「成果が出なければ、仕事はない。」営業未経験の私が4年間で学んだ、個人とチームのこと
「成果が出なければ、仕事はない。」
個人事業主として仕事をするようになって、最初に向き合ったのは、そんなシンプルでシビアな世界でした。
2022年の秋。
当時の私は、会社員という働き方から離れ、個人事業主として活動を始めたばかり。
「もっと自由に働いてみたい」
そんな思いはありましたが、営業経験はまったくありませんでした。
そこから約4年間。
BtoBの営業支援に携わり、新規営業の実行から、プロジェクトリーダー、クライアントとの折衝、メンバーのフォローや育成、チーム運営まで、本当にさまざまな経験をしてきました。
2026年9月、その環境から一つの区切りを迎えました。
約4年間を振り返って強く感じるのは、「個人で成果を出すこと」と「チームで成果を出すこと」はまったく違うということ。そして、個人には限界があるからこそ、チームや組織があるということです。
この記事では、営業未経験だった私がこの4年間で何を学び、働き方や「自由」に対する考え方がどう変わったのか。そして、これから何に挑戦していきたいのかを書いてみたいと思います。
次のステージに進む今だからこそ、一度、言葉にして残しておこうと思います。
「自由に働く」は、自由なだけではなかった
4年前の私にとって、「自由に働く」とは、時間や場所に縛られないことでした。
好きな場所で働く。
自分で仕事を選ぶ。
自分の時間を、自分で決める。
今でもその働き方は好きです。
草津、東京、山梨などを行き来しながら仕事をして、冬になればスノーボードをして、時間があれば海釣りや登山にも行く。
これからも、そんな働き方は続けていきたいと思っています。
でも、個人事業主として働き始めてすぐに分かったことがあります。
自由であるということは、その分、自分の仕事に自分で責任を持つということ。
特に営業の世界では、とても分かりやすいものでした。
成果が出なければ、次の仕事につながらない。
頑張った時間ではなく、結果で見られる。
営業未経験だった私にとっては、かなりシビアな環境でした。
営業は、かなり苦戦しました
もともと営業が得意だったわけではありません。
むしろ、最初はかなり苦戦した方だと思います。
電話をする。
知らない企業にアプローチする。
相手の課題を考える。
商談につなげる。
数字を追う。
うまくいかないことの方が多く、
「何が悪かったんだろう」
「どう変えれば成果が出るんだろう」
そんなことを何度も考えていました。
それでも、数字を見て、仮説を立てて、やり方を変えて、また試す。
地道に繰り返していく中で、少しずつ成果につながるようになりました。
決して器用にできたわけではありません。
でも、
「成果が出るまでやり切る」
という経験はできたと思っています。
「自分で成果を出す」と「チームで成果を出す」は、まったく違った
自分自身で成果を出せるようになってから、プロジェクトリーダーやメンバーのフォローにも関わるようになりました。
そこで初めて気づきました。
自分が成果を出すことと、
チームで成果を出すことは、まったく別の仕事だということ。
自分一人なら、
自分で考えて、
自分で動いて、
成果が出るまでやり切ればいい。
ある意味、とてもシンプルです。
でも、チームではそうはいきません。
得意なことも違う。
経験も違う。
考え方も違う。
仕事に対するモチベーションも違う。
自分ができたことを、そのまま他の人ができるとは限りません。
目標をどう共有するのか。
数字が伸びていないとき、どこに原因があるのか。
困っているメンバーにどう気づくのか。
どう伝えれば、その人自身が考え、動けるようになるのか。
自分で営業成果を出すこと以上に、悩んだことも多かったように思います。
なぜ、個人ではなくチームや組織があるのか
この4年間で、よく考えるようになったことがあります。
「なぜ、一人ではなくチームで仕事をするんだろう」
「なぜ、組織というものがあるんだろう」
個人で仕事をする中で、自分一人でも、ある程度のところまではできることを知りました。
一方で、個人には限界があることも知りました。
使える時間には限界がある。
持っている知識や経験にも限界がある。
自分一人の視点では、気づけないこともたくさんある。
だからこそ、人が集まる意味があるのだと思います。
