2021年)の8月から芸能事務所に所属して役者業を始めました。同級生と歩幅を合わせて大学3年生時の夏季インターンに応募したこともありましたが、「まだ何も挑戦しきれていない状態で就職の道を選べばきっと死ぬ時まで後悔する」と感じたため、新卒での就職をせず役者業に向き合うことを決断しました。
役者としての活動
役者を目指したきっかけはミュージカルでしたが、朝ドラを筆頭に国内外の映像作品もすごく好きだったため、役者としての活動は映像と舞台どちらも挑戦しました。映像作品ではエキストラがほとんどでしたが、昔から見ていた番組(ここでは記載しませんが毎年放送される有名な番組です)の1話で自分の顔がバーンッと映った時はとても痺れました。複数の友人から連絡が来たこともすごく嬉しい思い出です。また、こんなことを書くとミーハーと言われてしまいそうですが、大物女優さんから飴をいただいたり、朝ドラ女優さんに触られたりしたこともありました(笑)。舞台作品では、大声でひたすら笑いまくる癖ツヨ青森市役所職員の役をやりました。この時に習得した大声で笑う能力はご縁があればいつでも披露させていただきます。演技学校に入学するオーディションの課題で憧れのミュージカルにも挑戦できました。自分も周りも熱量がとても高くてオーディション中に感動して泣きそうになるほどでした。振り返ると、どの経験も本当に楽しくて、必死に取り組めて、いいことも悪いことも含めて人生の財産になりました。
役者を辞めた理由
自分が納得するまで演技に挑戦できたことに加え、私がやりたいことの原点は役者業以外でも実現できることに気付き、より人の為に活躍したいと思い役者業に区切りをつけました。やれることはやったとぞという状態で挑んだオーディションを受け結果が出なかったことをきっかけに、改めて自分がなりたい自分について考えました。その際に「人を喜ばせ、多くの人の未来を上向きにできるひとになりたい」という気持ちが原点にあることを再認識しました。そして、これまでの経験から役者業ではそのなりたい自分になれない可能性が高いことにも気がつきました。(今まで得た役が背景ばかりだったことや、実力があっても日の目を見るのはほんの一握りの人という現実など)それならば、より人を喜ばせるチャンスが多い仕事をしたいと思うようになりました。そのため、役者を辞めて就職をしようと決意しました。
役者を志し通用しなかったこと自体は挫折経験にはなりますが、未練が無くなるまで挑戦したことで人生の濃度は上がったと思っています。新卒切符を捨てるのは怖かったです。でも、それよりも一生後悔し続ける人生の方が怖かったです。結果としては役者の世界で何者にもなれませんでしたが、自分の人生を自分で歩む自信はつきました。そして、挑戦し切れたからこそ、次のフィールドである仕事を通して「人の未来を上向きにするために」頑張ることに飢えている自分がいます。だからこそ、役者に挑戦できて心から良かったと思っています!