「私」を表す3つの言葉
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「企業が伝えたいことだけでなく、候補者が知りたいことを伝える」
採用広報として働く中で、一番難しいと感じているのは、企業が伝えたいことをひたすら発信しても、候補者には必ずしも伝わらないということです。
その考えを強くしたきっかけが、インターンシップで実施した「価値観ワーク」でした。
学生によって大切にする価値観はさまざまで、「仕事」や「キャリア」を重視する人もいれば、「自分らしさ」や「プライベート」「家族との時間」を大切にしたいという人もいました。同じ学生でも価値観が大きく異なることを目の当たりにし、「誰に向けて、何を伝えるか」を考えることの重要性を実感しました。
だからこそ私は、「会社が伝えたいこと」ではなく、「候補者が本当に知りたいことは何だろう」と考えながらコンテンツを企画しています。現在は未経験エンジニアを採用することが多いため、とにかく「わかりやすく」「想像できるような」発信を心がけています。
会社の空気や価値観、志向性までを届けることで、入社後のミスマッチを減らし「この会社だから選びたい」と思っていただけるような採用広報を目指しています。
「新しい経験」は、自分の視野を広げてくれる。
現在はIT企業で採用広報を担当しています。前職は飲食業界料理人として働いていたため、PCを使うことや椅子に座って働くことさえ初めてでした。
初めてのオフィスワーク、リモート勤務、そして未経験のIT業界と、最初は分からないことばかりでした。それでも「まずはやってみよう」「やればできる」という気持ちで、一つひとつ新しいことに挑戦してきました。
面接などに書記として同席する中で、「いろんな学生さんから似たような質問」を聞かれることに気付きました。そこで「採用にショート動画を取り入れてみませんか」と自ら提案。「採用候補者からよくいただく質問をもとにしたFAQ動画」のショート動画コンテンツの制作・運用を進めています。
写真を使用できない制約がある中でも、デザインだけで分かりやすく伝える構成を工夫し、候補者が短時間で必要な情報を得られるよう意識しています。公開後は、従来の長尺動画よりも高い視聴ペースで再生されており、新しい情報発信の形として社内でも運用が進んでいます。
一方で、挑戦を重ねるほど「自分に足りない知識」や「スキル」も実感するようになりました。だからこそ、コンテンツ制作だけで満足せず、採用全体の流れや課題にも目を向けるようにしています。採用率や歩留まり、応募経路などについて先輩に積極的に教えていただきながら現状を理解し、「もっと良くするために自分にできることは何か」を考え、日々試行錯誤しています。
これからも、さまざまな業界・企業の採用課題に向き合いながら、採用広報だけでなく採用ブランディングや採用マーケティングの視点も身につけながら、より本質的な採用支援ができる人材を目指したいと考えています。
「正解を探すより、相手を知る。」
現在は二人の子どもを育てながら、採用広報として働いています。
子育てを通して一番学んだことは、「完璧な正解はない」ということです。
第一子はなかなか寝てくれず、ご飯も思うように食べない子でした。もともと完璧主義だった私は「子どもは早く寝た方がいい」「栄養バランスの良い食事を食べさせなければ」と、育児書や周りの情報を見ては、思い通りにしくれない息子にイライラしてしまうこともありました…。
しかし、第二子は驚くほどよく寝て、よく食べる子でした。同じように育てていても、こんなにも違う。その経験から、「うまくいかないのは自分のせいではなく、一人ひとりに違った個性や価値観があるからなんだ」と考えられるようになりました。
それ以来、「完璧な正解を求める」のではなく、「相手に合わせて考える」ことを大切にしています。
この考え方は、採用広報の仕事にもつながっています。
候補者一人ひとりが大切にしている価値観は違います。仕事にやりがいを求める人もいれば、働き方や家族との時間を重視する人もいます。だからこそ、「企業が伝えたいこと」だけではなく、「候補者が本当に知りたいことは何か」を考えながら情報を発信することを心掛けています。
子育てと仕事の両立は簡単ではありませんが、限られた時間だからこそ優先順位を考え、学び続ける姿勢を大切にしています。これからも仕事も家庭もどちらかを諦めるのではなく、両方を大切にしながら、採用ブランディングの分野で成長していきたいと考えています。