異なる強みや経験を持つ人たちが集まり、一人ではできなかったことを実現する。
ただ、人が集まれば自然とチームになるわけでもありません。
それぞれが力を発揮できる状態をどうつくるか。
同じ方向を向いて仕事をするために何が必要なのか。
その難しさも、面白さも、この4年間でたくさん経験しました。
数字だけではなく、「人」から学んだ4年間
営業の数字やプロジェクトの進め方など、仕事として学んだことはたくさんあります。
でも振り返ってみると、それ以上に大きかったのは、人から学んだことだったように思います。
仕事への向き合い方。
人との接し方。
自分だけではなく、誰かの成果を喜ぶこと。
困っている人がいれば声をかけること。
成果には厳しく向き合いながらも、人には温かく向き合うこと。
営業、マネジメント、プロジェクト運営。
いろいろな経験をしてきましたが、そのすべての中心にあったのは、結局「人」でした。
これは、これからどんな仕事をするうえでも大切にしていきたいことの一つです。
4年前とは、「自由」の意味が変わった
4年前の私は、
「会社や場所に縛られず、自由に働きたい」
と思っていました。
今も、自由に働きたい気持ちは変わりません。
ただ、今はその意味が少し変わりました。
時間や場所が自由であることだけではなく、
業界や肩書きに自分を当てはめすぎず、
これまでの経験を掛け合わせながら、
自分にできることを広げていくこと。
それも私にとっての「自由」なのだと思うようになりました。
営業だから営業だけ。
マネジメントだからマネジメントだけ。
地方の仕事だから地方だけ。
そうやって最初から枠を決めるのではなく、
面白そうなこと。
必要とされること。
自分の経験が活かせそうなこと。
そこに柔軟に関わっていきたいと思っています。
地域や地方にも、もっと関わってみたい
私は北海道幌泉郡えりも町のルーツがあります。
自分の地元も、人口減少や地域の担い手不足といった課題と無関係ではありません。
いろいろな地域を訪れながら仕事をするようになって、
「地方から日本を盛り上げるために、自分に何ができるんだろう」
と考える機会も増えました。
まだ、自分の中に明確な答えがあるわけではありません。
でも、
営業で培った「届ける力」。
プロジェクトを動かしてきた経験。
企業や人の間に入り、物事を前に進めてきた経験。
そして、自分自身が実践している多拠点生活やワーケーション。
今まで別々に見えていた経験を掛け合わせることで、何かできるのではないかと思っています。
個人には限界がある。だからこそ、人とつながりながら挑戦したい
この4年間で、個人には限界があることを知りました。
だからといって、「一人で何でもできるようになりたい」と思っているわけではありません。
むしろ逆です。
個人の限界を知ったからこそ、自分とは違う経験や強みを持った人たちと一緒に何かをつくることに、以前より興味があります。
一つの会社、一つの肩書き、一つの地域だけに自分を限定するのではなく、
企業と企業。
企業と地域。
人と人。
その間に入りながら、必要なものをつなぎ、プロジェクトを前に進める。
そんな役割にも、これから挑戦してみたいと思っています。
これから、自分の経験をどう掛け合わせられるか
営業未経験から始まった4年間。
営業。
プロジェクトマネジメント。
メンバー育成。
チーム運営。
さまざまな業界やサービスとの出会い。
そして、多拠点生活や地域への関心。
一見するとバラバラな経験ですが、今は、それを無理に一つの肩書きにまとめなくてもいいのではないかと思っています。
「これまでの経験を掛け合わせたとき、自分に何ができるのか」
これからは、それを実際に試していきたいです。
ワーケーションをしながら、知らない土地へ行く。
新しい人と出会う。
知らない業界の仕事を知る。
そして、自分の経験が活かせそうな場所には、積極的に飛び込んでみる。
4年前に思い描いていた「自由に働く」とは、少し違う場所まで来ました。
でも、今の方がずっと、
「これから何ができるんだろう」
とワクワクしています。
営業やプロジェクト推進、チームづくり、地域に関わる取り組みなど、これまでの経験と接点がありそうな方がいれば、ぜひお話しできたら嬉しいです。
ここからまた、自分なりの働き方と役割をつくっていきたいと思います。