「私が受け取っていいんですか……?」
2025年3月。全社総会でMVPとして名前が呼ばれた瞬間、笠原萌花さんは思わずそんな言葉を漏らしました。
まだ入社から2年も経たない、キャリアアドバイザーとして日々奮闘していた笠原さんにとって、その受賞は驚きと喜びが入り混じるものでした。
この記事では、笠原さんが大切にしてきた仕事への姿勢や日々の工夫、そして「誠実な営業」を貫いた先に見えた景色を、笠原さん自身の言葉で紐解いていきます。
「2024 MVP Moka Kasahara」の刻印。
たった一年で社内の誰もが認める存在に。
自分の頑張りを、そっと認めてもらえた気がした
MVP受賞の理由について聞くと、「すごい人みたいに聞こえてしまうから……」と少し照れくさそうに笑いながら、笠原萌花さんはこう話します。
「“評価された”というよりも、日々の頑張りをそっと認めてもらえたような気がしました。特別な何かをしたというよりは、日々の積み重ねだと思います。」
笠原さんがこれまで取り組んできたのは、とにかく「多くの保育士さんと丁寧に向き合うこと」
年齢も環境も異なる保育士さんたち一人ひとりの状況に耳を傾け、その声に真摯に応える。
「ご縁があってもなくても、目の前の方と誠実に関わる」ことを大切にし続けてきました。
「転職しない」と決めた人にも、信頼される存在でありたい
キャリアアドバイザーという仕事において、多くの人が目指すのは「成約」というゴールです。
けれど、笠原萌花さんは少し違う視点を持っていました。
「一度は転職を見送った保育士さんから、数ヶ月後に『また相談できますか?』と連絡をいただくことがあって。その瞬間に、この対応は間違っていなかったのかなと、少し自信を持てました。」
無理にクロージングをせず、保育士さん自身が納得できるタイミングでの意思決定を尊重する。
それが結果的に「信頼」につながり、改めて相談をもらえる関係を築いていく。
成約に至らなくても、その人の人生にとって大切な時間を共有している。
そんな誠実なスタンスが、笠原さんの支えであり、強みでもあります。
話すより、聞く時間の方がずっと長い。
笠原さんの存在が心強いと言われる理由がそこにあります。
楽しくなかったら、きっと続かなかったと思う
真面目な笠原さんのもう一つの信条は、「楽しむことを忘れない」こと。
「数字に追われすぎると、気持ちが荒れてしまったり、余裕がなくなってしまうこともあります。だからこそ、“今日もこの人のために頑張れた”と自分自身に声をかけてあげるようにしています。」
営業としての目標達成はもちろん大切。
でも、数字だけを追いかけるのではなく、その過程の中にある頑張れた自分も大切にする。
そうやって、1日1日を丁寧に積み重ねてきたからこそ、折れずに走り続けることができたのかもしれません。
壁にぶつかったら、泣いて、頼って、前に進む
もちろん順風満帆な日々ばかりではありません。
苦しい時は、素直に気持ちを吐き出す。信頼できる上司に相談する。
そんな「誰かを頼る勇気」も、笠原萌花さんの大きな強さです。
「よく泣いていました。でも、いつも上司の方々が真剣に話を聞いてくださって、『一緒に考えよう』と向き合ってくれました。あの時間があったから、今があると思います。」
一人で抱え込まずに、言葉にすること。
人に頼ることを恐れずに、自分の気持ちに正直であること。
それが、笠原さんが前を向き続けるための回復のルーティンです。
「やっぱり、人が好きなんだと思います」
笑顔でそう語る笠原萌花さん。候補者や園の話になると、自然と表情がやわらかくなる。
少しずつ、自分の中に芽生えてきた「視点の変化」
最近では、後輩の案件をサポートする場面も増えてきました。
かつての自分と同じように悩む後輩の姿を見て、笠原さんの中にも少しずつ変化が生まれています。
「この人が成果を出すには何を伝えてあげたらいいかな?って考えることが増えてきました。以前は自分のことで精一杯でしたが、最近は周囲にも目を向けられるようになってきたのかもしれません。」
「営業っぽくないのに、圧倒的な成果を出せる人」
そんなロールモデル像に近づくために。
笠原さんはこれからも、自分なりのやり方で一歩ずつ進んでいかれるのだと思います。
「創業からいる皆さん」への、ささやかな憧れ
笠原萌花さんが社内で刺激を受けた存在として挙げるのは、創業からいるメンバーたちです。
「創業からいる皆さんが、ずっと変わらず優しくて、忙しいのに自分のことのように考えてくださる人ばかりで……。私もそんな風に、誰かにとって安心できる存在になりたいと感じます。」
優しさと強さを兼ね備え、常に相手目線で考えられる人たち。
笠原さんが目指すのは、そんな「頼られる存在」です。
これからも、誠実に、楽しく、前向きに
最後に今後の目標を聞くと、笠原さんはまっすぐな眼差しでこう語ってくれました。
「もっともっと信頼していただけるキャリアアドバイザーになっていきたいです。
これからも楽しく、でも真面目に。会社に貢献できるよう頑張っていきたいです!」
誠実さを武器に、人と丁寧に向き合い続ける。
それが、笠原萌花さんという人の「営業スタイル」であり、「成長の軌跡」です。
MVPの受賞は、ゴールではありません。
これまでの積み重ねに対する“ささやかなご褒美”を胸に、笠原さんはこれからも、自分らしい道を歩んでいきます。
MVPトロフィーを手に。
2025年3月、全社の前で表彰された瞬間は、一生忘れないだろうと語る笠原さん。