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成果をだすための仕事の頼み方と頼まれ方

仕事をすすめるとき、チームで働くことが大切です。チームで働くにあたっては、常に誰かに何かタスクを頼むことがあると思います。そういうとき、これやっといて!と軽く投げてみたら、あんまりいい感じで戻ってこないとき、ありませんか?もしくは、言われたとおりしたのに、なんかいまいち感謝されないなというとき、ありませんか?

これは、頼む側でも頼まれる側でも、ちょっとした工夫をするだけで、もっとよくできる「依頼のしかたとされかた」があると思い、それについて書いてみたいと思いました。

基本は5W1Hという先人の遺した素晴らしいフレームワークにもとづいて整理しています。

WHY なぜほしいかを共有する

まずはWHYから共有しましょう。目的がなければ、目指すべきゴールが分かりません。正しいゴールが分からないと、正しいアウトプットも分かりません。

「こういうものを作ってほしい」という依頼をされたとします。大きなプロジェクトでない限り、日常的な指示は“こういうもの”という非常に曖昧な指示に、どうしてもなります。細部の設計図がないのが普通です。そんな中で細部をどういうものにすべきなのかは、このWHYが指針になります。

WHO 誰向けのものかを共有する

目的に照らして明確になっていればよいのですが、しばしば誰が見るものかという点が抜けがちです。社長が見るもの?社内で回覧される?チーム内?上司のメモ?

見る人が違えば、前提知識も違います。見る人に合わせた情報の粒度で、アウトプットを調整しましょう。そのために、誰向けなのかを共有しましょう。

WHAT どういったものが欲しいか

どういったアウトプットが求められるのでしょうか。エクセル、パワポ、ワード、、何であっても最後のイメージは詰めておきましょう。

エクセルなら、縦軸にABCが並んで、横軸に年月が並ぶとか、ワードであれば、現プロセスと改善後プロセスの比較表があって、その各プロセスにProsConsがそれぞれ並ぶとか。

HOW どのようにアプローチしてほしいか知る

アプローチについては先に確認しておくとよいでしょう。悪気なく遠回りしてしまう可能性があります。事前に、こういう仮説があるとか、こういうサイト見るといいよとか、近道は早めに共有するに越したことがありません。

WHEN いつまでに欲しいかを握る

ちゃんとタイムスパンは確認しましょう。

ある会議で提出することが決まっているなら絶対にそこは譲れないでしょう。それまでに例えば上司のチェック時間、一度戻しての修正工数まで見込むならば、いつに上司までに提出すべきなのか。目的と連動するかたちで、いつまでにほしいのかしっかり認識を合わせましょう。

また、どれくらいで終わると見込まれるか、上司の読みと実行者の読みとがズレていると最悪です。「まだ終わらないのか」「そんな早くできるわけ無いだろ」あとからそんな揉め事は損失でしかありません。

WHERE 影響の範囲を知る

その仕事がどういう場を通して広まるのか、その範囲を共有しましょう。書くべきこと、書くべきもの、それぞれが影響されます。

僕らも、あとで外部にでる可能性がある資料であれば、Webマーケ用語であるCVやコンバージョンという表記を使わず、商品購入、資料請求やお問い合わせなど、言葉のチョイスを変えています。

ミスコミュニケーションをなくすことが効率化につながる

いろいろ最初から聞いたり報告したりするのが面倒だと感じるかもしれません。けれど、それがとても大切です。僕の大好きな「イシューからはじめよ」に書かれている、脱「犬の道」です。無駄な作業を極力やらないことです。それが最も仕事を効率化することにつながります。そして、この仕事の頼み方・頼まれ方はまさにイシュー(Why=目的)からはじめることだと思います。

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極端な言い方になれば、僕がA.T.カーニーで働いていた時、ジュニアだったときにマネージャーに言われて、あぁそうだなと思ったことに通じます。

生産性向上で顧客の成功をドライブする社会課題へアプローチしたい

テクノロジーを活用し、ビジネスを支える相棒になる。世の中を効率化して、生産性を上昇させる。それが顧客の売上や工数削減による利益の増大につながる。そして僕たちはその果実の一部を受け取る。

僕が今働いているWACULは、そんなプロダクトを世界に一緒に出す会社です。もし、ご興味あれば、軽い気持ちでいいので話を聞きに来てください。

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