転勤、妊娠、ブランク10年。諦めかけたキャリアを「在宅ワーク×採用視点」で再定義した私の挑戦
■「転勤」という抗えない波に翻弄された10数年
私のキャリアは、常に「夫の転勤」という自分ではコントロールできない要因に左右されてきました。
第一子を妊娠し、産休を目前に控えた妊娠8ヶ月。ようやく積み上げてきた正社員としてのキャリアが、転勤によって断たれた時のあの絶望感は、今でも忘れられません。そこから3人の子供を育てながら、気づけば10年もの月日が流れていました。
周りのママ友たちが次々と社会復帰していく中で感じた、得体の知れない焦り。「私のライフプラン、このままでいいの?」——。それまで将来について真剣に考えてこなかった自分に、初めて向き合った瞬間でした。
■ 40歳からのリスタート。「知識」が私に自信をくれた
「自分にできることから始めよう」と、認定心理士と教員免許を活かして飛び込んだのが、サポステ(地域若者サポートステーション)での相談支援員でした。
そこで出会ったのは、生活保護寸前の方や、数十年引きこもっている方など、社会の隙間で苦しむ切実な悩みを持つ人々。彼らの人生に深く介入するうち、「寄り添う心だけでは足りない。現実を動かす武器が必要だ」と痛感しました。
そこから40歳にして、FP2級と国家資格キャリアコンサルタントを取得。
お金(生活)とキャリア(働き方)の両面から地に足の着いた提案ができるようになり、相談者の表情が変わる瞬間を何度も目の当たりにしました。それと同時に、私自身も「プロとして生きていく」自信を少しずつ取り戻していったのです。
■ 再びの転勤、そして「場所を選ばない働き方」への決断
順調だった支援員の仕事も、再びの転勤で幕を閉じました。
「また積み上げたものがゼロになるのか」——。その悔しさが、長年の憧れだった在宅ワークへの挑戦を後押ししました。
「40代で、未経験から在宅ワークなんて無理だろうか」
そんな不安もありましたが、今までの経験を「企業が求める形」に翻訳し直し、現在は完全在宅での採用代行業務にフルタイムで従事しています。
場所や時間に縛られず、これまでの専門性を最大限に活かせる。この働き方に辿り着いた時、かつての私が喉から手が出るほど欲しかった「希望」はこれだったのだと確信しました。
■ 私にしかできない発信を、すべての母親たちへ
転勤族の妻として、3児の母として。そして、支援者(FP・キャリコン)の視点と、「採用の裏側」を知る採用担当としての視点。このすべてを持っていることが、私の唯一無二の強みです。
「在宅で働きたい」と願うお母さんたちはたくさんいます。しかし、それを実現するためには、想いだけでなく**「企業から選ばれるための戦略」**が必要です。
• 支援者の視点: ブランクの不安に寄り添い、本人が気づかない「小さな成功」を言語化する。
• FPの視点: ライフプランに基づいた、持続可能な稼ぎ方を提案する。
• 採用担当の視点: 企業が「この人に任せたい」と思うロジカルなアピール方法を伝授する。
「女性のキャリアは思うようにいかない」と諦めるのではなく、市場価値を理解し、戦略的に自分らしい働き方を掴み取っていく。
かつての私と同じように、ライフイベントの波に翻弄されながらも「何者かでありたい」と願う方々へ。
「共感」で心を動かし、「採用の視点」で明日を変える。
そんな私にしかできない発信を通じて、多様なキャリアが当たり前に選ばれる社会を、言葉の力で支援していきます。