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想像できない未来は絶対にこない。だから勝手に想像してみることにした。

Photo by HANVIN CHEONG on Unsplash

2024年12月25日の昼下がり、僕たちは輝きを放つニューヨークのタイムズスクエアに立っている。ブロードウェイは恋人たちの笑顔と歓声で溢れ、年末の忙しさを忘れさせるほどだ。時計台の針がゆっくりと13時25分を指す。まもなく、このタイムズスクエアのスクリーンから、僕たちが来年リリースする大規模プロジェクトのトレーラーが流れるはずだ。鼓動が高まる。世界に向けて狼煙を上げる時がきたのだ。

今年は、これまでの人生で最も激動の一年となった。特にフォートナイト事業が急速に成長し、リリースしたゲームマップからはミリオンヒットが3つも誕生した。そのうち一つはThe Game Awards 2024を受賞するという栄誉を成し遂げた。

また、世界が注目する日本人アーティストのミュージックビデオをUEFNで制作し、大晦日の紅白でその映像を背景に歌われることが決定している。年末は久しぶりに紅白を見ることになりそうだ。

僕たちの会社は急成長し、創業から3年で松戸市のシェアオフィスから駅ビルへ本社を移転し、東京とタイにも新たな拠点を設けた。世界に挑戦するために必要な資金も手に入れた。

今年はグローバル展開にも力をいれた。中国、タイ、シンガポール、インドネシアを訪れ、現地を代表するクリエイターとの連携を始めた。来年はついに欧米を目指す。世界最大級のクリエイターコミュニティが形成されつつある。

その世界中のクリエイターたちと共同で創り上げたゲームマップが、まもなくリリースを迎える。この作品は世界に展開するIPとしてアニメ化やグッズ制作の話が動いている。フォートナイトで始まったゲーム開発事業は、いまや総合エンターテインメント事業へと成長しようとしている。そして、その始まりとなる瞬間が迫っている。

タイムズスクエアに目を戻すと時計台の針は13時30分を過ぎた。タイムズスクエアのスクリーンが一斉に輝き始める。ブレイクビーツのBGMが空気を震わせ、僕たちのトレーラーが流れ始めた。行き交う人々の足が一斉に止まり、スクリーンに釘付けになる。一瞬でニューヨークの街の空気が変わった。その瞬間、僕たちの情熱と想いが、この街の記憶に新たな色彩を加えた。

日本発、世界を代表するエンターテインメント企業をつくる準備は整った。さあ、あとはやるだけだ。


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