最近、人に何かを伝える立場になってきて、改めて感じたことがあります。
それが、
「一回伝えたからって、相手に伝わったとは限らない。」
ということです。
以前の自分は、何か教えてもらった時に、
「前にも聞いたことあるな」
と思うことがありました。
同じ研修を受けたり、似たような話を何度も聞いたり。
でも今振り返ると、
最初に聞いた時と、実際に経験した後に聞いた時では、同じ言葉でも全然受け取り方が違いました。
最初から、チャンスだと思えていたわけじゃなかった
自分が今いる環境には、仕事だけでなく、考え方やビジネスについて学べる研修があります。
ただ、自分も最初から
「これはすごいチャンスだ」
と理解できていたわけではありません。
何度も話を聞いて、
実際に仕事をして、
自分なりに失敗したり悩んだりして。
そのあとにもう一度同じ話を聞いた時、
「あ、この話ってこういうことだったんだ」
と初めて腹落ちすることがありました。
一回目はただの“情報”だったものが、
経験した後には“自分に必要な話”に変わる。
それを何度も経験してきました。
「伝えた」と「伝わった」は違う
これって仕事でも同じだと思います。
自分が説明したから、相手も理解している。
一度教えたから、もうできる。
そう考えてしまうのは簡単です。
でも、人によって経験も違えば、今抱えている悩みも違います。
同じ言葉でも、
その人がどんなタイミングで聞くかによって、響き方は変わる。
だから大切なのは、
「前にも言ったよね」
で終わることではなく、
「今、この人にはどう伝えたら届くんだろう?」
と考えることなのかもしれません。
今度は、自分が伝える側になる
これから自分にも、後輩やチームのメンバーに何かを伝える機会が増えていくと思います。
その時に、
「一回説明したから分かってるはず」
とは思わないようにしたい。
何度でも伝える。
ただ同じ言葉を繰り返すのではなく、
その人の経験や今の状態に合わせて、伝え方を変えてみる。
自分自身が、そうやって何度も伝えてもらったことで少しずつ理解できたからこそ、今度は自分がそれを返していきたいと思います。
一回伝えることより、伝わるまで向き合うこと。
人を育てるって、そういうことなのかもしれません。