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職務経歴書

■職務経歴

 1社目は男性服を扱うブランドに就職しました。チームの中で外国語の対応ができる人がいなかった為、売上をとるチャンスだと考えてそこから中国語やフランス語の勉強を開始しました。3ヶ月に1つ語学の資格を取り新人は在庫整理するのが当たり前の業界で店頭に呼び出されるようになりました。結果12月の繁忙期には同期40人中2位の売上を記録しました。翌年から店長、副店長の次の3番手のポジションにアサインがかかり異動となりました。

 男性服での接客は一通りできるようになったので次の挑戦の場として一流のブランドで自分のスキルがどこまで通用するのか試したくなりPRADAを選びました。入社1年目は銀座の旗艦店で女性服と靴カテゴリーを担当しました。PRADAでは本国イタリアからコレクションの情報が英語で書かれた添付ファイルで来ていました。最新の情報をいち早くキャッチする為に毎日電車の中で「100単語を6分かけずに解く」目標を掲げました。結果TOEIC840点を記録し語学力を活かして日本人だけでなく外国人への接客も積極的に行いました。同時に朝礼でスタッフの前で新作のトータルのコーディネートの発表をする担当にもなりました。数年に一度行われる本国のデザイナーチームが日本の本社で研修をする機会に出席するよう指名されたこともあります。

 2年目からはPRADAの主力カテゴリーであるバッグ、革小物を担当。この頃から、継続して独自に行なっていたExcelを使った購買情報の分析が実を結び始めました。銀座店と池袋店を比較し池袋店の「強み」を発見しました。後述の方法を接客の中で取り入れることで百貨店カード獲得1位を記録。リピーターが増えコンスタントに毎日売上を取れた結果スタッフ別の店舗内売上1位もとれました。

 3年目は世界の全店舗の中で毎年売上トップ10に入る新宿伊勢丹に配属となりました。忙しい店舗だったので抜本的に生産性を上げない限り今までやってきた分析や新人教育に割ける時間を確保できないと考えExcelのSpecialistの資格を勉強しました。そこでVBAの存在を知りyoutubeやドキュメントを片っ端から読み漁りボタン1、2つで生産性を飛躍的に向上させるシステムを作るようになっていきました。この頃から対面接客の限界を感じ始めると同時にプログラミングに興味が移っていくようになりました。

■得意業務

 得意なことは業務効率改善と部下の指導です。「小山田くん、PCできる?」と聞かれて自分の次の主戦場はここだなと踏みました。販売員の中にパソコンを使いこなせる人がいなかった為、自分がパソコンのスキルをあげればもっと責任のある仕事を教えてもらえるのではないかと考えMOSの資格の勉強とVBAの独学を始めました。毎日、毎週、毎月で繰り返しになっている作業をボタンを数個押すだけでできるようにプログラムを自分で作りました。周りに頼れる人はいませんでしたが、現状の課題を解決できることでもっと高品質なサービスに繋げられるという信念をもって日々取り組んでいました。開発したプログラムには具体的に下記のようなシステムがあります。まず購買記録の中から週ごとに上位の売上を記録している商品だけを抽出します。次にその抽出結果から文章を自動で作れるようにします。最後に文章をメールに添付するまで最短ツーストップでできるようにしました。半日から数日かかる仕事を1時間で終えられるようになったケースもあります。結果として販売員1人あたりの接客時間が増えたので日本のPRADA全体でも数少ない「年間を通して予算達成する店舗」に貢献することができました。

