今回インタビューに応じてくれたのは、エンジニアの伊藤詩音さんです。
秋田出身で、就職を機に新潟へ。当時は旅行会社と人材派遣会社で営業として勤務していました。業界は異なりながらも、いずれも「人の期待に応える」最前線で経験を積んできました。
顧客の要望を汲み取り限られた条件の中で最適解を導き出す力は、営業時代に磨かれた強み。その土台を携えて未経験からエンジニアへ挑戦するため、上京を決意。
左:伊藤さん 右:水越さん
転居をしてまで入社したいと思った理由
将来の選択肢やキャリアの展望を考えたとき、
東京で経験を積むことが、今の自分にとって最も可能性が広がる選択だと感じました。
もちろん、新しい環境に馴染めるかという不安はありましたが、
「自分のやりたいことに近づける環境があるなら、挑戦したい」
という気持ちの方が強かったです。
加えて、前職の旅行業は「お客様の体験をデザインする」という意味で、とてもクリエイティブな仕事でした。限られた条件の中で最適解を組み立てていく感覚は、“ものづくり”に近かったと思います。
もともと何かをつくることが好きでITにも興味はありましたが、学生の頃は開発に携わる自分を想像できず、挑戦する勇気がありませんでした(笑)
ただ、空手と陸上競技を続けてきた経験が、働く中で支えになると気づきました。
計画性や、複数のスキルを組み合わせて成果を出す力、継続的に自己改善する姿勢——
それらは新しい技術を学び、複雑な課題に向き合う上での土台になっていました。
さらにコロナ禍で環境が大きく変わる中、アスリートのキャリア課題に向き合い、選択肢を広げる活動にも取り組みました。そのマルチワークの経験を通じて視野が広がり、「もっと活躍できる場所があるのでは?」と考えるように。
1年考えても気持ちは変わらず「リスタートするなら今しかない」、
技術を身につければ、アスリートや社会に新しい価値を提供できるかもしれない。
自分が誰かのロールモデルになれるかもしれない。
そう思い、エンジニアとしてアーシャルデザインへの入社を決めました。
陸上競技をやっていた際の想い出の写真も沢山提供いただきました、上記抜粋^^
迷いがあった点と、その乗り越え方
唯一あったのは、
「本当にこの選択で良いのだろうか」という、漠然とした不安でした。
ただ、私自身が大切にしていたのは、
誰かに決めてもらうのではなく、自分の意思で選ぶこと。
納得できるまで情報を集め、
「自分はどうなりたいのか」「この選択はそこにつながるのか」を
一つひとつ当てはめて考えることで、決断することができました。
周囲の人にもたくさん相談しましたが、
最終的に安心できたのは、自分の価値観を言葉にできたことだったと思います。
新しいことに挑戦する以上、不安が生まれるのは自然なこと。
だからこそ、「迷うこと自体は悪いことじゃない」と受け止め、
その迷いと向き合いながら前に進みました。
入社前後でギャップはあったか
入社前から担当の方とのやり取りの中で、
人間関係のオープンさと、雰囲気の良さは感じていましたが、
実際に入社してみると、想像以上に人間関係の壁がなかったことに驚きました!
共通の話題が見つかった瞬間の距離の縮まり方が早く、
思っていた以上に馴染みやすい環境でした。
一方で、異業種からの挑戦だったため、
職種そのものよりも業界に慣れるまでは少し大変でした。
また、働きながら学習を進めていく日々は、正直楽なものではありません。
ただ、その分、
「実務と学習を同時に進める力」や
「時間の使い方を工夫する力」が自然と身についたと感じています。
周囲のサポートもあり、
一人で抱え込まずに進められたことが、乗り越えられた理由だと思います。
当社のエンジニア仲間の山崎さんと旅行に行った際のお写真を提供いただきました^^
上京準備で一番大変だったことは?
一番時間を使ったのは、住む場所を決めることです。
通勤時間、生活環境、家賃、駅からの距離、周辺施設…。
条件が多く、選択肢も多かった分、なかなか決めきれませんでした。
最終的には、通勤時間が多少長くなっても、生活環境を優先する選択をしました。
結果として、日々の暮らしが安定し、休日も過ごしやすくなったと感じています。
ギリギリまで悩みましたが、
最初にしっかり考えておいて良かったと思っています。
上京して良かったこと・大変だったこと
良かったことは、まず冬の生活がとても快適になったことです。
雪がほとんど積もらない環境は、想像以上にストレスが少なかったです。
また、イベントや交流の機会が増え、
新しい人との出会いが多くなったことで、自然と視野も広がりました。
一方で、電車通勤には慣れるまで苦労しました。
以前は車通勤だったので、あの快適さが恋しくなることもあります。
ただ今では、移動時間を情報収集や趣味の時間に充てるなど、
「自分の時間」として使う工夫ができるようになりました。
当社オフィスから徒歩7分の国立競技場で「世界陸上」を観戦したそうです!
今、転居を迷っている人に伝えたいこと
転居には不安がつきものですが、
同時に、自分の将来を見つめ直す大きなチャンスでもあると思います。
環境を変えることで、新しい出会いや、これまで見えていなかった成長の機会が生まれます。
もし迷っているなら、
「やりたいことに近づける選択かどうか」を
一つの基準にして考えてみてほしいです。
また、大切にしている習慣や趣味を
新しい環境でも続けられる方法を考えておくと、気持ちの安定にもつながります。
しっかりとした準備と計画があれば、
不安は少しずつ小さくなり、新しい生活を前向きに楽しめるはずです。
——とのことでした。
やわらかい雰囲気の中にも、芯の通った強い意志を感じた伊藤さんのお話。
同じように一歩を迷っている方の背中を、少しでも押せたら嬉しいです^^