目次
1. 英語の「I」と「You」。日本語の奥深さとは?
日本語って、つくづく難しいなと感じています。
例えば、自分のことを指す一人称。「私」「僕」「俺」「自分」「小生」……ざっと挙げるだけでもキリがありません。相手を指す言葉も「貴方」「お前」「貴様」「そちら」など多種多様です。
これを英語で表現すると、基本的には「I」と「You」のそれぞれ1語で済んでしまいます。 とある国民的少年バトル漫画の戦闘民族の王子様が放つ「貴様〜!」という名台詞も、海外版だと「YOU!!!」になります。「Hang in there, Kakarot. You are number one!」(カカロット、お前がナンバーワンだ。)といった具合ですね。英語ってすごいし、便利です。
しかし、多様な表現ができるからこそ、日本語は奥深い。 たった一言の選び方で相手を深く感動させることもできれば、逆に誤ったワードを用いるだけで、大変不快な思いをさせてしまうこともあります。
なぜこんな話から始めたかというと、我々が行っている「人材紹介」という仕事において、求職者様、クライアント企業様、そして社内での「言葉遣い・言葉選び」はとても重要だからです。
2. 「自分は大丈夫」と思っている人ほど要注意
皆さんは、自分の言葉遣いに自信がありますか?
「私は大丈夫!」「俺は平気!」と思っている方、実は黄色信号かもしれません。 存外、「自分は大丈夫」と思っている人ほど、際どい表現を使っていたり、TPOに即した会話ができていないことが往々にしてあります。逆に「まだまだ不十分だ。気をつけねば」と思っている人ほど、周りから見ても丁寧で、相手への配慮が行き届いているものです。
3. 言葉遣い一つで「選ばれる理由」が変わる
例えば、クライアント企業様とのやり取りで、こんな言葉遣いをしていませんか?
×「担当者様のお名前、聞いてもいいですか?」 ◯「ご担当者様のお名前をお伺いしたいのですが、よろしいでしょうか」
×「担当者さん、何時ごろ戻ります?」 ◯「ご担当者様は何時ごろにお戻りになるかお分かりになりますでしょうか」
もし私が企業の採用担当者で、複数の紹介会社から同じような電話を受けたとしたら、間違いなく後者の言葉遣いができる会社を選びます。今や、企業も求職者も複数のサービスを利用するのが当たり前の時代。言葉遣い一つで、企業イメージは大きく左右されます。
もし、配慮のないメタメタな言葉遣いで成約できたとしても、それは「フェスコムが選ばれた」のではなく、単に「求職者のスペックが買われた」に過ぎません。それに気づかず「自分の営業力で勝ち取った」と勘違いしてしまうと、成長のループから外れてしまいます。
4. 無意識の偏見に気づく。社内での言葉遣いこそ本質
そして、私が声を大にして言いたいのが「社内での会話」こそ要注意だということです。 例えば、社内で以下のような表現を使っていませんか?
×「男・女」 → ◯「男性・女性」 ×「外人」 → ◯「外国の方・外国籍の方」
今の時代、ダイバーシティ(多様性)やアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)への配慮は、ビジネスパーソンとして必須の感覚です。特に「外人」という言葉には、文脈によって相手を排斥するようなニュアンスが含まれることもあります。時代の変化に合わせて、相手を尊重する適切な言葉へアップデートしていく姿勢が常に求められます。
また、求職者様やクライアント様のことを社内で「こいつ」「あいつ」と呼んだり、あからさまに見下したような表現を使ったりするのも絶対にNGです。 社内での乱れた言葉遣いや、相手を軽視するような姿勢は、必ず外部とのコミュニケーションの節々に漏れ出てしまいます。
5. 全ての人と「対等」に向き合うフェスコムのカルチャー
当社の代表である永江も常々発信していますが、私たちにとってクライアント様も求職者様も、そして社内のメンバーも、すべてのコミュニケーション対象は「対等」であるべきです。対等だからこそ敬意を払い、ビジネスパートナーとして向き合う。こちら本位で立場に優劣をつけるようなことは、絶対にあってはなりません。
フェスコムでは、もし「おや?」と感じる言葉遣いがあれば、お互いに気持ちよく指摘し合える環境づくりを大切にしています。ただ単に厳しいルールで縛るのではなく、全員がプロフェッショナルとして相手に敬意を払い、気持ちよく働くための「思いやり」の表れです。
言葉の表現や言葉遣いに徹底的にこだわり、相手への敬意を忘れない。 そんなフェスコムのスタンスに共感していただける方と、ぜひ一緒に働きたいと思っています。少しでも興味を持っていただけたら、まずはカジュアルにお話ししてみませんか?