 部下の指導の時には上司から教えてもらった事を日々まとめていたので、その時のメモを使用していました。PRADAには、人によって覚えやすい方法は違うのに上司の教え方に合わないとその店舗でうまくやっていけないと判断され異動または離職に繋がってしまうという問題がありました。新人が入社した時にそのメモを見て分からない所があれば聞いてもらう方法を取り一緒にタスクの改善点を見つけていく方式にしました。あえてメモに意味不明な記号を用いて複雑でわかりづらい箇所に差し掛かった時に周りのスタッフに新人が聴きやすくする工夫をしました。他の人が教えるよりも正確に迅速に再度一緒になって反復する回数を極限まで減らして教える事ができたので、時間が空いた時は隣で新人に作業をしてもらいながら私は顧客へのアプローチや別の作業を行い生産性を上げていきました。併せて新人は店頭でひとりになる事が多く仕事へのモチベーションが保ちづらくなってしまう傾向がありました。そこで上記で作ったシステムからスタッフごとの売上とチームの中でどれだけ売上に貢献できているかデータを加工した物をメールで共有できるようにしました。その結果を上司にアピールするように提案した結果派遣のスタッフが正社員になったケースもあります。

池袋店 個人売り1位獲得

 ・店舗で個人予算が一番高く組まれる

 銀座店と池袋店の購買者情報の比較から、池袋店は30代の購買者の動きが活発な事と購買者が池袋の近くに住んでいる人が多い地域密着型である事を発見しました。後述の百貨店カードを大量に獲得する戦略で、自店舗で買ってもらう事とリピーターを増やす事を目標としました。銀座の時から分析を始めましたが、なかなか販売職に合う分析方法が書かれた書籍を見つけるのは難しかったです。ただ大学受験の経験からどんなに先が見えなくても信念を貫き通せば自ずと結果は付いてくるという経験則を頼りに少しでもやれる可能性があればチャンスだと思って取り組み続けていました。結果来店が少なくても、雨の日でもコンスタントに売上を作る事ができたので個人売り1位がとれました。

 ・ 百貨店カード獲得1位 上半期毎月1位,開拓件数51件(2位19件)

売上をExcelを使ってピボットに変換して独自に分析していました。「新日本のお金持ち研究」という本から分析対象を学び、新聞の記事からAIがビッグデータをどう解析しているのかを学びました。ビッグは無理でもスモールデータなら自分のできる範囲でやれるのではないかと考えました。具体的には年齢、職業、住所のカテゴリーからなぜ他の店舗で購入しなかったのか購買者の情報からライフスタイルに関する仮説を立てました。次に仮説から来店したお客様や時期ごとに異なる提案方法を実践していきました。結果として提案方法を常に改善することで1位をとる事ができました。


■なぜエンジニアになりたいのか

 余計なことに大事な人生を割いて自分が本当にしたいことに向き合えないのは悲しいことだ思います。でももしその困難が解決できるとしたら、解決するためにはプログラミングの力が必要不可欠だと思いました。プログラミングを通して、今までの作業効率とは比較にならない程、生産性を上げられる事を実感しました。プログラミングのスキルがあれば自分で何かを作り発信する事が可能になります。創造する事を通してより高い付加価値をお客様に提供でき、その過程を通して自分が本当にしたかったことに気づき実現させる事ができると考えました。

現場を通してサービスを直接提供する力は既に磨けたと考えています。これからは、業務改善や新しい付加価値を創造する仕組みの構築を仕事にしたいと強く思うようになりました。そういう理由から離職する事を決意し、自分の考えた事を理解してもらえる環境や自分の思った事を形にして伝えられるようになるためにエンジニアの道を選びました。 

■どのようなWebエンジニアになりたいのか

 エンジニアになることの最大のメリットは自分、他人関係なく思った事を形にして世界に向けて発信できる所だと思います。こんなのあったらいいなと思っていることを自分が実現するのを手助けしていきたいです。プログラミングの仕事は程度の差はあれど、場所を選ばすに働ける職業である事も魅力の1つです。語学を学ぶ事が好きなのと数字を比較するのが好きなので、将来的には言語と語学と分析の3つの柱を自分の強みとして活躍していきたいです。具体的には入社から1、2年間は開発を徹底的にやりたいです。以降は元々ITに興味を持つきっかけが新聞記事のAIやIoTだったのでその分野に人生を投資していきたいです。